初めての定時総会出席での気づき
この前、社長が忙しいということで代わりに兵庫県警備協会の定時総会に出席した。
初めてということで少し緊張はしたものの、協会関係者は来賓された方々のお話を伺う中で以下のような問いかけが再確認できる良い機会であった。
つまり、人手不足、厳しい労務管理状況、それに社会保険未加入問題等により、各企業の支出が増えることはあまり問題ではなく、むしろ、商品である人のサービスの向上につながることを考えると本物の警備実現のためにはチャンスであるとすら思う。現状の兵庫県下の警備員の平均月収は全業種平均と比べて10万円以上低いということだし。ただそのためには見合う警備料金が取引先から十分にいただくことが条件となる。それをどうするか?みたいな。
普通に考えて取引先が望むサービスを提供するということになる。それは何か
それが安さというのであれば、従業員の人件費や教育費、福利厚生費を切り詰めるということになるが、それでは人は来ないし、法律にも引っかかってしまう。
じゃあいいサービスをしてお客様からそれなりのお金をいただくしかないが…。
現状において確かに以前と比べると少しは警備料金は上がってきてはいるものの、依然値上げに応じていただけないお得意先が多い。労務単価のアップが必ずしも警備料金に反映されていない形となっている。
その原因はさまざまではあるが、つまるところ、お客様の求めているものを自社が提供していないということだろう。
それがもしサービスの質の問題ならば、教育や待遇の改善でなんとかなるかもしれない。
でもそれがもしあくまで安さということならば、いくら自社が教育や待遇改善で質を上げても時間とお金の無駄ということになる。そういった取引先とは付き合い方を考えていくべきなのかもしれない。
それか、警備を一定価格以上で雇う制度を国の方で作っていただけるならばありがたいのだが…。
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