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ハングアウトトビリシ #2 シュクメルリ

SNSでその名前が定着した感のあるジョージア、でも首都であるトビリシの名前はまだ聞くことが少ないかもしれません。この連載では日常生活を通してトビリシの魅力を紹介したいと思っています。

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さて、今週のテーマは「有名な料理」。

ジョージア人は昔からジョージア料理に強い誇りを持っていて実際においしいと評判です。ですが日本では最近に至るまでジョージア料理ってどんなものか知られてませんでした。なぜでしょう?

思い当たる理由は東西冷戦です。30年くらい前まで世界は東側共産主義陣営と西側資本主義陣営に隔てられてました。日本はアメリカや西欧と同じ西側にいたわけですよね。東側にはソ連や東欧です。冷戦は東西間の文化的交流の妨げともなりました。

当時、西側社会で美食と言えばフランス料理、イタリア料理と誰もが挙げたように東側社会ではジョージア料理が一番有名だったそうです。そう、ジョージアはソ連構成国の一つでした。今でもモスクワやキエフ、ワルシャワなど旧ソ連圏や東側社会の都市部を歩くとジョージア料理店を普通に見かけるそうです。ジョージア料理は東側社会における有名な外国料理だったのですが、それが西側諸国や日本に伝わってくるにはソ連解体後30年くらいかかったということになりそうです。

ということでジョージア料理は東側社会で「有名な料理」だったと終わらせたいところですがせっかくなのでジョージア料理を一つ取り上げてみましょう。

シュクメルリ

ジョージア料理を一つだけ挙げるのは難しいですが今日は一番タイムリーなシュクメルリを。日本での年末年始の松屋シュクメルリ定食ブームはジョージアのメディアでも大きな関心をもって取り上げられていました。(↓シュクメルリの故郷ラチャ州でのレシピの紹介も。7分)

日本のシュクメルリとジョージアのシュクメルリ、随分違って見えますね。でもそれでいいと思います。日本のお寿司が海外でSushiとしてクリエイティヴに進化していったのと同じようにシュクメルリも日本やそのほかの国で独自の進化を遂げていくのだと思います。

実はトビリシで食べるシュクメルリにもいろいろな違いが見られます。最後に私の知っているトビリシのシュクメルリのおいしいお店、三店を紹介して今回は終わりにしたいと思います。

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それではこれから写真の順に紹介していきますね。

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