バリューチェーン分析を通して気付いた事

1. この前、師匠が主催する私塾で、久々にバリューチェーンを使った分析をした。

バリューチェーン分析とは事業活動を機能ごとに分類し、どの部分で付加価値が生み出されているか、競合と比較してどの部分に強み・弱みがあるのかを分析し、事業戦略の有効性や改善の方向を探ること。

この作業で思ったのは、サービスの質は指導教育だけで決まるんじゃないってこと。

例えば、自社の場合、営業したり、先方から仕事の依頼が来る。

そこで金額が折り合えば、その仕事を引き受けることになる。その額の高低で投入する警備員のレベルもある程度決まる。

次に人が足りなければ採用になるのだが、これまた処遇の善し悪しや働く場所によって入ってくる人間のレベルがある程度決まる。

その後、入ってきたり、新たな現場に入る隊員に対する指導教育が始まるのだが、その時点で上記のように考えると、ある程度、隊員のレベルが決定されているので、現場の隊長のやれることにも限界があるということが分る。

2. 今、警備業界も人手不足で、各社とも必死に人を探している。それはうちもそうだった。
でも最近、部門によっては少し状況が変わってきた。

であるならば、入口段階の営業や採用の段階でもう少し、強気の姿勢で、本物の警備に相応しい仕事や人員を選ぶことをした方がよいのではないかと思う今日この頃。

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