従業員意識調査(モラルサーベイ)の意義

1. 昨日まで従業員意識調査の集計をしていて大体終えた。今日からはそれを元に分析に入る。出来れば今週中には終えたいなあ。

従業員意識調査(モラルサーベイ)とは、社員が組織や同僚に対して抱えている思いを洗い出し、社内改善へとつなげていく際に活用する手法のことをいう。

中小企業大学校経営後継者コースの課題で実施して以来、今回で6回目となる。

初めての時は正直キツいものがあった。でも回を重ねるごとになぜか楽しみになり、今回まで続く運びとなった。

2.(1) もちろん、処遇面も含め、調査内容に含まれているので、経営者としては見るのがつらい。

でもそれが元で、施設警備員に対する月給制の導入や現場に即した業務別教育、警備マイスター制度が生まれ、事業構造の見直しが行われた。

やはり、いくらいいことを思いついても、隊員の考えや思いを知らないことには、実効性が乏しくなる。

なので、この調査の分析資料は社長である自分が1枚1枚調査用紙に目を通した上で、作成するようにしている。

また、この調査用紙の最後には備考欄を設けていて、隊員は自らの意見を述べられるようになっている。

その内容は「社長のブログ読むの楽しみにしてます」、「この先もこの会社にずっと勤めたいです」といった嘘でもうれしい(笑)コメントがある一方で、その反対のコメントもあり、様々だ。

こういった言いたい事をいってもらうことは、カタルシス効果など従業員満足度の向上にもつながると思う。

特に普段、隊員に失敗を受け止めるべきと言う自分はこのときぐらいは経営者として隊員の声を受け止めなきゃいけないと思う。

(2) そしてこの分析資料をもとに、隊長会議で、自分が自ら分析内容を発表して隊長方の現場での実感を対比させながら、情報を共有するようにしている。

それによって、分析を生きたものにする工夫を心掛けている。

3. 近年、人手不足が深刻化している。そのための対策として採用戦略を重視することは当然だが、それと同時に離職率を上げないことも大切な施策になると思う。

従業員意識調査を行うことは、そのための有力な手段である。

今後も続けていきたいと思う。


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