腐女子のジレンマ1

たまには雑記的なものを。

単ページの電子書籍が、どうにも読めないという話。

時代についていけないとか、そういう意味ではなくな話。

本の利点は、左手に持つページの厚さが減っていくことで、常に話の残りが分かる状態になっていることで、1冊辺り全体の起承転結や三幕構成の「いまはどの辺り」というのが、感覚的に分かるのですが、電子書籍だと感覚的に分からないので「いまはどの辺り?」になる。

週間連載分の20ページ前後くらいなら、分かりますが、コミック1冊分となるとその10倍。

いちいち何ページめくったって覚えてますか?という問題に直面する。

確かにページのカウントは出てますけど、単ページだと200ページめくるのに、200回タップしなければならない。
ざっくり分けて前半、中盤、後半という概念に乏しい。

本だと両面なのでその半分…


漫画の構成は基本左右の見開き単位で、偶数ページの右上から始まって奇数ページの左下で、次のページへの引きをつくるように構成するのが基本なので、単ページに特化した電子用の構成がされてない漫画は何が起こっているのか分かりにくい。

4コマ漫画とか、1ページ漫画、ショートギャグとかなら別ですが、ストーリー漫画には向いていない。


電子版で1冊分読むのって、特殊な能力いるんだなと…


雑誌特有のトーンのほうが、電子のグレースケールより物の質感が分かりやすい。特にトーン貼り込むタイプの絵柄だと特に。

グレーは、画面の明るさに左右されますし。

電子で1冊読むのは、起承転結や三幕構成が体感しにくくて、話が頭に入りにくいという話でした。

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