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海が見たい男のアオナン

インターン開始が差し迫る中、ギリギリまでタイ旅行をエンジョイするべく、クラビータウンから少し離れたアオナンビーチに向かった。せっかくの夏休みだ。海を思う存分楽しみたい。体調不良も完全に治り、意気揚々とバックパックを担いだ。

アオナンビーチでマッサージ

アオナンビーチにはクラビータウンから白いソンテオで1時間かからずに行くことがてきる。「リゾート」と呼ぶにふさわしいこの場所は観光客だらけだ。そして観光地あるあるでモノの値段が高い。アオナンビーチは1キロほどの砂浜で、この海岸線にそうようにレストランや土産屋が並ぶ。どの店でも100バーツ以内で食事を済ますのは難しい。なんとかパッタイ屋さんを見つけて昼食を済ます。

洒落た街並み!
綺麗なビーチ!

このパッタイ屋のお母さんも、宿の受付も同様に「コロナで客が減った」と嘆いていた。確かに、街もビーチも空いている。シャッターの降りた店もちらほら。ネットのブログでもクラビーの観光客減少を心配する者が多い。活気が戻ることを祈りながら街を散策していた。

するとビーチの端っこでマッサージを格安でやっているとの情報を得た。行ってみると派手なピンクのメニューを渡された。

1時間300バーツ。しかし、「暇だから2時間やるなら400バーツでいいよ」とのこと。他の場所と比べても適正な価格なので受けることにした。完全野外。すぐ隣にはビーチ。受けるマッサージはさすがに最高だった。担当してくれたお母さんとは仲良くなってパイナップルをもらった。忘れずにこちらはチップを渡す。

そのままビーチで夕日を見てから宿に帰った。

マッサージをやっている砂浜

世界の端っこライレイビーチ

ライレイビーチは地続きではあるが岩壁に囲まれているため陸路ではいけない。「陸の孤島」だ。アオナンビーチからロングテールボートを使って行く。Doi Inthanonの時の反省を活かして地元民や旅人の情報だけでなくネットの情報も漁ると、このライレイビーチの評価が高かった。ボートは相乗り
だ。アオナンビーチのボート屋で200バーツの往復のチケットを購入すると、後9人来るまで待つように言われた。10分ぐらいすると良く喋るオーストラリア人のおじさんが来た。後8人。2時間ほど待っておじさんは「買い物に行くから荷物を見ていてくれ。」と言ってどっかへ行ってしまった。神は見ている。その途端、フランス人らしきセクシーな水着のお姉さんが10人ほど押し寄せてきた。私は荷物よりもお姉さんを優先した。おじさんを置いてボートは出発した。いつか謝らなけらばなるまい。

おじさんごめんなさい。

ライレイビーチはおじさんのことを一瞬で忘れさせる美しさだった。映画やCMに出てくるよりずっと美しい。すごいところに来てしまった。ビーチから少し陸に歩くと飲食店もある。ビールを買って散策する。半島の他の場所にもビーチがあるようだ。10分ほど歩くと半島の南側(?)のプラナンビーチに出た。海が宝石のように透き通っている。

適正より少し高めの90バーツ

観光客もそんなには多くない。静かな砂浜をただ歩くと東京からとても遠い場所にきたことを実感した。Geek Salonから就活から色々あってタイに行くことを決めて、不安なことだらけだったがこの決断をして良かったと少し思えた。

バンコクに戻ればインターンがついに始まる。どんな感じなのか想像もつかない。楽しみでもあり不安でもある。心拍数が上がる。この感覚には覚えがある。研修所、浪人、UAE、42。「次も大丈夫!」そう言い聞かせてバンコクへの帰路についた。


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