止まらぬJKの成長
高校生になってから、今まで憧れてはいても出来なかったことが、少しずつではあるが出来るようになった。
はじめてのスタバ
みなさんはスターバックスに行ったことがあるだろうか。インスタのストーリーを見る度に誰かしらが飲み、エモい加工をして投稿しているアレのことだ。
私はそこに"数人の女子達と一緒に"行き、"抹茶フラペチーノ"を飲んだのだ。
約500円の甘い小さなドリンクは学生にとって少し財布に打撃を受けるものだが、どうしてあんな飲みに行くのだろうか。
会計で驚きつつも慣れたようにカスタマイズをする女子達の背中を追いかけて素の抹茶フラペチーノを飲み、スタバとは何かを知ることになった。
結局甘いもんは美味いのよ(たくさん歩いた後でもあった)。
ぽっちゃりJKの感想なんてこんなものだけれど、やはり可愛いJK達に囲まれてスタバを飲むのは良いものですね。癒される。
はじめてのプリクラ
目が倍にデカくなり、顔が小さくなり、可愛らしいポーズをするアレのことだ。
今まで私はプリクラを撮るような友人(そういうのに興味がない友達ばかりだった)も居なかったため、撮ってみたいとは思いつつも経験が無かった。そんな私が、可愛いJKに連れられてゲーセンに寄り、プリクラを撮ったのだ。
まずは機種から。
丁寧にどれにどんな特徴があるのかを教えてくれるのだが、プリクラをプリクラとしか認識してない私はとりあえず目の前にあるものを指差した。
優しい美少女はソワソワする私に「プリクラ撮ったことない子と撮るの初めて!なんか嬉しい」と嘘か誠かは知らないが笑ってくれたのだ。もうすぐに惚れそうになってしまった。
流行りのポーズなど何も知らない私はプリクラの機器に映るお手本と全く同じポーズを取った。一緒にやってくれた美少女は本当に良い子だと思う。最後には美少女と共にハートを作った。「こっ、これが……!!」と興奮してしまうような可愛らしいポーズを美少女とやった。こりゃあもう家宝だよね、美少女とハート作ってんだよ?
ほくほくでゲーセンを出てサイゼに向かい、美少女と食事を楽しんで帰宅をした。美少女はマスクを取っても美少女だった。てゆうかなんならマスク無いとさらに美少女だった。
はじめてのtiktok
これは半ば強制的に、というと聞こえが悪いがまあ間違ってはいないのだ。ちゃんと言えばtiktokの流行っている音源を使ってダンスをしよう、ということになったのだが、tiktokをあまり良く思っていなかった私は大変だった。
可愛いポーズをとって目線を左右に動かせ、と言われて音源に合わせて必死に動かした。そして後に動画を確認すれば必死すぎて小さな黒目がギョロギョロと動き回っている私がいた。
もう二度と撮るもんか、とその時に誓った。
なんちゃってなんちゃって。これも青春の一部だよねって。貴重な体験させてくれてありがとうね、とでも感謝しておこう。
美少女と連呼していたら太ももが攣り、変態への天罰がくだった。ごめんよごめんよ、可愛かったから、つい。
そんなこんなで不安と絶望にまみれていた高校生活は、なんだかんだ良い仲間に囲まれて、そこそこ楽しい日々を送ることができている。全ては杞憂なんだろうね。きっと私がネガティブに考えすぎているだけなのだろうけど。まあまあ、まあまあ、結果良ければ全て良しだよね。
これからも私というJKは成長を続ける。もっとJKらしくなっていくのだ。そういう割には休み時間にこっそりチゲットを開いたりしてお笑いに染まっているが、まあきっと1年後にはお笑い好きな可愛らしい今どきのJKになっているだろう。
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