見出し画像

フュージョンリザードンのタネ明かし(サンプルデッキと改造案付き)

(自分でFリザ流行らせておいて、こんなことになるとは思ってなかった…。)
はじめまして、こんにちは。SioDと申します。
普段はYouTubeの方にPTCGLでの対戦動画をアップしています。

今回の記事は、フュージョンリザードンデッキ(以下Fリザ)についての解説記事になります。

なんというか、自分自身はリザードンのファンデッキのつもりで動画を投稿したら、いつの間にか広がっていて、構築相談のDMなども来るようになり、どうするんだこれ?という状況になったために、自分の中で、思考を整理する目的を兼ねて、この記事を書くことにした。というわけですね。

Fリザの開発経緯を知ることで、どういう意図で作られたのか、理解度を高め、このデッキをより良いデッキに発展させてほしいという願いを込めて記事を書きたいと思います。

ぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです。



1.フュージョンリザードンとは?

そもそもフュージョンリザードンとは何?って思う人もいるでしょう。

ずばり、ミュウVmax&ゲノセクトV(フュージョン)とリザードンexを組み合わせたデッキです。

…うん、そのまんまですね。
序盤はミュウVMAXで速攻をしかけ、中盤以降は、リザードンexの火力で、盤面を制圧していく、いいとこ取りデッキになります。

1-1 リザードン側からフュージョンと組むメリット。

本来であれば、リザードンは序盤は火力が低めで、さらにふしぎなアメ要求のハードルも高いため、序盤は出遅れがちになります。ですので序盤は他のアタッカーやサポーターを立て、しっかりと場を作ってから殴りはじめる場合がほとんどです。

一般的には、アルセウスVstarやビーダル、ピジョットex、尻尾ミュウ、ロスト系統など と組みあわせられることが多いです

ですが今回私が、序盤戦で強く、さらにドローが豊富なテーマを考えた際、フュージョンのテーマが適していると考えました。
リザードンは特性で自身やミュウに炎エネルギーを加速することができ、ミュウはVMAXですので、サイドを3-2‐2と押し付けて、自然と最大火力を狙うことができるのも都合がよかったポイントです。

1-2 フュージョン側からリザードンと組むメリット。

今度はフュージョン側からの視点で話します。
前提として、今回はフュージョン以外と組むため、フュージョンエネルギーを採用できない、つまりタブルターボ型のミュウをベースに考えます。
もともとリザードン側から声をかけたので、あまりメリットは多くないですがそれでも解決できた要素はありますね。

・アタッカーがミュウVMAXしかいないため、3-3のサイドプランが取られやすい。なのでサイドをズラせる別のアタッカーが欲しい。

・タブルターボやパワータブレットの都合で高火力を連続して出せない。

この2点の問題をリザードンは解決してくれました。

ついでにリザードンの特性でエネルギーを加速できるため、ダブルターボにあまり頼らなくていいのもありがたいですね。

ミュウ側のテンプレには自由枠が多いという特徴がありまして、そこにリザードンラインを丸ごと移植することも容易だったというのも大きいです。

ターボ型とスピード型という、なんだかんだ、お互いにメリットのある、かみ合った構築だったのです。

2. なぜフュージョンとリザードンexを組み合わせようと思ったのか?タネ明かし

2-1 タネも仕掛けもあるんです。

私はデッキを作るのが好きで、それを披露する為にYouTubeに対戦動画を上げている。

私の実績なんて、プレミアステージ(たぶん死語)を突破できるくらいで、残りはたまーに自主公認大会などで行われる殿堂やダブルバトルの実績なもので、ガチ勢にはとても追いつけないわけでございます。

ですので、これから紹介する内容についてはいわゆる「ガチ勢」が解説しているのではなく、
「ゆるふわエンジョイ勢」が真面目に考えた見解として見てもらえると幸いです。

さて、今回紹介するデッキはずばり「フュージョンリザードン」です。

皆さん、最初聞いたときは何だ、その組み合わせ、何を食ったらそんなコト思いつくんだ?って思いましたよね。

ということで、次の項目からは、なぜこの組み合わせが思いついたのかという、構築経緯をお話してから、デッキリストの紹介に移ろうと思います。

突拍子な発想とはいえ、仮にもきちんと勝つつもりで、デッキを組んでいるわけですので、デッキレシピや改造例、使い方だけ知りたい!という方は飛ばして、デッキレシピ以降の欄をご覧くださいな〜

2-2 構築経緯

私は動画投稿者です。
今日もデッキを考えていました。

次に紹介するカードはマスカーニャにしようと思い、デッキを練っていました。はい、始まりはリザードンですらありません

はい、これが一番最初の気付きでございます。
いや、「フュージョンマスカーニャ」も普通は思いつかないよ、と思った方もいるでしょう。

何故そんな発想が浮かぶのかの説明しようと思ったのですが、長くなりそうなので、そのうち別記事でデッキ構築論だけでもまとめましょうかね。

自分自身はPTCGLのプレイヤーなので、この時はまだリザードンが未実装だったので、マスカーニャの動画だけアップして、Fリザはツイートだけしました。
ちなみにFリザの前の動画がマスカーニャ動画です。
Fリザの動画内でもFマスカが気に入った。これも行けるだろ発言してますが、実際は同時に思いついただけなんですね~

そしてこれがFリザの一番最初の原案ですね。

そのあとはPTCGLでもリザードンが実装されて、冒頭の動画を投稿して、相変わらずの再生回数で終わるかなと思ってたのですが、事件は起こりました。

はい。偶々似た構築がジムバトルで優勝したらしいです。見た目が見た目なので、話題性たっぷり。
自分にも構築相談のDMなども来るようになり、こうなってしまうと自分自身でもしっかりと研究したくなるじゃないですか。

2-3 フュージョンはアルセウスビーダル構築の互換!?

まずは自分の中での構築論がありまして、
その中にフュージョンは実質アルセビーダルとの記載があります。

ではフュージョンとアルセビーダルの能力のおさらいから入りましょうか。
これくらいはだれでも分かると思いますが、実はこの2種、めちゃくちゃ似てるんですよ。

お気づきになりましたでしょうか?
簡単に要約していきますね。

・お互い進化前の状態でワザは使わないものとする。
ミュウ側
・ワザを使うには無色2個
・クロスフュージョンからテクノバスターで210ダメージ
 (クロスフュージョンでサイコジャンプとダイミラクルを使える)
・ドローポケモンは場のフュージョンポケモンの数になるように引く。
 →リザードンが場を埋めないので基本的に4~5枚になる
・ドローポケモンが種ポケモンである。
・ドローポケモンがルール持ちである。
・フュージョン専用のサポートカードが存在する

アルセウス側
・ワザを使うためには無色3個
・トリニティノヴァで200ダメージ
 →追加効果はリザードンには使えないので基本バニラ技となる。
・ドローポケモンは確実に5枚になるように引く。
・ドローポケモンが1進化ポケモンである。
・Vstarパワーが使える。

アレ?
リザードンにとってアルセウスが相方にする意味、意外となくね?
Vstarパワーに関しては封印石があるので大差はないし…

というか、単体で機能する&Vではないポケモンなら、アルセウスビーダルである必要ないじゃん!?むしろフュージョンの方が強そうじゃん!

これに気付けたならば説明した成果はあったということです。
皆さんも、アルセウス+ビーダルで組んでるデッキをお持ちの方は一旦そのデッキがフュージョンで組めるかどうか試してみるのはいかがでしょうか。

フュージョン+ピジョットexフュージョン+パルキアVstarなど、かなり余裕で組める構築だと思いますよ。

3. フュージョンリザードンのサンプルレシピと他の候補カードの紹介

それではいよいよサンプルデッキの紹介と他の候補カードの紹介へと移ってまいりましょう。

[kFdVwF-yE4TBb-fkf11F]

サンプルデッキレシピです。
これは誰にでも扱いやすいようにできるだけ、直球ど真ん中のリストにしてみました。枚数を調整したり、他の採用候補カードと入れ替えたりしながら、自分だけのFリザデッキを作ってみてください。

このデッキはリザードンデッキ、フュージョンデッキのパーツが流用されて構成されているので、基本的な解説は大体同じですが、組み合わせてみた時の事情というのもあります。
他の候補カード含め、一部カードには検討の余地ありとして、評価を付けています。「必須」S→A→B→C「たぶん使わない」の検討評価で進めていきます。
それでは紹介の方に参りましょう。

・ポケモン

ヒトカゲ 2~3枚 (HP70 A HP60 B+) 3枚目はB-
リザードンex 2枚
まずはリザードンライン 2-0-2 です。
フュージョンシステムのこともあり、基本的にリザードンは盤面に1枚なので2枚採用をオススメします。リザードンがちゃんと立つか不安な方は、ヒトカゲ3枚目を入れてもいいが、手札にかさばり、フュージョンでもないので、ゲノセクトが弱くなることに気を付けましょう。

基本は70のヒトカゲでいいです。
いざというときの雪道の対策になるが、このヒトカゲで技を使う状況に追い込まれる展開になる時点でちょっと怪しいよね。
60のヒトカゲはワザが1エネ30ダメージということで、対サーナイト戦のサイコエンブレイス後のポケモンを気絶させるなどで局所的に輝く場合があるかもしれない。PTCGL勢の方はこちら。

残りの書いてないヒトカゲ、リザードの出番は、まずないと思う。


ミュウV 3枚 4枚目はC+
意外とサイコジャンプを使う機会も多い。
場にミュウは常に2枚いるイメージなので3枚採用。
ちなみに4枚採用をすると手札でかさばるので、4枚目は評価キツめです。

ミュウVMAX 2~3枚 3枚目はB
使うのは2枚、サイド落ちを考慮するなら3枚。
倒されるとサイド3枚取られるので『進化させるべきかどうか』の見極めが非常に大切です。
手札にあるから、ドローしたいからといって、適当に進化するとボス撃たれて3-3で負けてしまいますよ。
個人的には減らすことを推奨。アタッカーならリザードンもいますしね?

ゲノセクトV 4枚 SSSSS
このデッキを作る理由になる最強の特性を持つポケモン。
さすがに減らすなんて考えられない。
サイコジャンプを使う枠を残すために基本的に場に3枚しか置かないが、4枚並べてカードを全力で探しにいく場合もあるので、とにかく削らないでください。

・その他のポケモン 0~1 C-
フュージョンのオドリドリや輝くフーディンが候補
オドリドリはアルセウスのターボノヴァをミュウVが耐えるなど。
10や20のほんの少し打点が足りない部分を補える枠など。
道具の欄で説明するのですが、素直にトレーナーズで補えばいいと思います。

・グッズ

まずはボール類から。

バトルVIPパス 0or4枚
VIPパスはフュージョンの初動に貢献するカードです。
1ターン目に欲しいので入れるなら4枚採用が基本です。

とても強力ですが、2ターン目以降には腐ってしまうのが残念。
普段のフュージョンデッキならウッウロボの素材にするなど、ある程度のデメリットを軽減できますが、不思議なアメやリザードン類で手札が詰まりやすいため、減らしてリスク軽減することも検討の余地アリということで覚えておいてください。

ハイパーボール 4枚
現実的に手札を捨てれてメリットも大きいカードその①

ゲノセクトと噛み合いがよすぎるため4枚確定です。減らすのはあり得ない。
ハイパーボールの手札2枚トラッシュを上手く使って、フュージョンシステムで引ける枚数を増やしていきましょう!

ネストボール 1~4枚
主に序盤のゲノセクトや他のポケモンを展開するのに使います。
VIPパスと違って中盤以降でもポケモンを出せるのが強みです。
ミュウにおいては空打ちできないのが残念ポイントではありますが、ゲノセクトを展開できないと終わるので、必要なカードではあります。

ちなみに自分はVIPパスが腐るのが嫌いなため、VIPパスを減らして、ネスト4、これから紹介するその他ボールを多めに採用しています。
自分で調整しろっていうのはこういうことです。

その他ボール類です。

ヒスイのヘビーボール 0~1枚 A+
こちら空打ち可能な疑似的ネストボール。サイド落ちを直接確認出来る点も優秀です。このデッキにおいては、ポケモンを絞っているのでサイド落ちが気になるところをケアできます。
当然ながらフュージョンシステムで引ける枚数にもつながってくるため、その他のボールの中では高めの評価を付けています。

フェザーボール 0~2枚 B-
逃げエネのないポケモンを持ってくるカード
空打ち可能でミュウの上下ラインをノーコストで持ってこれるカードです。
フュージョンピジョットのような、メイン両方が対応しているのならもっと
評価も上がってきます。

キャプチャーアロマ 0~2枚 B
だったらこちらはどうなんだ。
空打ち可能でミュウとリザードンの両方をノーコストで持ってこれますよ?
悪いカードではないのですが、運ゲーが付いてきます。ウッウロボに自信のある方はどうぞ。

次はいれかえ札です。

ポケモンいれかえ
あなぬけのヒモ  
合計2~4枚
テクノバスターの反動を解除するために必要な「いれかえ札」です。
あなぬけのヒモは癖のある、いれかえ札です。
サンプルデッキでは、場合によってはボスになる点から、あなぬけのヒモを優先しました。
もちろん散らすタイプもあります。好みに合わせてどうぞ。

序盤に立ったリザードンに対して、1回技を撃って、相手の攻撃を耐えたあと、ベンチに戻ってもらって終盤にワザを使うというパターンもよくあるため、あまり安易に減らすことはできないです。

いれかえカート 0~1枚 C+
通常のミュウでは、ミュウが逃げ0なこと、おまけの30回復を使うことからこちらが主流ですが、このデッキにはリザードンがいます。
リザードンをフィニッシャーとしてのみ使うなら選択肢の候補に入ってきますが、あまり入らないと思います。

フュージョンデッキ専用サポートカード

ウッウロボ 4枚 A
現実的に手札を捨てれてメリットも大きいカードその②
フュージョンデッキの特権にして実質専用カード。
グッズを捨てれる部分がフュージョンシステムによって、メリットになります。

運ゲーなことが引き合いに出されがちですが、自分の考えでは、手札を捨てれるカードなら何でもいいとまで思っています。
ウッウロボの場合は不要札を50%で好きなカードに変換出来るという効果事態がおまけですね。
もっといいカードが存在すれば簡単に入れ替わるカードだと思っています。
現状だと「ウッウロボを使いたい」というよりは、現実的に手札を捨てれてメリットも大きいカードがウッウロボくらいしかないという方が正直近いですね。
(ちなみにスタンダードで手札を捨てれるグッズは、ハイパーボール、ウッウロボ、ロストスイーパー、スーパーエネルギー回収の4種しかありません。そりゃ使われるわ…)

初手だけでなく中盤、終盤いつ使っても強く、毎ターンの要求値が高めなこのデッキをそのラインまで引き上げてくれるカードなので、特別な理由が無ければ4枚採用が良いと思います。

パワータブレット 4枚
ミュウを相方に選んだ理由の一つ。
使ったターンにミュウが与えるダメージを30あげるカードです。
このデッキの場合、終盤はリザードンで大ダメージが狙えますので、意外と序盤に雑に使っても何とかなることも多いです。
減らすことも考えられますが、サイコジャンプの打点調整から、序盤にテクノバスターでVstarをワンパンしたりとあまりにも強いので是非4枚入れたいカードではあります。


その他のグッズです。

ふしぎなアメ 2~3枚
リザードンを立てるのに必要なカードです。
リザードンはボールでも持ってこれますが、アメは基本的に素引きしないといけないのがつらいですが、当然事故の元にもなります。あまり多くはできません。
大体ウッウロボで持ってきたり、捨てられたりすることが多いです。

ロストスイーパー 2~4枚
現実的に手札を捨てれてメリットも大きいカードその③
基本は雪道や道具などを剥がせるのが強力なカードですが、ミュウの場合ロストスイーパーを使うことで手札を減らして、フュージョンシステムを強く使うことが本体だったりします。

雪道ミュウ・雪道リザードンというデッキもこのカードを4枚採用し、雪道を貼って剥がして繰り返して盤面を作ります

リソース回復札

ともだちてちょう 0~1枚 B+
すごいつりざお 
1枚 A-
リソース回復札です。フュージョンシステムの為に切ったり、そもそも枚数控え目だったりするので、こういったリソース回復札があると安心出来ます。

手帳はサポートを、つりざおはポケモンとエネルギーを戻すことができます。
これによって序盤のコストを捻出することが出来るので、最初に山札を見た際は確認しましょう。

ミュウ側につりざおはあまり入ることはありませんが、リザードンと組み合わせた際、サンプルデッキは基本エネ5枚なので、ミュウ+リザードン+1で戦う場合時に、全員に炎エネルギーを分けた際、エネルギーが足りてませんね。上のポケモンは2枚採用ですし、それらを戻すことも多いですので、若干つりざおの方が評価高めです。

現物を増やさずにカードを使い回せるので、手札消費が激しいこのデッキにはぜひとも入れたいカードです。

入れ替え候補。その他のグッズ

入れ替え候補、その他のグッズです。

やまびこホーン 0~1枚 B‐
5枚目のパワータブレットがほしいなら。
「ボスの指令」とセットで使って、サイドを進めるのが主な使い方
ミュウ、リザードンともに、Vstarや進化exをワンパンしたいのですが、共に大ダメージを出すためには条件があります。それらを無視して進化前のVを狙うことでサイドを詰めていく行動をする際、候補になりえます。

トレッキングシューズ 0or4枚 C
ウッウロボ持ってないから、トレッキングシューズ4枚にするわ。って言ってた人を見かけました。ハッキリ言って、その考えなら別のカードを採用した方がいいです。
長くなるので省略しますが、トレッキングシューズの本質は「デッキを56枚」にできる事です。他のTCGはデッキ枚数が決まっていない場合もあり、基本的にはデッキ枚数が少ない方が欲しいカードを引く確率が高くなるため、有利だ。という考えですね。
枠に余裕があったり、ワンキルデッキなどでなら使う道もあるかもしれませんが、自分にはあまり考えれませんでした。ですので採用するなら0か4枚しかありえないというわけです。
もしやる場合は「ガッツのつるはし」までいれた、実質52枚の極限までスリムになったデッキとして発表してください。お待ちしてます。

スナッチアーム ?枚
ごめんなさい。PTCGLでまだ未実装なので使ったことありません。
雪道ミュウで採用されていた、ということなので、妨害札を入れるならこれなのかなと思っています。
手札を能動的に捨てる事ができて、ハンデスまでできるのは強いと思っています。きちんと試してみたいカード内の1枚

・ポケモンの道具

道具その1
道具その2

森の封印石 2枚~3枚 (タウンデパート型ではないなら増やすべし)
実質マッハサーチ
であり実質スターバース
好きなカードを確定サーチする特性が強力なのは言うまでもありません。
これがあるからこそ、アルセウスではなくフュージョンを選べた。それくらい重要な1枚です。
サンプルデッキではタウンデパートを採用しているため、サーチできる事ができ、初動事故回避から中盤終盤の必要札のサーチまで、いつ使っても強いです。
忘れがちですが、雪道やミカルゲなどの特性が消える効果を無視して使える点はアルセウスにない長所です。

災いの箱 
リベンジパンチ
 
こだわりベルト
元気のハチマキ 
合計1~4枚

打点補助のポケモンの道具たち。
サンプルデッキではリベンジパンチと元気のハチマキの採用です。
タウンデパートと合わせてサーチができますので、ご自身で試してこれが良いと思ったものを採用してください。

では解説します。
リザードンは技のダメージが
180-210-240-270-300-330と上がります。
ミュウVMAXのテクノバスターはパワータブレットと合わせて、
210-240-270-300-330と上がります。(ダブルターボだと‐20される)
分かりましたね?
リザードン、ミュウ、共に技のダメージは基本同じなのです。
それでは現環境のHPのラインを確認しましょう。
HP220:Vならアルセウスやギラティナ、exならパオジアン、ミライドン
HP280:アルセウス、ギラティナなどのVSTARポケモン、ピジョットex
HP310:ミュウVMAXやサーナイトex
という感じでしょうか。

そう、絶妙に打点が足りないんです。しかも10点だけ。
ここを道具で補っていく必要があるというわけです。

リベンジパンチはやられたときに40(30+10)のダメカンをのせれます。
元気のハチマキは足りない10の打点を補ってくれます。
こだわりベルトならダブルターボでダメージが減っていても(‐20+30)で打点を補えるようになります。(ただしV限定)
お好きなカードを選んで使ってみてください。

災いの箱に関しては、基本リベンジパンチと同じなのですが、主に対サーナイトと対リザードン戦にて活躍します。
対サーナイト戦はミュウをワンパンするため、サイコエンブレイスでエネルギーを大量につけるのですが、その際に相打ちに持っていくことができます。
対リザードン戦、リザードンのHPは330です。exであるため、ベルトも効かず、リザードンでもワンパンするのは厳しいですが、災いの箱で8点を飛ばすことができれば、返しに攻撃して倒すことが充分可能なラインです。

お祓いグローブ 0~1枚 
主な使い方はこの2点
・タブルターボサイコジャンプでキュワワー、ヤミラミ、ラルトス、キルリアを倒せる
・グローブ+タブレット3枚テクノバスターでサーナイトexを一撃で倒せる
(実際はリザードンで弱点を付けるのであまり関係ない)

つまり、サーナイトとロストを重く見た場合に活躍する可能性のあるカードということになります。
必要だと思った人のみ採用をお願いします。

・サポート

フュージョンデッキ3種の神器

ジャッジマン 1~
ナンジャモ 0~ 合計2~4枚
説明不要の手札干渉札。
ミュウは自前でフュージョンシステムを持っているので、自分が事故ることは滅多に無いので強く使えます。

序盤にジャッジマンがきついデッキは多いので、ジャッジマンは最低でも1枚は入れるようにしましょう。
序盤に雪道ジャッジマンが決まれば、そのままゲームセットまで持っていけるパワーがあります。

ナンジャモはミュウがワンパンされたときの返しとして強力です。
ナンジャモの弱点として、終盤は引ける枚数が少ないですが、フュージョンシステムでカバー出来るので、あまり気にせず使うことができます。

ジャッジマン、ナンジャモ、共に手札干渉効果が強いと書きましたが、このデッキにおいては、リソースを切らずに手札をリセットする手段としても優秀です。
手札が消費出来ないと、フュージョンシステムが使えないにつながるため、手札詰まりを解消するカードという観点から見ても、ジャッジマンやナンジャモを採用することがオススメです。

ボスの指令 2〜3枚 
説明不要の試合を決めるサポートカード。
ミュウはドローサポートを必要としないため、他のデッキがサポートをドローに使っている中でボスを宣言しやすいのが強力なポイント。

あまり多く入れると手札に溜まってドロー枚数が減ってしまうので、サンプルデッキでは、2枚採用して手帳でやりくりします。

その他のサポートカード

セレナ 0~1枚 B+
必要な札を残しつつ、手札の詰まりを解消しながらドロー。
もしくは疑似的なボスになる。
この文章だけ見ると強カードに見えるのだが、意外と採用されない…。

このデッキの場合、やまびこホーンとのセット採用をすることで進化前のVを倒して勝利するプランが取れるため、おすすめです。

(このデッキとは関係ないですし、普段の動画でも言ってますが、2進化でアクロマ採用するくらいならこっち採用したほうがいいと思うけどな…)

セイボリー 0~1枚 B+
3枚引きつつ相手のベンチポケモンを減らすサポートカード。
特にサーナイト戦、ミラーなどで活躍する。
ラルトスを削って展開を遅らせたり、ミラーで相手のフュージョンシステムを弱くしたり、刺さる場面では刺さる非常に強力なサポートです。

ツツジ 0~1枚 C+
使用条件があるものの、最強の手札干渉サポートです。
倒されるとサイドを3枚渡すミュウとツツジは相性抜群で、1体倒されたタイミングで使うことでその真価を発揮します。

このカードにはサイドが3枚に以下にならなければ使えない弱点があり、
終盤にしか使えないツツジよりもジャッジマンやナンジャモの方が有効な場面も多く、中々難しいカードです。

ネジキ 0~1枚 B+
このカード、実はめちゃくちゃ面白いカードなんですよ。
これがあることによって、序盤からゲノセクトを4枚置くことができます。
例えば中盤、場が埋まっている状態からいきなりミュウが出てくることで、サイコジャンプが使えたりします。
他にも、序盤にヒトカゲが立てれないと、ヤミラミやゲッコウガ、クレセリアなどで、ヒトカゲの被弾が避けれないことがあります。
その際、ゲノセクトをヒトカゲに変換し、(前の番にいたという情報も引き継ぐ)即進化することで状況を打破したりできます。
ゲノセクトを4枚場に出して回したい方にはおすすめできる1枚です。

シマボシ 0~1枚 B-
運ゲーといえばそれまでですが、トラッシュから好きなカードを1枚山上に戻して、フュージョンシステムでドローできます。
ウッウロボで捨ててしまった不思議なアメを回収したりなど、山札を引くために雑に切ってしまったリソースを回収出来るので、初心者にはおすすめ。
スタジアムやスイーパーを乗せたまま番を返すことで「雪道+ナンジャモ」への回答とできたりする場合もあります。

ピオニー 0~1枚 B
フュージョンといえばピオニー、ピオニーといえばフュージョン。
昔はよくこう言われていたほど、ピオニーとフュージョンは相性のいいカードです。
後手1でVIPパスを2枚持ってきてフュージョンシステムから展開したり、
雪道の返しにピオニーからスタジアムを持ってきたりなど。
このデッキの場合、アメとハイボを持ってきて、フュージョンシステム、ハイパーボールでリザードンを持ってくることで無理やり進化することも可能です。

サポートカードに関してはどのカードも光るものを持ってますが、多く入れることは手札詰まりに繋がります。自分で枚数を調整することで使いやすいデッキにしましょう。

・スタジアム

スタジアム

タウンデパート 1~2枚 A+
実質、好きなカードを手札に加えるスタジアム
当然ながら、このデッキは雪道にとても弱いデッキなので、雪道を割れるスタジアムカードは採用したいです。
このデッキの場合、封印石をサーチできる部分がとても優秀で、このカードがあればいつでも好きなカードをサーチすることができます。
このデッキはポケモンの道具で打点調整するので、サーチが可能になるのはとても優秀です。1枚は入れておきましょう

頂への雪道 1~2枚 S
現環境における最強スタジアム。
雪道ミュウ、雪道リザードン、雪道アルセウスなど、アンチシナジーなのにデッキに入ってきて悪さをする。
このカード1枚でどれだけ多くのデッキが苦しめられてきたのか。
このデッキも含め、多くのデッキに有効なスタジアムです。
先に展開して雪道で止めて勝てたり、雪道ジャッジで相手が事故ったので勝ちと、デッキとの相性を無視して、イージーWINできる悪魔のスタジアムです。

堅実に勝つのもいいですが、悪魔の力を身に着けるのも、それはそれで楽しいですね?

ロストシティ 0~1枚 B
メタカードとして、ピン挿しで入ってくるドラピオンやミカルゲを再利用させない動きが強いです。

・エネルギー

炎エネルギー 5枚
タブルターボエネルギー 2枚
これが黄金配分だと思っています。

炎エネルギーに関しては、これ以上増やすと手札に溜まるし、減らすと、リザードンとミュウが基本エネルギーで動けなくなってきます…。

ダブルターボは1エネでミュウが起動する魔法のカード。
保険になるので、最低2枚は入れたいです。
リザードンやゲノセクトの逃げエネとしても使います。

4.おわりに

以上でFリザについてのレシピ解説を終わりにします。
ファンデッキ製造者の自分なりに色々書いてみました
この文章が誰かにとってFリザへの理解に繋がって更なる発展へとつながってくれるのなら嬉しいです。

TwtterのDMやつべのチャンネルでも、質問受け付けていますので、
自分で良ければ気軽にコメントしてくださいな。

それでは、初めての執筆活動でしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました!!バイバイ!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?