見出し画像

【マスターデュエル】フェンリルを絡めたスプライト展開(3例)

23/8/10、《クシャトリラ・フェンリル》が実装されました。パンクラ獣王アルファを彷彿とさせる後手札でありながら、先攻時も腐らないという凄まじい汎用カードです。


特に【スプライト】とは好相性で、

  • 先攻 ⇒ フェンリル+星2でスプリンドを出せば初動になる

  • 後攻 ⇒ 苦手とする着地狩りを肩代わりしてくれる

  • 後攻 ⇒ Gを投げられた場合、マネキンからSSできる

単なる汎用札では終わらない活躍を見せてくれます。


特に、初動札としてカウントできる点が偉すぎます。【スプライト】は後手が弱いギミックですから、メインギミックを抑えてでも後手札を入れなければなりません。

しかし後手札は基本的に展開ルートには絡まないため、入れすぎると手札事故の原因となります・・・。初動率を優先するのか、後攻捲りを優先するのか。【スプライト】はこのトレードオフを常に強いられてきたわけです。

そこに来てフェンリルの登場です。初動も後手捲りもこなしてくれるパワーカードを採用することで、デッキスロットにも余裕が生まれました。


たとえば初動率をギリギリまで落とせば、手札誘発を12枚積むこともできます。ここにフェンリル2枚を合わせれば14枚。90%以上の確率で、初手に後手札を握れるわけです。

※サンプル構築

金謙も初動としてカウントすると、初動率は90%を超えます。



というわけで、【スプライト】を確実に強化してくれるカードの紹介でした。・・・これだけで終わるのも寂しいので、新しい展開ルートも載せておきましょうか。基本展開として3つだけ紹介させていただきます。



〇フェンリル+星2

【スプリンド エルフ 森 キャシィ キャロット】

  1. フェンリルSS

  2. フェンリル②⇒フェンリル手札へ

  3. 星2を召喚

  4. フェンリル+星2⇒スプリンド⇒アンコウ墓地へ

  5. アンコウ墓地効果⇒ビーバー2枚SS

  6. ビーバー+ビーバー⇒ギガン

  7. ギガン効果⇒ジェットSS⇒スターター手札へ

  8. スターター⇒ブルーSS⇒キャロット手札へ

  9. キャロットSS

  10. ギガン+ジェット⇒エルフ

  11. エルフ効果⇒アンコウ蘇生

  12. ブルー+アンコウ⇒

  13. 森の効果⇒キャシィ手札へ

  14. ターンエンド⇒キャシィ効果⇒キャシィSS


〇フェンリル+ブルー

【エルフ マスカレ 森 キャシィ キャロット 墓地スプリンド】

  1. フェンリルSS

  2. フェンリル②⇒フェンリル手札へ

  3. ブルー召喚

  4. フェンリル+ブルー⇒スプリンド⇒アンコウ墓地へ

  5. アンコウ墓地効果⇒ビーバー2枚SS

  6. スプリンド+ビーバー⇒ギガン

  7. ギガン効果⇒鬼ガエルSS⇒粋カエル墓地へ

  8. ギガン+鬼ガエル⇒エルフ

  9. エルフ効果⇒ブルー蘇生⇒ジェット手札へ

  10. ジェットSS⇒スターター手札へ

  11. スターター⇒キャロットSS

  12. ビーバー+ブルー⇒森

  13. 森の効果⇒キャシィ手札へ

  14. 粋カエルの墓地効果⇒粋カエルを蘇生

  15. ジェット+粋カエル⇒マスカレ

  16. ターンエンド⇒キャシィ効果⇒キャシィSS


〇ビーバー(後攻 Gを投げられる)

  1. ビーバー召喚⇒アンコウSS(このタイミングでG)

  2. ビーバー+アンコウ⇒スプリンド⇒アンコウ墓地へ

  3. アンコウ墓地効果⇒ビーバー2枚SS

  4. スプリンド+ビーバー⇒ギガン

  5. ギガン効果⇒ジェットSS⇒スターター手札へ

  6. ビーバー+ジェット⇒マネキン

  7. マネキン①⇒相手の場にGをSS

  8. 相手の場にモンスターがSSされた⇒マネキン②⇒フェンリルSS

  9. バトルフェイズ

  10. スターター⇒ブルーSS⇒ピクシーズ手札へ

  11. ギガンで攻撃⇒ピクシーズ手札効果⇒相手モンスター分、攻撃力UP(戦闘ダメージ3200)

  12. フェンリルで攻撃⇒フェンリル③⇒相手モンスターを除外


※壁モンスターを2枚処理しながら、8000ライフを取れます。
(ギガン+マネキン+フェンリル+ブルー)-G=
(32+20+24+11)-5=82

※ピクシーズをSSして殴れば、追加で攻撃力(守備力)1399以下のモンスターも処理できます。


※Gで9ドローされますが、「マネキン②を通せば勝てる」と考えた場合、

  • ニビル⇒ギガンティックでケア(4ドロー)

  • 無限泡影⇒マネキン①でケア(6ドロー)

  • ヴェーラーorうらら⇒マネキン②でフェンリルSS(7ドロー)

  • ヴェーラーorしぐれ⇒フェンリルで壁モンスターを除外(8ドロー)

  • しぐれ⇒フェンリルで壁モンスターを除外(9ドロー)

上記タイミングまでに投げる必要があります。




こんなところでしょうか。もはや「名誉スプライト」と呼んでも良いくらいに活躍してくれる、フェンリルのお話でした。

素のパワーが高いだけに、色々と考察したくなる面白いカードですね。【電脳堺】でバロネスを出しやすくなったり、【魔術師】でビヨンドの素材にできたり・・・。地味に強化されたテーマも多そうです。

ただし今後【クシャトリラ】が強化されることを考えると、寿命は短いカードかもしれません。準制限で留まっている今のうちに、楽しんでおきましょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?