JKにHOT LIMITは通じない

こんなタイトルを付けておいて、書いている私自身もJKなのだが、まぁそれは一旦置いておいて。眠れぬ夜にふと思い出したのでこれだけ書いて眠りにつこうと思う。

私は昔(小学生の頃だろうか)から、自分の中での"お決まりのネタ"があるのだ。
それが何かというと、強風が吹いた際に風上に向かってHOT LIMITを歌う(そして少し踊る)ことだ。

なんてくだらないことだろうか。

このおふざけが私の中で定番となり、皆が皆やるものだと思って強風の度に歌い続けてきたのだ。
まず幼い私がどこでHOT LIMITを知り、ネタに繋がったのかさえ分からないが、恐らくめちゃイケか何かのバラエティ番組だろう。
伝わるはずのないこのおふざけは、笑ってくれる父のおかげで定番化した。そして時は流れて中学3年生。この時にはもう同級生がHOT LIMITを知らないことを理解していたはずだが、扇風機の強風を目の前にして衝動を抑えきれず、担任教師の目の前で歌った。すると先生は言った。

「〇〇(私の名前)さん、おもろいなぁ」

なんということだろう、父しか笑わなかったこのおふざけを、面白いと感じてくれる人が他にもいただなんて。
そして調子に乗った私は「伝わればラッキー」くらいに思いながらJKになった今もなおこのおふざけをやめられずにいる。

自分がアホであることは理解しているつもりである。なんなら実際に先生から言われたこともある。それでもやめられないのはなぜか。
だって楽しいんだもん
JKなんて皆こういうものだろう。日々楽しさを求めて生きているだろう。アホでくだらないおふざけをしている自分が何気に好きだ。

そしてつい先日、強風の吹く日があったので1フレーズだけ歌った。明らかにHOT LIMITだとわかる1フレーズ。

結果的に言うとスルーされた。

皆は私がいつものように気分良く歌い出しただけだと思っているのだろうか。まあそれもそうだ、知らないんだもの。
もしかしたら先生なら笑ってくれるかもしれない、という希望を捨てきれず、私は今後もやるだろう。
それで先生が笑ってくれたらいいな、というただそれだけの話。

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