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【ボドゲレビュー】しあわせハンス

評価 A

グリム童話のしあわせハンスがテーマ。
海外ではかなり有名な話らしい。
名作ボードゲーム『カルカソンヌ』のパブリッシャーは『Hans im Glück』であるが、今回は快く許可を貰えたとか。

かいつまんで説明するとわらしべ長者の逆で交換していくことにより世のしがらみから解放され真のしあわせを見つけるという話。

金塊6個を持ってスタート、6金ならともかく金塊6個って既にしあわせじゃね?とツッコミを入れてはいけない。

ゲームでやることは交換であり、手番ごとに赤と青のダイスを振って赤の出目ぶん何か1種類を払って青の出目ぶん1段階上のものが貰える。できないか、やりたくなければ金塊2個が(なぜか)貰える。
最終的にガチョウから四葉のクローバーに交換出来たら勝ち。※詳しい人ならわかると思うが砥石のくだりは全てカットされている。

じゃあゲームのキモってどこなのかという話だがダイスに仕掛けがある。赤ダイスの出目は2.3.3.4.4.5で、青ダイスの出目は1.2.2.2.3.3である。ごく一部のレアケースを除いて儲からないのだ。さらに赤の最低値が2に対して青の最低値が1なので全て1個にしてしまうと金塊からやり直しという罠もある。

と言っても慣れれば1プレイ5分かからないので大した問題ではない。
ルールブックの記載がHABAと思えないぐらいしっかりしているのも特徴的。


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