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まるでカップ戦Final。選手、スタッフ、サポーター一体となって掴んだ勝利。現場の頑張りにただただ頭が下がる思いです。天皇杯の件続報についても少々。8/18 VS名古屋グランパス

Ciao!!
ここ数日で一段と暑くなってきたように感じますが、皆さま体調はいかがでしょうか。
冷たいものを飲み過ぎない・食べ過ぎない、エアコン利いた部屋と外を頻繁に出入りしないなど、夏バテ予防でお身体労わってさしあげてくださいね。

そんな中、我らが浦和レッズは金曜夜に名古屋グランパスを埼スタに迎えました。
スターティングラインナップは
GKに周作。
最終ラインが右から宏樹、ショレ、マリウス、明本。
中盤が敦樹と岩尾。
2列目が右から大久保、小泉、関根。
トップがカンテでした。
小泉復帰。
前回の広島戦レビューの最後。
私はこのままの状況であれば、来季はないと思っていますと言いました。
もちろん、素人で部外者の私の一存で決まることでないのは当然ですけど、実際問題として、そんな状況であると多くの人間が思っている中での先発。
閉塞感満載のチーム状況も相まって、期待感は増しますよね。
対して名古屋は
GKにランゲラック選手。
最終ラインが右から藤井選手、中谷選手、河面選手の3人。
中盤が稲垣選手と内田選手。
WBが右に野上選手、左に森下選手。
2シャドーに永井選手と森島選手。
トップに酒井選手が入りました。
酒井選手と永井選手は2トップの形になってトップ下森島選手という形になりそうな布陣でしたね。
なにせ、マテウス選手がサウジへ旅立ち、ユンカーは契約の都合で起用できず。
飛車角落ちの状況で攻め手が圧倒的に足りていませんからね。

ポイントとしてはレッズの選手たちのマインドのバランスですよね。
前節は前半に先制しながら、そこからズルズルと下がってしまい、一方的に殴り続けられるような状況になってしまいました。
結果として破綻して2失点。
先制点は当然ですけど、その後の攻守でどういう試合を作り上げていくのかという意識が問われる試合になると思います。
名古屋はやはり新加入の森島選手のフィット具合。
そして、ベンチに座っている前田 直輝という男がどこで出てくるか。
浦和キラーの元祖というべき男ですから本当に嫌で怖い選手だと思います。

では、試合を見ていきたいと思います。
レッズは普段通り最終ラインでゆっくりと回しながら、名古屋はプレスはそこまで激しくなく奪ったボールはすぐにサイドに回して両WB、インサイド、シャドーで起点を作りながら機を窺う形でスタートしました。

そんな様子見の段階だったはずの9分。
いきなり試合が動きます。
ビルドアップの段階でハーフラインから浦和陣へ持ち上がった内田選手の縦パスをひっかけた大久保が一気に攻め上がり、中谷選手と河面選手の間を抜けて右に流れた小泉へスルーパス。
1タッチで守備に参加して上がってきたカンテへ落とすとこちらもダイレクトでアーリークロス。
これが内田選手に当たって、稲垣選手がこぼれを頭でクリアしますが、しきれずにカンテがキープします。
今度は中に持ち込んでペナルティエリア左に入り込んでいた関根へ鋭いパス。
関根は右足トラップで縦に流して左足でシュート。
これは藤井選手がスライディングでブロック。
このこぼれを今度はオーバーラップしてきた明本が回収。
クロスを上げる素振りでしたが前を塞がれたのでエリア内にいながらパスコース空けて顔をのぞかせたカンテへ。
ここでボールを持つと見せかけてカンテは体をくるりと反転。
そのまま右足を振りぬきました。
名古屋ディフェンスもGKのランゲラック選手も完全に虚を突かれた形となりゴール左に吸い込まれるボールを見送るしかありませんでした。

今までの”レッズの”カンテなら、あの場面は右でフリーになっていた敦樹に出してミドルを打たせる。
ないし、右サイド展開して中に入り込む動きをしていたんじゃないかなと思います。
でも、中国にいた時のことを聞くとかなりシュートレンジが広く、遠目からの精度も高かったそうです。
広島戦のミドルもそうですが、”本来の”ストライカーらしいカンテが見られてきたんじゃないかなと思いました。

前節と同じくカンテの素晴らしいゴールで先制したレッズ。
しかし、前節と違いこの日はペースを落とさずに前への意識が出ていました。
実際、ここからもチャンスはレッズに多かったと思います。
カンテのポジショニングが良く、ボールが収まるので2列目も良く動けていましたし、久しぶりの出場だった小泉も上手く試合に入れていたと思います。
27分。
コーナーからのこぼれ球をミドルで狙ったシュートはストーンでたまたま残っていたディフェンスにクリアされましたけど、コース、スピード共に素晴らしかったです。

30分は一転して大ピンチ。
マリウス、ショレと繋がって裏を狙った宏樹にパスが出たんですけど、これを森下選手にカットされます。
内田選手とパス交換をしてから左に流れてきた森島選手へ縦パス。
そのまま足を止めずにインナーラップします。
森島選手もその流れを止めずに小泉を寄せてから中へ出して、自身は外のレーンを上がります。
パスを受けた森下選手が今度は前に立つショレを真ん中に寄せてから外の森島選手へ。
左サイドでパスを受けた森島選手は一つ前へ持ち出すと左足でスルーパス。
前を走る永井選手は岩尾の裏をスピードのミスマッチを活かして抜けると麩フォローのマリウスが寄せきる一瞬手前でダイレクトで中へ。
そのボールに酒井選手が反応してたんですけど、その前にはもう明本が入ってたんですよね。
でも、岩尾が難しい態勢でファーサイドへ蹴っちゃった。
そこには完全ドフリーで走りこむ野上選手。
足を合わせる時間すらある状態で蹴ったボールは左に外れて行ってくれました。
大事に行き過ぎって奴ですかね。
相手のミスに助けられ、事なきを得ます。

ドン( ゚д゚)マイ カウンターは仕方がない。それでも怖がらずに行くんだ!!

ボールを握るのであれば、カウンターを受けるのは仕方がないもの。
それで腰が引けていては結局はラインが下がってボコボコにされるだけなので、ここからちょっと悪い癖が出てしまったのは、反省点かもしれませんね。
前半終わりの15分は名古屋の猛攻に晒される形になりましたが、何とかしのぎ切って前半が終了。
1-0でリードしてハーフタイムを迎えました。
ここでレッズは小泉に代えて安居を投入。
名古屋は酒井選手に代えて前田選手。
河面選手に代えて丸山選手を投入してきました。

(;>ω<)やっぱり出てくんのね。

1試合4点取られたことがある位に良い思い出が全くない選手投入はほんとに嫌でした。

しかし、後半開始直後にペースを握ったのはレッズでした。
キックオフのボールを受けた岩尾が右に蹴りだし、これを宏樹がヘッド。
中に折り返されたフワッとしたボールをカンテがボディフェイクで真ん中に流すと30mはありましたが、左足を振りぬきました。
ボールはわずかにゴール上を通過していきましたが、威力・スピードは凄いの一言。
今のカンテは見ていて、本当に気持ちよく足振ってるように感じますね。
正に打てば高確率で入る位の感覚でシュート打ってるんだろうなぁと思います。
更にこの後のゴールキックのボールも回収に成功すると、安居、カンテと真ん中で繋がって右に落とすと今度は敦樹がミドル。
これはランゲラック選手の真正面でキャッチされました。
その5分後の50分。
今度は関根が左からカットイン。
エリア内迄侵入して右足で狙いますが、威力なくこれもランゲラック選手にセーブされますが、追加点への高い意識が伝わる入りになりました。

そして、ここから名古屋の猛攻が開始。
まずは53分。
中央、内田選手から右サイドの野上選手へ展開。
これを早いタイミングでディフェンスと中盤の間に打ち込むグラウンダーの折り返し。
走りこんだ森下選手がまず中央からミドル。
ショレに当たったボールがセンターの永井選手に入り、マリウスと宏樹を引き付けられた所でフリーになったのはキラー前田選手。

(# ゚Д゚)ホントに何でいつもこの人が簡単にフリーになるのか意味わからないんですけど!

しかし、ここで周作が素晴らしいチャージを掛けてコースを消し、右足のシュートも素晴らしいストップを見せてくれました。
セカンドをもう一度左で狙われましたが、これはマリウスがブロックしてコーナーに逃げることに成功しました。

続いて、この左からのコーナーが一回右に流れると前田選手が野上選手とコンビで角度を作って左足でシュート。
これはシュートの威力がなくコースも甘かったため周作がガッチリキャッチしました。
それでも簡単にマーク剥がされてますね。Σ( ̄ロ ̄)

続いては70分。
周作からの展開を受けた宏樹が右サイドでロスト。
しかも、フォローに入ったショレと被って、ぶつかるという最悪のミス。
抜け出した森下選手はかなり余裕を持って右足で丁寧に狙いましたが、今度はバー直撃。
セカンドボールも拾われて二次攻撃に遭いましたが、ここは相手のクロスが流れて事なきを得ました。

広島戦の逆転ゴールもそうなんですけど、ここ最近は宏樹が良くないんですよね。
守備面では問題ないんですけど、攻撃面、それも足元にボールがあるときはかなり危険な感じがします。
元々、足元が上手くないですし、キック精度もかなりアバウトな所があるので時間を使いたい時や攻め込まれて回さざるを得ない時のプレスの狙い所になってる感もあります。
前半から自陣最終ラインから相手陣深くまでスプリントしてるので確実に疲労しているので、そこはベンチがマネジメントしてあげなくてはいけないところだと思います。

これも何とか凌いで、その後も耐えに耐えたレッズ。
しかし、最後の最後で絶体絶命となったのが93分。
一度相手左からのクロスをオギがヘッドでクリア。
しかし、右に流れたボールを久保選手に拾われます。
最初にここをケアしたのは隼平でした。
深い位置からフォローに来た前田選手へ。
ここはオギがチェック。ここで隼平がボールへ意識を向けたんですよね。
久保選手が戻ろうと見せて中に入るスプリントに対応がまず遅れます。
前田選手は一つ突いてもう1つ中にいた稲垣選手へパス。
オギとしては突破とクロスが第一警戒の中だったのでこれを素通し。
ボールを受けた稲垣選手に対し、岩尾のチェックが遅れました。
言ってしまえば、緩いプレー3つ続けば、そりゃピンチになりますよ。
稲垣選手のスルーパスがポケットに入り込んだ久保選手へ通り、完全に1対1。
完全にやられたと思いましたけど、久保選手のシュートは右上に大きく外れていきました。
久保選手に入り、シュート態勢に入ったところで猛然とシュートブロックに飛び込んだのは岩波でした。

岩波がピッチに入ったのは92分。
3バックの真ん中に入り、完全に逃げ切って試合を終わらせるための役回りでした。
今季はシーズン前に移籍が決まりかけていたところでの破断。
合流が遅れ、完全にポジションを失った状態でのスタート。
ターンオーバーやクロージングの出場にとどまり、夏のウィンドウでの移籍も常に囁かれている中での起用でした。
黙して語らずの性格であまり外へ発信することが少ない選手です。
内側に溜め込んできたものも相当だということは想像に難くありません。
それでも起用されれば、忠実に任務を全うする。
この1プレーに岩波のプロフェッショナリズムを見ました。

最大のピンチを逃れたレッズはこのまま逃げ切って試合終了。
7/1鳥栖戦以来のリーグ戦勝利を収めることに成功しました。

感想は

(*´Д`)=3 疲れたぁ

に尽きると思います。
セレッソに為す術なく敗れ、横浜戦で何か掴んだかなと思いきや広島戦でよもやの逆転負け。
自分たちの苦手とする相手に対して何も通用することなく敗れ去ることが多かった中で、本当にこの名古屋戦が上位戦線に留まる最後のチャンスだったんですよ。
試合後に周作が「もう今日がラストチャンスだと思っていた。引き分けでもダメで、勝ちしかない状況。」と言っていましたけど正にそうだったんです。
レッズより上、横浜とは先日引き分けたことで勝ち点を詰めることは出来ず、すぐ下の広島に黒星。
残っているのは最終盤のアウェー鹿島、ホーム神戸の連戦のみだったんです。
下の相手とは関係ないとすると11/11の神戸戦以外に直接対決が無い状態でした。
しかも、レッズは22日のACL予備予選に勝つと当然、本選出場となり9/19からグループリーグが始まります。
神戸、名古屋、鹿島は出場しないわけなんですよ。
なので、この試合で負けると最悪は去年と同じくらいまで順位を落とす可能性すらある状況だったわけです。
スタンドもそんな雰囲気を察してか、カップ戦Finalのような空気で普段ではあまり見られないスタイルになっていました。
そんな試合でしっかりと勝ちきることが出来たのは本当に良かったです。
それも、小泉が13試合ぶりの先発。


明本が左SBに戻り、ゴールに絡みました。


隼平は大先輩に大目玉を喰らうなど、試合に入り込むのに苦労してましたけど良く走っていました。


そして、最後の最後で試合を締めた岩波と最近苦しかった時に試合に絡めていなかった選手達が踏ん張って本当の意味で全員が一体となって手にした勝利だったと思います。

もう一つ言いたいのは、あまりこういうことは言いたくないですけど、いろいろと忖度が酷かったですね。

主審を担当した池内氏。誤審がホントに多い。まずは眼科に行って欲しい。


相手が国策企業だからなんでしょうけど、主審はへらへらしていてカードでしか試合をコントロールできず。
VARはテレビ観戦でもしていたんでしょうか。

VAR担当した西村氏。劣化が激しい。


DAZNの実況は元々レッズが嫌いってこともありますけど、解説はレッズOBだというのに、先の広島戦とはやっているところが違うのかな?と思う程でした。
ジャッジリプレイで取り上げられるかもしれませんけど、きっとこの試合の実況はイエローではないと言いそうですし、審判擁護の家本氏もイエローとは言えないとか言ってお茶を濁すんでしょう。
ですが、あえて言わせていただきます。
(# ゚Д゚) あれは完全に誤審だからね!!!!!

まぁ、結果としてレッズが勝ったのでね。
大事にはならなくて結構ですけど、改めて今回の池内、笠原、そして木村は誤審3兄弟として歌でも出すか、来季以降のライセンス発行を見直すかして欲しいもんです。
あんなの使われて、どのクラブも選手もサポーターも良い所1個も無いですよ。
恩恵受けてるところは名古屋だけなんだから。

さて、話題を変えまして。
名古屋グランパスとの天皇杯で起きた暴力問題で新たにレッズオフィシャルで1回目の会見では認定されていなかった暴力行為があったと認定した発表がありました。
まぁ、あれだけ映像として残っているわけですから”無い”っていうのは明らかな嘘なので言わないと思ってましたけども遅すぎましたね。
しかも、ぼやかしたような会見を1回挟んだのも心証が悪かった。
いかにも三菱っていう企業がやりそうな誰に対して、何を何のためにしているのか良く分からない会見をしてましたよね。
発表されていた処分も執行猶予付きの有罪位に甘いもので、一生関わらないで下さいって言っちゃえば良かったと思いますよ。
まぁ、小出しにした結果、また世間様は面白いようにぶっ叩いてくれていますけど、これに対しても少し言いたいことがありまして。
フットボールユニバースにはどれだけ叩かれても真摯に受け止めてほしいと思います。
でもね、サラリーマンメディア共のあの煽り記事はなんなんだろうか。
常々、私は日本のメディアの能力の無さに怒っているんですけどもね。
まず第一に取材力がない。
大手新聞社の記事ですらネットのものは素人のSNSを元ネタにしています。
スポーツ紙になったら更に酷いもので碌に現場取材もせずにVTRやそれこそ投稿されたSNS動画見て、彼らが喜びそうな感想を書いてるだけなんですよね。
本当に取材力が無いから同じような質問して取材対象に呆れられているし、
次に文章力が無いから定型文のような文句ばっか使うわ、事実ではない脚色した自分の勝手な妄想小説を書くわで本当に良い所一つもない害悪だと思うんでけどね。

今回の暴力事件は明らかにレッズ側にいた馬鹿が悪いですよ。
それは事実であり、明確です。
ですので、弁解の余地は無いんですけど、じゃあ、どういう経緯で何故このような事件が起きたのかってことを詳細に語っているメディアがあったでしょうか?
無いんですよ。
全てがやれ”またしても浦和サポーター暴徒化”とか”名古屋側へ侵入して旗を破壊”とか”制止しようとした警備員へ暴行”とセンセーショナルに脚色したものしか無いんですよね。

事の発端は名古屋側の無意味な挑発ですからね。
しかも、”かかってこい”という声が出たことも明確になってるんです。
それでキレてかかっていった馬鹿が一番悪いですけど、ケンカ売っておいて10:0の完全被害者ですっていうのは通らないと思うんですよ。
そして、メディアは何も知らない人に対してただただ試合に負けた腹いせに暴動を起こしたような記事を書くのは事実を歪曲した無責任極まりない行為であり、結果として、現状として一切関わりがなく、更に今後も関わりがないただただ誰かを貶めたい連中の格好の餌にしているわけですよ。
これって立派な世論操作であり、悪く言えば洗脳ですからね。
そして、改めて日本っていう国に暮らす多くは誰かが声高に悪だって言えば、それを信じて疑わない国民性なんだと再確認し、いつか暴走するんじゃないかと恐怖を覚えました。

日本のTV、新聞各社は今一度、自分たちの存在意義を再確認し、現在のような事態を招いていることを猛省してジャーナリズムの基本に立ち返るよう社員に啓蒙しなおしていただきたい。
そんなことを思う今回の一連のメディアスクラムに関してでした。

次回は22日に行われるACL予備予選 理文戦のレビューをしていきたいと思います。
ではでは、ごきげんよう。Arrivederci(。・ω・)ノ゙


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