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工事現場にて
工事現場に立つとたまに思うことがある。ここに立つ意味があるのかと。
警備員には警官みたいに交通整理の権限がない。
なので停止の誘導をしてもトラックの運ちゃんに無視されることもしばしば。
どうせ自分たちなんていてもいなくても変わらないと何人かの隊員は思うのかもしれない。
そんな無力感が隊員の勤務態度をいいかげんにする。
結果として社会的に軽く見られ、労務単価も抑えられるはめになる。
でも警備員がいることで工事車両が道路に無理に入ることが減り、交通の安全が守られる。
あと警備が丁寧だと付近住民の評判もよくなり、結果として工事に対する理解もしてもらいやすくなる。
工事現場の警備は、地域の交通安全の確保、工事しやすい環境の提供という点で社会的に十分意味があるのである。
どうしたらこのことをもっと分かっていただけるであろうか…。
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