腐女子のジレンマ アニメ漫画語り編

鬼滅とワンピースが苦手という話。

結構マイノリティーだなと。

鬼滅、絵的には雰囲気凄く好きなのですけど、倫理観が苦手。

鬼滅…どんどん傲慢になっていく主人公…そういう話なのは分かるけれども、結局行きつく所は「あんな風にはなりたくない(妹があんな風になるのは嫌)」っていう傲慢。

だけれどもやってることは、綺麗事言っても互いにただの復讐の正当化と自己保身。
 
むしろ鬼のほうが世間に復讐したいという理由が分からなくもない。

復讐の相手が全体か個か…

生殺与奪の権を他人に…修行したり、刀必要な時点で他人に生殺与奪の権握られてるダブスタ。

ひとつ倫理崩壊したら、全部崩壊的なの、そこは主人公側も…

結局は、お天道様に顔向けできないことやってるには変わりない。
鬼退治、明治大正だろうと本来なら国の仕事だろうし。

鬼は個人の不老不死の研究の果てで、本来なら国に人道的に保護される立場だよなと…でもそれだと、不老不死の研究してた者たちがいちばん悪になるから非公式なわけで、鬼の存在を隠蔽し続けるために鬼殺隊がいる。

鬼退治と言えば桃太郎もまぁ…勝手に鬼退治でヒーロー少年漫画の始まりみたいな感も。

修行して強くなるとか、妹のためとか、少年漫画の王道のようで主人公闇落ち系アンチ少年漫画だなと。

少年誌でアンチ少年漫画は見方としては面白いけど、少年漫画の理不尽だけ過ぎるのも鬱になる。

話的に理不尽をそのまま受け入れろなのだよなと…代償の無い不老不死はありえないは鋼の錬金術師に通ずるけど、鋼のほうは兄弟揃って強気な性格というのも相まって、湿っぽくならなくて割とドライ。国家錬金術師だし…


どこ楽しんだら良いのだろう…アニメは色合いにこだわり合って良いなと思うけれども、年齢的に価値観の合う登場人物いないし、ある程度誰かの価値観に共感できるキャラがいれば違うのだろうけども。「鬼は悪」の一つに集約されるので、後半で倫理逆転するまでが長い。

女性キャラ可愛いけども、肩の力抜けたおっさん、大人キャラがいないのでひたすら息苦しい。

それを言ったらNARUTOも、結構堅苦しいキャラばかり。ワンピースは暑苦しいのしかいないし…登場人物のヌケ感大事だなと。

逆にBLEACH、銀魂は平均してユルユル鋼の錬金術師も。

銀魂も鋼の錬金術師も、毒舌、サバサバ、ノリツッコミは道民性かも知れない…ゴールデンカムイも。今思えばどれも金(へん)だ…

ワンピースも鬼滅も何だろう、主人公から見たらテメーは悪だで、中立の立場がいないというのも…ひとつの価値観に集約されて主人公たちに共感できなかったらそこで終わり。

中立いたら両方悪で両成敗、どちらかと言えば救われるのは敵側なのだよなと…中立が法…

極端なのが好きではないけれども、ずっとアウトなグレーも苦手というか、鬼滅は本来はどっちも黒。

鬼滅は少年漫画の限界という点では面白いというか興味深いけど。妹治療したいだけなら、別に鬼退治しなくても他に方法があるのに少年漫画のレールに乗せられての理不尽の連続なのでしんどい。

流行りモノが嫌いと言うわけではなく、ごく単純に合わないというだけの話。

ワンピースの被害者が加害者許したら終わり、第三者が仲裁して終わりみたいな倫理観も苦手なのですけど。

法が機能してないなら、何で刑務所と軍があるん?と思ってしまったら終わり…

一応時代劇でも水戸黄門とか暴れん坊将軍、必殺仕事人とかは法側の人ですし。

犯罪者野放しかと思いきや監獄あったりで、法がどうなってるのか謎世界観。
北斗の拳は最初に「荒廃した世界ですよ」って説明があるけども…

一部権力者が悪政してるというのは分かるけれども、労働は悪みたいな感も。

軍も、任侠、極道も、武士もそれぞれに厳しい掟があるからこそ面白いのだと思うのだけれど。

フワッとしすぎで、肩書が名ばかりな気がしてならない。気楽に観るしては気になることが多すぎるから、考察流行るんだなと…そこまで深く考えたら見ないとか緩く考えるとかいう選択肢…

ワンピース殆ど観てない…親戚が見てるからフワッと各エピソードのあらすじ知ってるだけ。

何だろう、お宝探しに興味ないというのもある。
古代の秘宝探しは金にならないけれども、歴史的ロマンがある。
金になるのか、世紀の大発見になるのか良くわからないお宝探しに何のワクワクもないのだよなと…そもそも話はお宝探しじゃないか…誰がゴールにたどり着くかのレースでお宝はついでだっけ…確か?

話的にサバイバルかと思いきや、みんな仲良くゴールに向かってる気がしてならないけど。

ある程度テーマ性絞ってあるほうが読みやすいのだけど、散漫すぎて良くわからない。やりたいこと全部やるなのだろうけど…見る方としてはしんどい。 

エヴァは「中2はみんなこういうの好きでしょ?」が監督の趣味全開で、考察関係なく見てて面白いけど。話なんて深く考える必要ない。好きかと言われたら別に…映像表現面白いなとしかだけど。
眼帯とか包帯の性癖流行らせたのはエヴァ?…性癖としての眼帯包帯は結構好き。

好きと面白いと思うかは別。

ガンダムは1st観てない奴は語るななので…近づきたくもない、ガンダム信者の中では種は地雷みたいなの食らったし、宗教みたいなものだなと。


普通にBLEACH好きだし、NARUTOは七光までは好きだったし。流行りモノ嫌いなわけじゃない。テニプリも銀魂も好きだし。

キングダム、進撃、ヒロアカはうーんだけど。

NARUTO努力根性成り上がりと見せかけておいて、結局「七光りです」は無いわと…努力と根性無くして才能開花はしないけれども、期待値と人望に関しては、ほぼ親の七光っていう…今までの時間返せと言いたくなる。  

そして、親いないコンプレックス解消は親の生き返り、アイデンティティ確立しないまま終了だもんなと…途中で脱落してりゃ良かったど、辞め時がなかったからダラダラ見続けたら…劇場版の一夜限りの再会とかなら感動できたけれども、先人の戦いっぷりや背中を見てというのは分かるけれども、生き返りはどうにもモヤモヤ…
そこで先人の研究とかになると、やっぱり少年漫画じゃなくなるからっていうのも相まって。

結果、少年漫画は程よく卒業するべきだなと。むしろ雲行きが怪しくなっても脱落させないのは凄い。

セーラームーンはスターズの話が合わなくて以降全然覚えてない。アニメはスターズでメインのキャラクターデザインも変わってしまって、好みじゃなくなったというのも相まって全然後半覚えてない。
原作は読んでたので原作終了と共になかよしも少女漫画も卒業したので、カードキャプターさくらにあまり思入れがない、レイアース世代。

漫画アニメとは適度に付き合う…でも何かしら創作やる上ではある程度、流行りモノの分析は必須。

でも今のアニメの光強過ぎで、磨りガラスや眼鏡外したようなボケボケとか、ヌルっとした影つけやハイライト苦手なのだよなと。あと黒半透明にしただけにしか見えない濁った肌影とか。

液晶TVになってから目の刺激強すぎて殆どアニメ観てない…画面は暗め彩度少し落とし気味にしてるけども。それでも彩度が上がってきてるので疲れる。

因みに家にはブラウン管TVが現役である。アニメやTV見る時はなるべくそっちにしてる。目に優しい。

輪郭ハッキリし過ぎなものは目に悪いけど、磨りガラスのようなボケボケなのも目に悪い。ブラウン管くらいが程よい。

鮮やかさと解像度クソくらえ…

しかも彩度と輝度は別。

3D背景のどこまでも遠くにピント合ってる感じとか。手前の人物にピント合ってるのに背景めちゃくちゃ消失点遠いとかも苦手。

鬼滅は演出でやってるけど、見る方としては一点透視はどうしても目のピントが消失点に集中してしまうので疲れる。手前のキャラ見て、背景の奥見てと…目の訓練してるみたいになるので。

呪術…20年前ならハマってたかもだけど…今ハマるのにはちとノリがキツイ

ホント最近の作品楽しめないの、年齢を感じる。

懐古厨なわけじゃないけど少年漫画楽しめる年齢じゃなくなったのか、最近の少年漫画の倫理観、価値観が合わないのか…少年漫画と言っていいのか分からないチェーンソーマンのアニメは気になってるけど。

昔に比べて色々やり尽くされて、少年漫画縛りがキツくなってきてるからかも。

女性のお色気禁止とか…女らしさ禁止とか…意味わからん。

少女漫画界はステレオな女の子にステレオな男ばかりなのに。そっち規制しろよと…俺様系は今じゃパワハラモラハラだろうに…

見てて、作者の性癖が分かる漫画やアニメが好きっていうのはあるので余計に。

少女漫画苦手なのは作者の男性の好みなんて知らんがなと…少年漫画と同じ理由…初めに好みに合わなかったら、最後まで合うことはない。

鬼滅は絵の雰囲気だけは好みなだけに…


結局は、ノリが合わないものは合わないというだけの話。

両極端なノリに合わせられる人羨ましい。


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