PDSのPの大切さ

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今、師匠主催の経営塾のレポートを作成するにあたり、中小企業大学校から現在まで自分が行なってきたことを思い出している。

その中で実感した点が一つ。

自分はいままで事業承継に関してのPDSを回していたんだなあ。

もちろん、キーマンである隊長以下協力的な隊員に支えられた部分はあるものの、なぜここまで必要な時に頭にふっと適切な施策が浮かぶのが不思議な感じだった。

ご先祖様が見守ってくれているのではないか(笑)とか思ったけど、決してそうではなく、きちんと自分なりにPが出来ていたんだと思う。

それが出来たのは、中小企業大学校のゼミ論時の師匠のむちゃぶりやシゴキがあったおかげでその当時の会社の現状や問題点が頭に叩き込まれた上で作成した事業計画の存在が大きかった。

たしかに現場にろくに入ったことのない人間の計画なので具体性はかける。

でも関係者のヒアリングや書面上での厳密な検討を通してその時にしっかりとした骨格が出来上がったのだと思う。

その状態で現場に入った。

もちろん、現実は書面とは違う。

でも書面や会長や隊員他関係者の証言と照らし合わせると、Pの枠組みはそんなに間違っていない。

これは中小企業大学校東京校経営後継者コースの方針が正しいということもある。

なのでしかるべきときにしかるべき行動や思考がとれて、それが経営者として必要なスキル習得につながっていったし、いい意味で自分に足りない部分の再発見にも繋がった。

いい意味でPの修正やDの実行やSの検証が出来たといえる。

例えば警備マイスター制度。その構想自体は中企大時代のリスクマネジメントのコンサルの先生で、その位置づけを師匠のしごきの中で見出し、現場に入って現実を見ていく中で具体的な形として再度のPにしたもの。

いまはそれについてもPDSをまわしている。

その結果、無事に事業承継を済ますことが出来た。

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一つの結果を出すにはそれなりの計画を練らないといけないことを事業承継に掛かる約3年の中で学んだ。

多少の例外はあるが事業承継は気合いと行動だけで出来るほど甘いものじゃないと思う。

とするとこれから作るレポートを今後の経営者として飛躍していくためのPにしていくのがこの経営塾に来た意義になるのではないかと思っている。

こんなことをいうとまたシゴかれそうだ苦笑。

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