7連戦初戦の福岡。コンディション面で厳しい戦いでした。5/20 VSアビスパ福岡あと、前節のジャッジリプレイからもボヤキます。

Ciao!!
梅雨入り間近、どんよりとした空気の土曜日どうお過ごしでしょうか。

さて、我らがレッズは今日の福岡からミッドウィークにも試合が組まれている7連戦がスタート。
湿ってムシムシする空気の中で厳しい日程ではありますが、まずケガの無いようにこなして行って欲しいですね。
今日のスターティングラインナップは
GKに周作。
最終ラインに右から明本、ショレ、マリウス、オギ。
中盤が敦樹と岩尾。
2列目に右から大久保、安居、関根。
トップが慎三さんの4-2-3-1に戻しました。
復帰が期待されていた宏樹はベンチにも入ってないです。
正直、フィジカル自慢が相手の時にケガ明けの選手は使って欲しくないのでこの判断は良かったなと思っております。
対して福岡が
GKに村上選手。
最終ラインが右から前嶋選手、ドウグラス グローリー選手、奈良選手 、小田選手の4人。
中盤が前選手と重見選手。
左サイドにルキアン選手、右に紺野選手が入り、2トップが山岸選手と佐藤選手の4-4-2となってます。
城後選手やウェリントン選手がベンチに入っており、元レッズの田中 達也もベンチ入りしてますね。

試合は序盤の15分位は何度か福岡にセットプレーがありましたが、それくらいで相手の出方を見合った展開でした。
そこからレッズはボールを回して、福岡は圧力を掛けていく展開。
福岡の出足が鋭かったですけど、そこはレッズも慣れた感じでボール回しは出来てました。
そんな膠着状態を崩す上で前半通して福岡の右サイド、紺野選手が良かったですかね。
小柄の長所全部を活かして相手の逆をとる切り返しを連発。
左足からのキック精度も中々で彼からの攻撃は危険を感じました。
逆にレッズはどこが良いっていうのが相変わらず無いんですけど、なんだか気づいたら良い展開になっているんですよね。
35分には結果的に慎三さんのハンド取られましたけど、アリー目のクロスがグローリー選手がかぶって抜けてきたところを慎三さんが収めて、エリア内で左に流れながらキープしてから折り返し。
それを安居が合わせてネットを揺らすという素晴らしい展開がありました。
決して目に見えて優勢ではなくてもちょっとしたチャンスやミスを見逃さずに点にまで繋げていく勝負強さが今のレッズの強みかなと感じる前半でした。

後半に入ってもそんなにはバランスが崩れず、お互いに拮抗した試合展開でしたが、60分にアクシデントがありました。
明本が足を気にしている様子でスコルジャさんと何か話しているといった話が出てすぐに交代。
これがレッズには誤算だったかなと思います。
1つが明本はここまでリーグ戦全試合フル出場で彼がいないチームを経験していなかったこと。
2つ目が代えてシャルキーを出したこと。
スコルジャさん的にバランスを変えたくなかったんでしょうし、スコルジャさんのフットボールにおけるSB像はここまでを見る限り、ボール技術やビルドアップよりもサイドアタッカーのようなファイナルサードで仕事をするタイプの選手なのだということも分かってます。
だから、シャルキーを入れて、関根を右SBに回したというのは理論で言えば分かるんです。
でも、試合の状況や相手を見て判断してほしかったです。
細かい技術においてはアバウトで状況判断的にもすぐに試合に入れるタイプではないシャルキーに膠着状態でのハイトランジションゲームは正直、厳しかったと思います。
試合はここから完全に福岡が押し込む形になりました。
17分、18分、20分と立て続けに決定的なシーンを迎えましたが、前の2つは周作がスーパーセーブでレッズを救い、20分のシーンはただただ運が良かったですね。
時間帯の問題もあって暑さがあって、更に試合前の会見からスコルジャさんが懸念していたピッチコンディションもレッズには不利でした。
体力自慢でボールより選手が走るチームのピッチは反対に体力に乏しく、ボールを動かすことが大前提のチームには致命的とさえ言えました。
ここまで盤石の守りを見せてきたショレ、マリウスでさえパス回しから神経を使っているのが丸わかりでしたし、走り回る相手に振り回され続けてました。
ただ、ここからすぐにバランス修正できるのがスコルジャさんの凄いところ。
25分に3枚替えを敢行。
岩尾、安居、慎三さんがOutし、平野、馬渡、カンテが入りました。
右SBに馬渡を入れて、関根は2列目に戻したことで最終ラインを安定させ、運動量で圧倒せていた岩尾に代えて同タイプで足のある平野を入れてバランスを整える交代になりました。
7そこからもしばらくは押し込まれる状態が続きましたけど、それでもカンテが出てきてボールを触るようになって段々と押し返していきました。
カンテは色々とまだ時間が掛かるところがあるとは思いますけど、ボールタッチが柔らかくて懐も深い。
テクニックに走るところはありますけど、慎三さんとはまた違ったボールキープで楔を受けてくれますね。
そこから、ここも慎三さんの王道とはまた違ったリズムでのパスが出てくるんですよ。
視野も広くてパスの強さもちょうど良い感じ。
後はカンテのリズムを周りが感じてくれれば、一気にチャンスが広がっていく気がしました。

そして75分。
相手CKからのカウンターで平野が中央をドリブルで持ち上がるとシャルク、大久保、関根が並走する4対3の形に。
平野は右に開くそぶりを見せながら、左のシャルクへ。
シャルクはマークにあいながら追い抜かしていく大久保へスルーパス。
大久保はシュートまで持っていきましたけどGKの村上選手にセーブされてしまいました。
押し返すことに成功したレッズは37分にオギに代えて岩波を投入して3バックに。少し中にポジションをとった大久保に2回連続で良い形でボールが入りましたが、ハッキリ言ってどちらも大久保のミスで繋がらず、決定機にもなりませんでした。

大久保なぁ~。前節のゴールで吹っ切れるかと期待した分・・・(;-ω-)=3

結果的にこのままゴールレスで試合が終わったんですけど、正直、課題が多いなっていうのが一番の印象です。
ガンバ戦は2トップから1トップに戻して結果に繋げましたけど、この試合は1トップで何も出来ない位に抑え込まれたのに2トップにしなかったですよね。
やっぱり、相手として嫌なのは変化だと思うんですよ。
それが、メンバーチェンジだけでは今のレッズでは変化してないんです。
特に今日はシャルキーを2列目で途中から出しましたけど、中々途中から出てきてスイッチを押す役目は厳しいかな。
もっと、長い時間を走り回ってボールに触れて特徴を出す選手なのはもうすぐ1年いて分かりそうだと思うんです。
それが結局は彼を起用しなくてはいけない。
更に言って、モーベルグが一向にベンチに入る気配すらない。
これはもう明らかに構想外なんだということなんでしょう。
松崎も名古屋戦でまだまだレッズで試合に出られるレベルでないことを証明してしまっているので、起用できる選手はほんとに限られてますよね。
であれば、トップにカンテ・慎三さんで、セカンドトップ気味にリンセンを固定。
上手くいかないなら1トップに戻し、上手くいくようならそのまま行くくらいで行かないとやはりゴール前での脅威が少なすぎるように感じます。
この先の厳しいスケジュールの中でほんの少しだけ見えた変化はまだまだ足りないです。
ここで失速してしまえば、また去年の二の舞ですよね。
引き分け地獄に陥らない為に前線の整備は早急に行って欲しい。
そんなことを思う試合だったと思いました。

さて話は変わりまして、DAZNでやってるジャッジリプレイを見ていてですね。
正にと思うことがあったんですよ。
東京VS川崎の一戦から切り抜かれたシーンだったんですけど、川崎の脇坂選手が退場したシーンを見た後、同じようなタックルを東京の東選手が川崎の大島選手にやってるんですよね。
これについて問題になったのが、まず脇坂選手のタックルがノーカードだったにも関わらず、VARが介入し、一転してレッドカードになった点。
ゲストの都並さんとラモスさんはそれぞれの意見を言った後、家本さんに話が振られたんですけど、家本さん的にはまず第一に主審はなんで目の前であのタックルを見てカード適応だと思わなかったのが疑問と言ってました。
確かに問題のシーンはセットプレーのクリアボールが短くて追いかけた選手同士が交錯したもので、主審から近く、更には障害になるものが無かったシーンなんですよね。
で、脇坂選手は完全に届かないタックルを仲川選手の後ろから見舞っているんですよね。
レッド相当かどうかは別として少なくともイエローは出るであろうプレーにしか素人目戦でも見えませんでした。
家本さん的には主審がイエローを出していたら、VARが介入を躊躇した可能性はあると言ってました。
レッド相当のプレーをイエローで済ませていいのかという話は分かるんですけど、それはイエローの後での話になるのでちょっと置いておきますね。
この後の大島選手への東選手のタックルは本当に危険なもので大島選手の受け方が上手かったからケガにはつながらなかったですけど、全くボールに行っていない後ろからのタックルで主審はノーカード、VARは介入せず。
この一連で私が何を言いたいかというとですね。
明らかに主審をやってる人間は責任を放棄しているということです。
ファウルやバイオレーションでの笛は吹くけど、程度の重さの判断はしない。
オフサイドかもしれない、ハンドかもしれないでも確証はないからVARに判断を任せよう。
こんな思考に陥っているようにしか見えないんですよね。
もちろん、全員が全員そうだってわけじゃないですよ?
レッズと札幌の試合で笛を吹いた御厨さんは流れの中でレッドカードをすぐに出してましたし、同じようなことはあります。
ただ、名前出しちゃいますけど西村と木村と清水と笠原と岡部は自分で判断することを放棄していると思います。
副審は全員そうです。
VARは正しいレフェリングの為に導入されたわけではないとあれだけ言ってましたよね。
それなのに重大な判断が全てビデオで為されるっていうのは明らかに本来の役目を逸脱したことだと彼らは考えないんでしょうか。
オフサイドディレイ含め、再考してほしいですね。
あのディレイって最悪のルールだと思いますよ。
オフサイドだって丸わかりなのに副審が旗を上げないから選手は無駄にスプリントを強いられます。
もし、オフサイドじゃなかったらチャンス、ピンチになるからです。
でも、結局はオフサイドでどちらもフイになるわけですよ。
こんな無駄なことってあります?
そもそも、自分たちが仕事できてないからそのような事態に陥っているという自省はしてるんでしょうか。
何度も何度も言いますけど、審判へのリスペクトが足りないと言っている人がいるたびに言い返したい。
審判は選手に対するリスペクトが足りないし、自分たちが試合の進行役である意識も足りなすぎる。
あくまでも、主役は選手であって、その舞台を作るのはチームであり、サポーターなんですよ。
貴方たちは試合を円滑に進めるため”だけ”に存在する黒子で目立っちゃダメなんです。
そんな縁の下の力持ちを全うするからこそリスペクトを得られるわけであって、存在するだけでリスペクトしろというのはおこがましいにも程があります。
今年の審判たちはちょっと問題がありすぎます。
今一度、審判部はその在り方を省みて、自分たちが何のために存在するのかを自省していただきたい。
そんなことを思うジャッジリプレイでしたね。
ラモスさんと都並さんのお話は本当に面白かったです。

さて、長々とお話しさせていただきましたが、今日はこのくらいでオシマイにしたいと思います。
次回は5/24 ルヴァンカップ川崎戦のレビューをしていきたいと思います。
ではでは、ごきげんよう Arrivederci(。>ω<)ノ゙





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