警備の担い手…

今日、午後3時より神戸ポートピアホテルにて兵庫県警備業協会の総会が執り行われ参加した。

今回も昨年と同様警備料金の値上げ状況に若干の改善が見られたものの、人手不足が大きな問題とされていた。
兵庫県下の警備業への有効求人倍率は10数倍かそれ以上という。つまり求職者1人を巡って10数社が奪い合う有り得ない状況というわけだ。

ウチは幸いなことに一部で実施している固定給が効いているのか、施設警備については定期的に志願者が来ている。
ただ2号の交通誘導等のスポットの仕事については…。
もうこれは待遇だけでどうこうできる次元を超えていると思う。

あと総会の会場を見て思ったのは高齢者が多い。
ここに参加するのは主に兵庫県下の警備会社の経営層。その中の多くは経営者だろう。

国の保安が財政面で不安視される中、それを補う役割が期待されている民間警備。その担い手である経営者の多くが高齢者。

今、全産業的に事業承継が上手く進んでなく、警備業もその例外ではないだけにこの状況はマズイと思う。

次世代の警備を指揮する担い手が不足しているようでは国や地域の治安は危ういといえよう。

M &Aをするなどして業界の統廃合が進まないと数年後に廃業する会社が続出するものといえる、というか今すでにその流れになっていっている可能性が高いと思う。

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