2024年10月SNSで絡まなくてよかった話題/絡みたかった話題
10月はかなりすり減っていたので、タイムラインに流れてくる話題を追いきれていないです……。というか毎日ゲームに充てる時間を増やしたのであんましスマホを見てないとも言う。
これまでも毎月話題を追いきれていたわけではないですが。
そして、かなりカッとなって投稿してあとでツイ消ししたのもありますね。今も何かそんな感じで投稿が増えてしまっている。
今年の頭からこの試みを続けているわけですが、長年SNSを使って染まってしまっていると、今更適切な距離をとろうとしても、なかなか難しいものです。
みなさん覚えていらっしゃいますでしょうか? Twitterは2009年くらいまでは、週刊誌などで「ミニブログ」として紹介されていたんですね。そして私生活を垂れ流すというか、ライフログとしての用法が持ち上げられていたんです。
そのうち、ユーザー数が増えるにつれて、リアルタイム短文メディア的な側面(ダダ漏れとかいう下品な言い方もありました)や、それまで2ちゃんねる(5ちゃんねるの前身です)でやっていたような「テレビ番組の実況」なんかにも使われるようになり、インフルエンサープラットフォームとして混沌としていったようにぼくは見ています。
15年もこのプラットフォームから離れられずにいる理由はよくわかりませんが、孤独じゃないという気持ちになれるからだと思っています。自分のことを見てもらう必要はない(徒に干渉されたくない)けれど、街の雑踏のように、他の人がなにかを考えてそれを吐露して生きているというのを知れる、というのが心地いい。
けれども、やはり「リツイート」や「おすすめ欄」があるからかな、知りたくないことや、ブロックしたくなるようなことが多くて、距離をとらないと心をやってしまうな、となってきました。
また、既存のメディアがSNSからの情報としてこういった「負の喧騒」の拡声器になってしまったのも、嫌気を加速させる一翼を担っていると思っています。自分のことを棚に上げて言いますけれども、立場と影響力のある人間や組織がその力を正しく行使しないのが嫌いなので。メディアがコストをかけられる立場にありながら、正確性を期した報道をせずにイージーにSNSの情報をすくい上げているというのは我慢がならないのだ。
幅広く物事を知りたいという気持ちと、S/N比が悪くてこれなら目や耳を閉じていたほうがマシだという気持ちになかなか折り合いがつかないままもう十ヶ月も過ぎてしまった。
前にも書いたと思うんですが、私は正論に根差した皮肉を言ってそこで話を終わらせてしまうムーブが大好きで、そういう投稿って流行らないですしね。みんなダラダラととりとめのない話をしたいんだ。私が15年もそれで過ごしてきたように。
年内にはいい付き合い方を見つけたいところです。では今月もいってみましょ〜!
絡まなくてよかった話題
大谷選手活躍のドジャースがワールドシリーズで優勝:おれ、野球詳しくないんだよね。
休養していた芸人が女性に性的暴行していた件:一ヶ月も経つとニュースバリューが無くなるのか、話題にする人がめちゃめちゃ減るのだけれども、ちょっと異常な感じしましたよね。ロケバス内で堂々と淫行できるものなのかとか、下馬評をやり始めたらキリないんで、まぁ、SNSで書かなくてよかったというところ。
おVと歌い手の和解:くだらねー! 一生裁判でもやってろ!
Vの事務所が下請け事業者にリテイク何度も要求して下請法に基づく勧告を受ける:ザマ見ろ、って思ったんだけど、これって世間知らずのおVがワガママ言って何度もやり直し要求して事務所が仕方なく無制限に下請けに伝えてる感じするので、ほんと年初の漫画原作ドラマの件といい「間に入ってるヤツ、仕事しろ」案件ばっかりな気がする。雰囲気で発注すんな。
村上春樹の作品がキモい:文芸なんかみんなキモいだろ(暴言)。それよりも「キモい」という言葉の使われ方へと言論が波及していったのが面白かったんだけど、
言葉は半分(いや、半分以上)受け手のものだと思っているからね。それはおれが感受性が豊かすぎて、様々な言葉に傷ついてしまうからなのだけれども。鈍感さが欲しいわ。おまえあの祠を壊したんか!:大喜利と化して、だんだん面白くない投稿が増えて…っていつものパターンではあったけれども、でも面白いという投稿が多かったと思う。怪談とJホラーから享受できる民俗学的趣向が、オタクの基礎知識の一部になってきてるんだと思うよ。これを教養と呼んで良いかどうかという議論が起こりそうだけど、今の人、世代に応じた教養っておれらみたいなロートルとは全然違うとも思うし。
ワコール:毎月1企業ずつジェンダー問題で噛みついてくみたいな流れ、やめませんか。
船井電機破産:エグい話だなぁ。子供の頃、家にフナイのテレビデオあったなぁ。
ヤムチャ役交代:声優を顔出ししてアイドルのように売ることをしていなければ、本人の素行で取り沙汰されることなんてないんだよな。メディアによるスキャンダルの暴露って結局「知名度で稼いだ人間に対する私刑の先導」なんだと思う。顔を出すことで得てきた利益と、スキャンダルを暴露された後の罰が、釣り合うことなんてあるのかな。ないんじゃないの。
神奈川県警が教授をしょっぴいた件:情報が徐々に明らかになり、教授のほうがヤバかったのでしょっぴいて正解だったという。いずれにしてもメディアリテラシーを試される件であった。触らなくてよかった。
昔の日本人は勤勉だった:そんなわけあるかバカ! そして正否それぞれに対してもっともらしく理屈をつけているのがバズッてるのが本当にSNSのイヤなところ。
新札の渋沢栄一は女遊びが激しかったので結婚のご祝儀に使用するのはマナー違反:そんなわけあるかバカ! 元々がジョーク投稿だったというのは理解しています。
メンタル強い女優は演技が浅い:そんなわけあるかバカ!
LUUPいろいろ:設置場所の消防法違反疑い、LUUP乗るような奴は採用しない、天下り受け入れがすごい…etc. LUUP憎さに様々な批判が出ていますが、車に乗ってるとめちゃ危ない運転してるLUUPによく出くわすので、法改正して要免許にすればよいと思うんだけど、これを陳情でやってくれる議員、いるかな。たぶん危険なのは車の量が異常な都市部だけな感じするんだよね……。ということは都条例か。都議会議員に頑張ってもらうか。
セブンイレブン上げ底弁当:みんなそういう勧善懲悪というか「阿漕な商売をやってた商人が善意の民衆によって失権した」みたいなストーリー好きだよなぁ…。おれはたくさん食べないので「大盛りしか存在しないナポリタン」みたいなのはやめてほしい。ナポリタンを食いたくなるときに困るので。
ピーコ死去:おネェキャラの元祖ではあるけれど、昔は率直に「オカマ」呼びしてたし、今以上に十二分にイロモノだったわよね。
元戦隊俳優のお気持ちお手紙投稿:勘弁してくれ。頂き女子りりちゃんの二番煎じ(かつ文章量多くしてアレンジ)みたいなツッパリ方、やめてくれ。一般人のやる「反省する姿」を見せらんない上にイキるというのは心底チンピラマインドなんだよ。
絡みたかった話題
ゲーム実況を楽しむ顧客とゲーム開発者の溝:まあこれも何度も語られている内容なんだけど、概ね以下のことが混ざっている。でも分けてそれぞれに決着をつけていくとおもしろくないし話がすぐ終わってしまうので、みんなダラダラとまぜこぜにして話し続け、自分の立場を主張し続け、とりとめもなく時間を潰す。そして人類は1ミリも進歩しない。
衆議院議員選挙:こうなってくると、毎日辻立ちしてたり、地域の会に顔を出してる人は本当に強いよな。おれはまったく足下にも及ばないので議会議員選挙には出ないんですが。河村前名古屋市長、強い。やっぱ「地元の政治家センセエ」って日本全国ああいう感じなんだろうなーって思う。石丸氏が国民民主党の選挙カーに勝手に(?)上って選挙へ行こうとブチあげたりあったけど、民衆はそんなことも一瞬で忘れている。
桜井政博氏の動画『ゲーム作るには』について:なんというか、人生どのように歩めばそれほど計画的に集中してかつアウトプットのクオリティを上げられることができるのか。
GIGAスクール端末のUSB-C端子に鉛筆突っ込んで壊してしまうガキがそれなりにいる件:おれが似たような年齢の時は、何万円かするものを持ち歩くなんて時代じゃなかったからな。今はスマホやタブレット、定価で10万円するわけで。
今急に思い出したんだけれども、年末に買って貰った腕時計、体育の時間には外さないといけないから、そのうち体育のある日は安いデジタルの腕時計にしたんだよな。2,000m走の選手だったので、そこそこ大きなボタンが前面についていてストップウォッチとラップメモリーがとれるやつ。その頃からガジェットで身体拡張をしたくてしょうがなかったんだよ。漫画単行本の表紙を描いても原稿料が出ない件:買い取り原稿になってしまっても良いなら、装丁の下請けやってる会社へ表紙絵を納品し、そこから作画作業料を受け取ればいいと思うんだけれど、そういうことではないんだろうな。要するに出版社側にも予算の付け方がわからない件。作家先生に「その漫画キャラクターを使用した一枚絵の下請け作画」をさせたくないだろうしね。
漫画・アニメの実写化:この話題は年初からの流れもあるけれども、「ケースバイケースで隙の多い作品を吊るし上げる」ようになったのはあんまし面白くない傾向ですね。着せ恋とか実写にしたら生々しくてしゃあないじゃん、と思うけれども。
原作に忠実でありさえすればいいと強弁するのも良くないと思うよ。なぜって、畢竟「キャラに似てると話題になったコスプレイヤーを採用して、無断模倣エロビデオと同じことをさせろ」になってしまうわけじゃないですか。メディアとターゲットに合わせた翻案があって良いはずなんだよなぁ。原作改変しても面白いドラマなんてたくさんあるのだから、当たり外れはしょうがないよ。「龍が如く」はまだ見ていませんが……。
でも年初にあんな不幸なことがあって、一年掛けて日本人が学んだのが「当たり外れはある」だったら、どうしようもねぇよな、というところ。Skebが税金未納の利用者へ苦言:おれは若い頃から区役所の税務課にお手数おかけしてる立場(確定申告しているがとにかく住民税の支払時期に限ってカネが無い)なんで指差して笑ってはいられないんだけれども、ある程度「俺たちの兄貴」的な立場を手に入れたプラットフォームなら啓蒙効果があるもんなのかな、って思ってしまった。民間による福祉の境目だよな、と。
アキバのミスド閉店:季節の目玉商品みたいなのがしょっちゅう品切れしてて、スタンダードなフレンチクルーラーしか買えてないという思い出しかない。
ファミコンのスペックが当時悪かったという風説流布:事実よりも「日本生まれのものが、大艦巨砲主義ではなくて、ありふれたものを創意工夫でなんとかしたヒット商品であってほしい」というストーリーのほうが大事になってしまっている。
人間って「雑なことを言わない」が無理な生き物なんですよね。コミュニティノートつけられても何ら反省しないし、行動も変わらない。忘れた頃にまた胡乱な発言をして我々知識人の「○○警察」を奮い立たせ、時間を無駄にさせる。
そういう人の振る舞いは、ぶっちゃけチャット型LLMの生成AIと変わんない。人間の"底の方"の言語ロジックはAIが再現できちゃってる。
現代的なテキストSNSとTikTokではなく、2chとニコニコのように「少しアクセスへのハードルが高いところに下世話なものがある」という時代で踏みとどまっていれば丁度よかったのかもしれない。新しいiPad miniや新しいKindle:iPad mini 6が出た当時、お金も無かったしmini 5があるからいいかなって思ってたんだけど、そのまま3~4年乗り切ってしまい、7が出てしまった。しかし6が発表された時のような感動は無く…でも、Apple製品って出てすぐに買うのがベストなんだよな……。
Kindleは一つ前ので特に不満が無い。無いんだけど、Kindle PaperWhiteのシリーズにどうして白色が無いのかが全然わかんない。汚れやすいのはわかってるけど電子ペーパー端末は白いのが持ちたいのだよなー。氷河期世代の人生:自分はド直球でその世代なので、こういう分析が出てくるとそれなりにしんどいんだよね。
LDHが所属アーティストへのファンレターやプレゼントの受け取りを終了:よっぽどヤバい物が贈られてきたんじゃねぇかと思うんだよね、現金やヌード写真に止まらず土地の権利書とかそういうw チェックするコストが見合わないんだろうなって思います。まあ、そうなるよ。自分も、推しがファンレターを受け取れなくなるくらい昇りつめたらどうしよかな、って気持ちにはなる。
イーロンマスクのロケット、帰還キャッチに成功:こういう夢のある話を見聞きしていきたい。
衣料品店の店長が盗撮:こんなの証券会社の社員が金持ちの家に昏酔強盗放火したのと地続きじゃん。犯罪者の形がもう、従来の倫理観を超えすぎていてどうしようもない。
闇バイト:上記同様。もう「悪い奴が悪いことをする」状況じゃない。「貧しい奴が悪いことをする」「頭の悪いやつが悪いことをする」というあたりまえの、治安の悪い国と同様の状況になった。そして、住宅地で立ち止まってスマホいじったり電話してる人を見て、これ空き巣や強盗の下見じゃねぇの? と思うように。ゲーテッドコミュニティが出来るまで10年とかでは。
横浜DeNAベイスターズ優勝:おれ、野球詳しくないんだよね。
この一ヶ月で投稿した内容
キツいな~って感じになってくると投稿を増やしてガス抜きをするんですが、振り返ってみるとだいぶイガイガした内容が多いな。
そんなわけで、こんな感じ。10月はマジでしんどかったので、11月はまた潜伏して創作に励もうと思います。