(自分用メモ)手筒花火の筒の大体の作り方と、打ち上げなど

太く真っ直ぐでしっかり乾燥した竹(おそらく孟宗竹)、およそ80cmほどを使用する。節の横に黒い跡が出ているのが特徴。
この竹に和紙を貼り付けるが、現在では丈夫な米袋を隙間なく巻き付ける。さらに畳表に使用する茣蓙(ござ)をぎっちりと巻き付ける。
これらは暴発した時に熱を外に伝えないための工夫である。暴発は、内部に残った空気に含まれる水分が膨張することで発生する。
その上から縄を巻く。これは茣蓙などを保持するためでもあるが、持ちやすくするための工夫という側面が大きい。巻き付けながらハンマーで叩いてギチギチに締め付ける。

続いて、火薬を詰める。
火薬の取り扱いと打ち上げには「煙火消費保安臨時手帳」なるライセンスの取得が現在では求められる。火薬は火花が出る要素を一切なくして作業する。
粉状の黒色火薬を筒に詰め、焼酎を入れて固めていく。これにより空気が入り込む隙間をなくすよう、よく棒で突いて固めるが、非常に大変。
これに封をして完成。

打ち上げには、50cm級の手筒花火などもあり、これを4つ付けて回転させる風車のような演目もある。
人が持つ手筒花火は、地面に寝かせた状態で着火し、これを持ち上げてフォーメーションを組む、という方法が一般的。

歴史的背景としては、徳川家康が火縄銃の火薬を花火にしたことで日本全国に広まったとされている。

引用元:テレビ東京「所さんのそこんトコロスペシャル」2023.10.06放送

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?