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「変な」日の一考

中小企業大学校東京校OB合同研修会出席するため先週木曜から昨日まで上京した。

土日も在京したのは東京在住の友人達に会うためだったが昨日どうしても会いたい友人が仕事で会えないとのことなので久々にお上りさんモードになり(笑)、東京見物に勤しんだ。

学生時代によく行った宇田川町のレストランやレコード店等歩き廻ったがその中で注目したもののなんだかなあと思ったのが今月2月渋谷にオープンした「変なカフェ」。

ロボットによるカフェということで楽しみにしたものの、とにかく待ち時間が長い。
それに別にあのロボットなくてもできそうな感じが…。
とはいえ、それなりに美味しいコーヒーが320円で飲める良さがあった。

飲食業に関係ないど素人なりにこの事業のビジネスモデルを考えてみた。

まずロボットを前面に出すことで話題性を発信してお客様を集める。
ロボットがコーヒーを作るので店員の数を減らすことでき人件費を低く抑えることができ、ランニングコストを場所代の高さを考慮に入れてもある程度抑えることが出来る。
その結果、リーズナブルな価格設定にすることが出来、お客様にコスパ面でお得感を与え、リピーターになってもらうことが出来る。固定費の初期投資のロボット代を回収した後は高い利益率を確保出来る。
この形は昨日泊まった「変なホテル」銀座店についても言えるだろう。

要はAI、lotという今の流れを踏まえた上でロボットを前面に出し、人件費を抑え、その浮いた分で価格を下げ、サービスレベルを高めリーズお客様に満足感を与えるということなんだろう。

変なホテルも受付はロボット姉ちゃんでパネル式でチェックインする形だ。
ロボット姉ちゃんを管理し、出来ない補助業務を行う従業員が若干いるだけ。日曜とはいえ、銀座なのに一泊7200円という価格。
その他にもスーツの匂いを消すマシーンがあったり、内装も小洒落た感じでベッドの寝心地もそんなに悪くない。
しかもチェックアウト手続きもパネルに接続されている機器にカードを入れれば終わるのでフロントの方に気を使う必要もない…。
この国でも無人コンビニの時代が間近なだけにそのへんの流れともリンクしている…。

ここで問われるのは今のテクノロジーを駆使し、工夫を重ねれば人なんていなくても満足度の高いサービスが出来る。人なんて商売に邪魔じゃないの?ということだろう。人のコストもかかる時代になってしまったし…。

じゃあ人に出来ることは?

これについて一緒に飲んだ友人達の話を列挙すれば、相談相手になる、カウンセリングする。教室といった仕組みを作って向学心を刺激しながら商品を知ってもらい、買って貰う。商品とその作り手の物語をセットにしてお客様に買ってもらうといったことといった商品開発なりサービスのプロセスや内容そのものに人間らしい要素を入れ込む等。

それでは警備としてそれらの意見をどう考えるのか?

これについて中小企業大学校東京校の意見交換会で生活の木の重永忠CEOが自分にAIには警備のような正義みたいな価値判断がないからそのへんを考えてみては?という意見を下さったことを思い出した。

つまり、正義感に燃える警備員なり警備会社がお客様のために質を上げていくために奮闘するプロジェクトXみたいな物語を正義感溢れる警備サービス自体とパッケージで売っていく流れがよいのではないか。
そしてこのシズル感は本格派を目指す本物の警備である八鹿警備の価値観ともマッチする。

もちろん弊社はセコムの協力会社なのでAI的な機器を使った人的警備も頼まれることになるかもしれない。

人とAI、これをどう組み合わせ、新たなサービスを作っていくのか。やはり具体的にアイデアが何も浮かばん。

今後の検討課題と言える。

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