岩倉具視からブランディングを学ぶ

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錦の御旗。幕末の戊辰戦争で新政府軍が旧幕府軍を破る切り札となったものだと言われる。
この錦の御旗は岩倉具視が大久保利通と品川弥二郎に作らせたよる偽物だったのではないか、と言われている。

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この話を司馬遼太郎著「竜馬がゆく」で読んだ時、岩倉具視はかなり優秀なマーケッターなんだと思った。

本来、天皇が夷狄を撃つために征夷大将軍に授ける錦の御旗は日本人にとっての権威のシンボル。

このシンボルを巧みに利用して自分が属する軍のイメージをあげて莫大な利益を手に入れる。
これってブランディングに通じる発想だと思う。

でもそれを有効づけるために、それなりの実質がなければならないと思う。

新政府軍だって薩摩・長州と言った雄藩が背後にいたわけだし、何よりも列強の外圧、江戸幕府の機能不全による日本人の潜在需要に応える存在だったことが大きい。

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自社も今、少しづつブランディングを行なっている。
それはそれで今後もどんどんやるべきだが、それが機能するにはそれを裏付ける質の向上が大切だという視点を忘れてはいけないと思う。

自社ににとって何よりも大切なのはお客様の安全・安心を規律ある対応力によって提供することなのだから。

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