閃光

洗濯と洗濯の隙間からちらちら見えた光が私の五感をくすぶる。
その間、私がまるで世界の中心のような、主人公のような気持ちがした。
光に照らされる私は、二度と見れなくなるのを恐れ、カメラを手に取る。
シャッターをきる、つまりはその時間をとめる。消えてなくならないように、心に焼きつける。
一瞬はいとも簡単に消えてなくなる。儚い。けど、それもまた人生。

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