バッタもんにならないために

今は個性の時代。昔でいう3高と呼ばれるハイスペックな人間のもっともらしい意見より、オリジナリティある意見を言える人間の方が重んじられる時代。

そういう時代の流れを意識してかメディアやネットの意見の逆張りをする芸人がいる。

俗に言う炎上商法と言うやつだ。

おそらく印象が残らないくらいなら、嫌われてもいいからネットユーザーの印象に刻み込みたい。
そんなとこだろうと思う。

でも、それはオリジナリティの意味を履き違えた“バッタもん”だと言わざるを得ない。

名を有すると書いて有名と呼ぶ。

その名は例えば経営手腕だったり、音楽やアート的なセンスだったり、運動能力と言った卓越した才能や能力を表すものだったりする。
それが有るから有名が有名たり得る。
それ自体が一種のブランドだ。


きっとルイヴィトンやプラダやティファニーみたいなブランドの根底には、デザイン性というよりは機能性や長持ちするしっかりとした作りに対するお客様の信頼があるんだと思う。


ということは、その実態が無ければ、バッタもんということだろう。

同じように意見が個性的だと言われる背景にはその人なりの個性的な価値観や思想やライフスタイルがあるから。


言わば自分が思うことを正直に発信し続ける様を他人が見て、あの人って面白いよね、って言うのが正しい姿のような気がする。


そういう意味ではホリエモンなんかは賛否はあれど個性的なんだと思う(若干意図的に炎上させている嫌いはあるが)。


でも大半の逆張りありきの自称知識人や芸人の炎上は個性でもなんでもなく、ただのバッタ。


読むだけ時間の無駄だと思う。


経営していく中で自社をアピールする際、嫌われることを恐れる必要はないが、へんに計算してバッタにならないようにはしたいと思う。

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