致知学習を終えて②

今回の題材は前回と比べ対談者の性質もあるのか、いろんな解釈が可能なものだった。

それだけに隊長や隊長代理の考え方やアプローチが見えやすく、致知購読を通じた隊長や隊長代理の考えを交わす回だったと思う。

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何かを行動する時、片岡鶴太郎氏のように直観に基づいて行う場合もあるが、通常は朝倉千恵子氏のように常日頃から自分の中で心掛けていることや基準みたいなものがあると思う。

そんな彼女の心掛けや考え方を現場責任者の立場から自分ごととして考え、クレド(行動指針)に繋げているとある隊長の考えに共感した。

やはり、いざという時、現場で迷いなく行動するには、自分達が何を大切にするのかと言った基準がなければならないと思う。

それを会社の企業理念という枠を意識しながら必死で自分達で作ることが、結果的に会社の企業理念を本当の意味で考えることにつながるように思う。

理念の浸透の真の意味はそこにあると思う。

そう考えた時、今回に限らず、各部門のみなさんには定期的にクレドを考えていただくことが大切だと、今回、致知学習をする中で感じた。

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また、そもそも警備員と今回の対談者の2人は職務の性質上、スタンスが違うので、考え方の発想が違うが、過去に自分が従事していた企画仕事に通じるものがあって興味深かったという意見もあった。

こういった意見もありだと思う。
立場の違う人達の意見を聞くことで、逆説的に自分達の仕事を考えるきっかけになるし、それが職場のちょっとしたアイデアや改善につながることもある。

いつも現場や一つの部門に縛られていると、どうしても発想が狭くなる。
それをこういった機会を与えることで、自分自身を客観視してもらうことは管理者教育としても有効だと思う。

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あと、この学習の目的の一つである管理者教育の観点から、その対象者が前回と比べ、感想の質が少しだが上がっていることも良かった。

前回は自分の熱い思いばかりの感想になり、記事に基づかないきらいはあった。
でも今回は少しだが、記事の対談者の発言に基づいて、自分なりの意見を発表できていることが良かったと思う。

彼は片岡氏の壁に打ち当たっても逃げないという部分に感銘を受けていたようだが、まさに今の彼の姿勢がそうであると思う。

次回は対談記事ではなく、二宮尊徳に関する評論記事。

一つの形式でなくいろんなパターンの文章に接してもらうことが発想の応用を鍛えると思う。

次回の隊長・隊長代理の方々の意見を楽しみにしている。

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