嫌われる話題ワースト3 『MBAな人々』

私たちは日頃、誰かと会話をする場面はたくさんあります。仕事の場合、相手が部下や上司、同僚、協力会社の方、お客様など、その立場は様々です。そして会話の場面も、営業や打合せ、会議、雑談、食事、飲み会などなど。

いずれの場合も2人以上の人が集い話すことですが、会話というものはお互いに「聴き」「話す」この繰り返しです。どちらか一方が話すだけでは会話ではありません。

さて、このような時に話さない方がいいポイントが3つありますのでご紹介します。
それは・・・

M=マウント
B=武勇伝
A=アドバイス

MBAといえば経営学修士という学位ですが、そうじゃなくて、話す内容として相応しくないこと。いや、しない方がいい。いや、するとたいてい嫌われることです。
目の前の人に嫌がらせをしたいとか嫌われたいと思ったら、あえてしてみてください。ついでに、モテない、ちょっと小馬鹿にされるというおまけもついてきます。

M=マウント
「マウンティング」のことです。
もともとは動物がやること。強い方が弱い方に対して馬乗りになる状態です。(レスリングではマウントポジションという同じ状態が見られます)。人間の場合は、自分の方が優位だと勝手に格付けをして自分の方が幸せだとか仕事が出来るとか立場が上であると主張、アピールすることです。これをされたら「吉田沙保里さんも顔負けですね〜」と褒めてあげましょう。

B=武勇伝
昔から武勇に優れた立派な方の伝記や、勇ましく手柄を立てたエピソードのこと。 つまり本来は立志伝中の人のことです。『立志伝中』とは、相当な苦労と努力をして成功した人、志を立て努力と精進の末最終的に成功を収めた人のことです。たかだか仕事の案件を一つ成功させたくらいの人が語ることではありません。
目の前でこれを語られたら、オリラジ並みに ♪武勇伝♬武勇伝〜 と振付けつきで歌い踊ってあげましょう。

A=アドバイス
『助言』『忠告』『勧告』『余計なお世話』などの意味があります。
相手からはっきり「アドバイスください!」と明確に言われない限りは言わない方が良いです。たいていは話を聞いてほしいだけだったり共感してほしかったりするだけなので「こうしてみたらうまくいくよ」的なアドバイスは求められていません。そしてそのまま突き進むとマウンティングに昇華します。
アドバイスされたら「そろそろ休憩しませんか?って言ってくるカーナビなみに余計なアドバイスは嫌われますよ」とアドバイスして、いっそ嫌われちゃいましょう。

私の経験から見てみると、これらをやってしまう方はあまり年齢や性別には関係なさそうです。
何か実績を残しているか全く何の実績も残していないかも、あまり関係なさそうなのです。

どうやらこれらに共通するのは『他者から認められていない』人が多いでようです。私がホステスだった頃、お客様の中で上記のMBAを得意とされる方というのは、『自分はこんなに頑張っているのに、家庭でも会社でも誰からも認められない』と感じていることが多いようです。認められているという自覚が持てないので自らやってしまい、結果疎ましがられて人は離れていきさらに認められなくなっていくという末路です。

このようなMBAな人たちへの対応はどうしたらよいのでしょうか。
静かに去るパターンか、褒め称えていい気分にしてあげるパターンか・・・。
あなた一人くらい去っても、次のMBAターゲットをすぐ見つけるので大丈夫です。無言で退場してください。
褒め称えていい気分にしてあげるパターンだとロックオンされてMBAは増長します。とことん付き合ってあげてください。
お好きな方でどうぞ。

MBAは会話の場面だけでなく、朝礼で社長がMBAトークをしたり、講演などを頼まれてMBA講演会をしてしまったりしても効果は同じです。

あと意外とあるのが、付き合っているカップルや夫婦などの間でも効果的面です。もうこの人と別れたい・・・と思ったら日頃からじわじわとMBA作戦でいってみるものもいいかもしれません。
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