金剛山での一考

金剛山を登った。

標高1125m,累積標高差664mの山で日本二百名山、関西百名山にも指定されている大阪最高峰の山。

今回は定番のルートである千早本道を歩いた。
平均的な総歩行時間は3時間半くらいらしいが、千早神社に立ち寄ってもだいたい1時間40分くらいしかかからなかった。

頂上の景色をみながらの助六寿司はなんともいえずうまかった。

その千早神社は鎌倉幕府崩壊のきっかけになった千早城の戦いの舞台となった千早城跡の一角に作られ、その戦いの主役だった楠木正成が祀られているとのこと。

そうゆう意味でも金剛山はその楠木正成ゆかりの山であり修験道の中心地でもある。

夏草や兵どもが夢の跡じゃないが、この前の奥吉野と合わせてみると後醍醐天皇率いる南朝方の悲哀が聞こえてきそうで何とも言えない気持ちになった。

平家の落人で有名な剣山といい、山にはこういった歴史の敗者たちを受け入れる優しさがあるのだろうなあ。

そういう意味では民間警備もいろんなワケありの人々を受け入れてきた経緯もある。

その中で、今以上に日本の安全・安心に貢献できる楠木正成のような優秀な人材が育ってくれればと思いながらの登山であった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?