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伊勢神宮2011

1年ぶりに三重の実家に帰省してます。伊勢神宮に寄るのが目的。

夕暮れ時に伊勢についたので外宮さんの写真はありません。

外宮には豊受大御神(衣食住の神)の他にお多賀さん(豊受大御神の荒魂)や土宮(土木の神)、風宮(雨風の神)があります。

伊勢市駅付近に月夜見宮もあるけど暗かったので省略(月讀宮行くし)

まずは腹ごしらえ。

宇治山田 キッチンクック ドライカレー 700円

カレーをかけて食べるドライカレーなのです。高校時代の思い出の味

この日はネットカフェに泊まりました。9時間で2400円。

ほんとは前日にレンタサイクルを借りておく予定がついた時間が遅すぎて借りれず、がんばって徒歩移動するはめに。。

朝5時から内宮に向かって歩きます。

途中、倭姫宮(やまと姫)がありますが暗かったのでスルーしました。倭姫は天皇の皇女ですが伊勢神宮を作ったので祀られているんでしょうね。その近所には徴古館もあります。

しばらく歩いて五十鈴川駅を過ぎた所にひっそりと月讀宮があります。

伊勢神宮 別宮 月讀宮 こちら側(西)から入るのがおすすめ

月讀宮には国産み神話でおなじみの伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)ようするにパパ&ママとやんちゃな次男坊のツクヨミくんが祀られております。

伊邪那岐宮、伊邪那美宮 (パパ&ママ)

月讀宮 アマテラスの弟のツクヨミくん

神様は優しい心の和魂(にぎみたま)と、怒ってる時の心の荒魂がある(二重人格ならぬ二重神格?)とされており、月読の荒魂もすぐ隣に祀られています。ちなみに省略した月夜見宮もこの月讀=月夜見が祭神とされますので、神様はいろんな場所に同時に住んでいると言えるかもね。

月讀荒御魂宮 怒った時のツクヨミくん

月讀宮を出て内宮に向かっててくてく歩くと猿田彦神社があります。

猿田彦はアマテラスの孫がこの世界に来たとき(天孫降臨)の道案内をした鼻の大きなおじさんです。天狗の原型ともいわれます。手塚治虫の火の鳥にも狂言回しの役で登場するので知っている人は多いですね。

境内にはアマテラスの岩戸隠れで踊った女神アメノウズメが祀られています。

さてパワースポットもあります。せっかくなので触っておきました。

石の文字を決まった順に触るとご利益があるとかないとか。 

おみくじ100円入れて勝手に引く方式でした。吉 

ここで時間を取ってはもったいないので足早に後にして内宮に向かいます。。


写真を撮るのが目的の場合は人のいない早朝に行くのがおすすめです。

おはらい町

すし久 てこね寿司で有名


やっと宇治橋

大鳥居は正殿の古い材木を再利用して作られているそうです。古くなった木は削ると綺麗な木材に再生でき再生前よりさらに固く強くなるそうです。他の社もみな木材を再利用しているらしい。
 

御手洗場
 

御手洗場横の小道を行くと滝の神様が祀られています。地味です。ただの平たい石です。 

参道の途中右に下がった道に入り清流にかかる橋を渡るとにひっそりと風日宮があります。

外宮にも風の宮があるのでかぶってるよね。

ここでちょっと説明。

伊勢神宮は神様の総合デパートだと思ってください。それぞれの神様は担当の役割が違いますので全部を参拝する必要はないと思います。農業、土木、食物、酒、芸能、道案内、安産などいろんな社があります。 

地元の人とかは正月のお参りで「内宮さんは混むで外宮さんだけ参ってこよか」てな具合に自分の仕事の担当の神様だけ参るという手抜き参拝をよくやってます。 

風日宮から戻ると神楽殿で巫女さんがお掃除してたのでパチリ。

早朝だといろんな行事の風景が見れますね。

神楽殿の隣にあるお酒の倉の神様とお供えの倉の神様 


神様の食物や供物を保存するための倉にも神格が宿っているってことですね。隣の台所の建物では神様の朝ご飯の餅をつく音が聞こえてました。 


ただの石ですが神です。ここから先の聖域を区別し見守る神です。

当たり前ですが一応正殿もお参りします。アマテラスさんですね。

正殿は近くで写真撮影もできないし、本殿も見れないのでちょっとつまらないと思うのはバチ当たりでしょうか。 


帰り道を右に坂を行くと稲倉と宝倉があります。


御稲御倉は正殿と同じ唯一新明造りで出来ており、御簾で隠されて直接見れない正殿だけを参ってこの御倉を見ないで帰るのは非常にもったいない事だと思います。 

ふつう観光客は正殿参拝を済ませるとそのまま帰ってしまいますが、正殿だけでは不十分です。 

正殿は天照の尊の和魂(にぎみたま)ですが、正殿の裏側には荒魂(あらみたま)も祀られています。両方セットで参りましょう。

外宮のお多賀さんと月讀荒御魂にも共通する特徴ですが、荒御魂はなぜか参拝しにくい位置に隠してあるようです。たしかになるべく表に出てきて欲しくない御魂だということなのでしょうね。 

という感じで内宮についてから3時間も経ってるのに気づいてちょっと休憩。 

あと、縁結びと安産の神様もありますが、地味なので省略。

おはらい町の入り口にいつも猫がいる




次は車で移動します。

というわけで車でないと来れないところにやってきました。
 

 
伊勢神宮ではありません。

伊勢道路の磯部側の出口のダム付近の恵利原の水穴の入り口から狭い道をしばらく走ったところに駐車場があります。 

ここから先は徒歩です。 
しばらく行くと天岩戸と書かれた鳥居があります。

三男坊のスサノオが暴れたためにアマテラスが隠れてしまったあの天岩戸です。(暴れたのは次男のツクヨミという記載もあります。) 

渓流沿いの道を歩きます。赤目の滝を思い出します。

このへんで森林がめずらしい都会の女の子なら、「パワーをびしびし感じますっ!」とか言っちゃうところですが、感じません。ふつうの森です。渓流のオゾンと針葉樹の成分で空気が綺麗なのでとても気持ちが良いのです。 

登り坂なのでちょっとしんどいですが10分ほどで着きます。

これが天岩戸の水源です。実際の風穴はもう少し離れた場所にあります。

恵利原の水穴 天岩戸 ここもパワースポットだそうです。 

石灯篭や石を積んで地蔵に模したものが多く見られます。

というわけで、伊勢神宮のご紹介でした。 


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