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人気イラストレーターのアニメーション作品

ちゃんと検証しているわけではないので、単なる僕の肌感覚ですが、ここ数年イラストレーション、イラストレーターの活躍の領域はどんどん広がっているように思います。立体や服飾などはもちろん、自身の絵を動かすアニメーションに展開する方も多く目にするようになりました。アドビ製品がCCになりサブスクリプションになったことで、イラストレーターやデザイナーがイラレやフォトショップ以外にもアフターエフェクトやプレミアを自由に使えるようになったことも大きいのかもしれません。

自分の制作資料として、また備忘録として気になっているイラストレーターの方のアニメーション作品をまとめておきます。自分の絵も動かしてみたいというイラストレーターの方も多いと思いますので、参考にしてもらえれば嬉しいです。

北村みなみ

北村さんは最近では装丁などでも活躍しているので目にしたことのある方も多いと思います。ポップな線と色使いでコミックタッチの可愛いイラストが魅力です。元々はアニメーション制作をされていた方なのでアニメーションがお上手なのは当たり前ですが、お一人で全てを手がけられるので、アニメーションを手がけるイラストレーターとしては理想的な働き方をされているように思えます。brinqのbaby babyのミュージックビデオではグラフィックデザイナーのnipponia山田和寛による手書きタイポも素晴らしく、躍動感のある動きが気持ちよいリリックビデオとなっています。

北村みなみさんからもう一点。こちらはmarumanのスケッチブック60周年記念で制作されたアニメーション作品。モダンかつユニークなドローイングアニメーションです。

ZUCK

広告、雑誌、CDジャケットなどで活躍するZUCKさんはシャムキャッツやエンジョイ・ミュージック・クラブのミュージックビデオを、サヌキナオヤさんとのユニットWHOPPERSで手がけられています。動きがとにかく良く楽しいビデオなので是非ご覧ください。タイトルロゴは先述の北村みなみさんが手がけられています。

小幡彩貴

装丁などで活躍される小幡さんはsugar meのミュージックビデオを手がけられています。モノクロのドローイング作品の多い小幡さんですが、このビデオもまさに小幡さんの世界観で構成されています。動きは少ないのに楽しく観れてしまうのはチャーミングなタッチゆえでしょうか。

白根ゆたんぽ

メディアを問わず大人気の白根ゆたんぽさんのアニメーションはスポーツブランドhummelのために作られています。ゆたんぽさんのチャーミングな絵の良さが最大限に活かされた作品ですね。アニメーションを担当されているのは、こちらも北村みなみさんです。

前田ひさえ

グラフィックデザイナー田部井美奈さんらとのユニットkvina、布にまつわるブランドmemeなどでも活躍されるイラストレーターの前田ひさえさん。
元々イラストの領域を広げている方ですが、原田知世さんのミュージックビデオではイラストがアニメーションになっています。幻想的で素敵です。

千海博美

装丁などで近頃よく見る千海博美さんは、アミュプラザ長崎のCMにイラストがアニメーション化されています。理想的なイラストの使われ方をされているなぁと思います。現在4シーズンほど更新されているのでyoutubeでチェックしてみてください。

惣田紗希

グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍中の惣田紗希さんは音楽関係も数多く手がけられていますが、スペースシャワーTVのキャンペーンIDのアニメーションにイラストで参加されています。カメラワークで大胆な動きが出ていてスピード感があります。

que

queさんはアニメーション/映像作家ですが、イラストレーターの方がアニメーションを制作する際に参考になることが多いかなとリストに入れてみました。動きがとても気持ちよく展開の参考にもなりますね。

ポール・コックス

ポールコックスは日本でも人気のフランスのアーティスト。JR東日本の北陸新幹線CMではイラストがアニメーション化されています。アニメーションはhagyさんとtakoさんからなるホーストンが担当されています。

今後イラストレーターがアニメーション制作に参加する機会は今以上に増えていくのだと思います。どんな進化をしていくのか非常に楽しみです。最後に個人的なイラストアニメーションのフェイヴァリットの2作品を載せて置きます。和田誠さんとポール・ドリエセン、子どもの時から大好きな作品です。

和田誠

ポール・ドリエセン


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