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格上相手に現状で1-1は上々な気がするのに聞こえるのは不満ばかり。なんでこんなことに?6/24 VS川崎フロンターレ イタリアからの情報に込み上げる怒りも少々(#^ω^)

Ciao!!
蒸し暑い日々が続いていますが、皆さんどうお過ごしでしょうか。
水分補給と体を冷やし過ぎないように注意してくださいね。

さて、こんな不快指数Maxの中、Aマッチデーウィーク明けのJリーグ。
我らがレッズは埼玉スタジアムに川崎フロンターレを迎えました。
この日のスターティングラインナップは
GKに周作。
最終ラインに右から明本、ショレ、マリウス、オギの4バック。
中盤が敦樹と岩尾。
2列目が右から大久保、安居、高橋の3人。
トップがカンテが入りました。
宏樹がサスペンドのため、明本を右に回すセット。
更に2列目左に高橋が初スタメン。
チャンスメイクよりもよりゴールに直結するタイプの配置でゴール前での圧力を狙っているようでしたね。

対する川崎は
GKに上福元選手。
最終ラインが右から山根選手、大南選手、車屋、登里選手。
中盤がジョアン シミッチ選手、脇坂選手、大島選手の3枚。
前線が右に家長選手、左に遠野選手でトップに宮代選手が入る4-3-3。
選手の流出と負傷離脱によりかなり厳しい台所事情の川崎ですが、やはり危険なのは右の家長選手ー山根選手のライン。
そこにインサイドが絡んで、パスワークで崩す。
そのためのフリーランにレッズがどれだけ付いていけるかがカギでした。

さて、試合を観ていきましょう。
前半2分。
カンテのポストからエリア右サイドで前向きにボールを持った大久保。
鋭いカットインから左足を振りぬきますが、これは上福元選手がしっかりとセーブ。
止められはしたもののカンテのポストも良かったですし、大久保のドリブルのキレ、そして、シュートもあわやという枠内シュートが飛びましたね。
更に4分。
オギが左を突破して低く速いクロス。
これに大久保が飛び込みましたが、これも上福元選手がその前でしっかりとボールを掴みました。
どちらも速いトランジションからシンプルに縦を突いた攻撃でしたが、決して精度も低くなく相手のディフェンスがセットする前に仕掛けた素晴らしいアタックだったと思います。
試合前のスコルジャ監督のインタビューでもあった、速さと強さを出した攻撃だったと思いました。

ここから試合はゆっくりと回す川崎にプレスを掛けるレッズという構図で進んでいきました。
高橋、オギの左サイド、大久保、明本の左サイド共に強度が強く当たっていくプレスでテンポ良い前進を許さず、奪ったらカウンターという意識がよく見られていましたね。
特にキーマンである家長選手が途中で左にポジションを変えたことが高橋、オギのラインでサイドをしっかりと遮断出来ていたということが分かります。

正直、精度という点でまだまだ課題は見られましたが、前に行くっていう意識は横浜FC戦や清水戦とは格段に違うものが感じられましたね。

結果的に0-0でしたが、終始ボールを回して攻めあぐねているっていう感じはしなかったと思います。

後半に入りまして、高橋に替えて関根投入。
入りをガツンと行くっていう気持ちも見えましたね。
46分にオギ、47分に大久保がそれぞれ左右サイドを突破してクロスまで行ってますし、大久保のクロスは関根が飛び出した上福元選手よりも先に触っていました。
躍動感はありましたよね。
そんな前への意識が思わぬ結果に繋がります。
53分。
周作のロングキックを前に飛び出ていた上福元選手がヘディング。
これが中央ハーフラインから10mほど川崎陣内に入っていた関根の下へ。
関根はこれをトラップして右足を振りぬきました。
ボールはGKの後ろをフォローしていたCBの頭の上を抜けて無人のゴールへ。
関根はこれが今季初ゴール。
思わぬ形で先制に成功しました。

これはね。
どうしようもないですよ。
ベーシックな考え方で言えば、CBがしっかりとマークに付いているわけですからそこに任せてバックパスに対応するために戻るっていうのが正解なんでしょう。
しかし、周作のキックが速く伸びるボールだったこと。
SBがオーバーラップしていてCBと数的同数だったこと。
CBが後ろ向きを向きながら上から来るボールに対応しなければいけないことを踏まえると”GKが出てきてクリアする”っていうのは一番セーフティな選択肢でもあったと思うんです。
可能なら外へクリアできれば良かったですけど、ボールを追っていた2人を見ながらになったこともあってクリアする方向を気にすることが出来なかったのが一番の問題だったかなと感じます。
でも、何度も言いますが、これは仕方がない。
ディフェンスラインを高く保つためにGKをセカンドリベロと言ってもうずいぶん経ちますが、広大なエリアを守りながら最後の砦となるGKのミスは許容しなくてはいけないシステムだと思いますよ。

さて、思わぬ形で先制したレッズですが、あっさりと追いつかれます。
その4分後。
最終ラインでボールを回すレッズ。
明本、ショレ、マリウス、周作と回って、自陣ペナルティエリア中央でボールを貰いに覗きに来た岩尾へ。
当然、そこにマークが寄ってきた所で周作へ戻しました。
ここで岩尾を叩く人が結構いるんですけど、このプレー自体はプレスを剥がす上で世界中で見られるプレーなんですよね。
なので、あのプレー自体は決して責められることではなかったんですけど、このバックパスを周作が左足インサイドでコントロールしようとしたところで失敗。
恐らく、右後ろへちょっと蹴りだしてショレへ出そうとしたんでしょうが、その蹴りだしが強くヒットしてしまい、ゴールへ蹴りこんでしまうというまさかの結果に。

これも先ほどの上福元選手のプレーと形は違いますが、同様のことで、GKにフィールドプレイヤーと同じくらいの足技が要求される昨今ではあってはいけないですけど、”よくあるミス”なんですよね。
これ最終ラインがやっても特に何も言われないプレーですよね。トラップの蹴り足が長くなったって追いついて戻せばいいだけなので。
しかし、これがGKになると致命的なものになってしまう。
不条理極まりないと思いますよ。
ちなみに世界最高のGKに数えられるマンチェスターシティのエデルソン モライスやリバプールのアリソン ベッカーですら1年に1回くらいやらかすプレーなんですよ。
なので、決して許容できないプレーではありますが、昨今のフットボールでは決して珍しくないプレーなのかなと思います。

両GKのありがちなミスで1-1となった試合ですが、ここから更に動きます。
61分。
同点にして一気に追い越したい川崎はプレスを継続。
今度は自陣ペナルティエリア中央で前を向いた岩尾。
出しどころが無くて右往左往して結局、相手を引き連れながら戻ってきた敦樹をチョイスすると言う愚策。
結局、ここを突かれてピンチに。
最後はシミッチ選手が強烈なシュートを撃ちますが、周作がこれはしっかりとセーブ。
これでさっきのミス帳消しってくらいです。

このプレーで見切りをつけたのかレッズは64分に岩尾、カンテを下げて小泉と慎三さんを投入。
川崎も遠野選手に替えて瀬川選手を入れました。
この交代から8分後の72分。
川崎がロングカウンター。
縦パス一発抜け出した瀬川選手が周作と1対1の状況。
2ndタッチが伸びたので一気に飛び出して間に合うか微妙なところだったんですが、ここを我慢。
シュートコースを消しながらプレッシャーをかけて結局、左足で打ったボールはゴール左に外れていきました。
試合後のコメントで”埼スタの芝は短かったり、深かったりでボールが死ぬ可能性もあったので無理に飛び込まなかった”という落ち着きぶり。
これで2つ決定機阻止。
ミスなんて忘れてしまう程の守護神ぶりでした。
しかし、ここでアクシデント。
瀬川選手を追って、超スプリントしていた明本が交代を要求。
恐らくハムストリングの肉離れの様子で大畑と交代しました。
川崎は大島選手に替えて小塚選手投入。
選手交代で試合を動かしていく中で78分でした。
奪い合いから川崎の楔のパスをインターセプトしたショレ。
そのボールが長くなったんですが右のアウトでパス。
そこに小塚選手のスライディングが深く入りました。
目の前で視ていた今村主審は迷うことなくレッドカードを提示しました。
その3分後、81分。
今度はレッズが左サイド、川崎のコーナー付近で関根が家長選手に倒されました。
確かにファウルと言われたら可哀想な競り合いでしたけど、その後で家長選手が右手をこめかみ当ててクルクル。
今村主審は侮辱行為としてイエローを提示されました。
DAZNの解説だった福田氏はこのシーンで”家長としてはそんな意図はなかったと思いますけどね”と言っていましたが、これに関しては疑問ですね。
では、何のジェスチャーだったと思うのかぜひ聞いてみたい。
表情や仕草から言って、多数が”そう見える”行為という状況です。
ファウル自体は可哀想かもしれなかったですが、イエローに関しては当然だと思います。全く必要のないことですからね。
むしろ、福田氏の”レッズびいきにならない様に”という行き過ぎた忖度を感じました。
元々、広く状況を見て発言するようなことが出来るタイプではないので発言に窮して出てしまったんでしょうけど、迷解説としか言えません。

85分。
この日唯一レッズでキレていた男。
関根が川崎ペナルティエリア左からカットイン。
そのまま右足でニアを狙いますが、これは上福元選手がナイスセーブ。
ゴールを割れません。

数的優位を得たレッズですが、相変わらず10人の相手を崩すのは得意ではなくミスを連発。
攻めきれず1-1のドローで終わりました。

これでリーグ戦3試合連続のドローになったわけですけども、正直仕方がないかなと思います。
客観的に見て川崎とレッズの戦力比較をすれば、川崎は格上です。
どれだけ調子が悪いと言っても、その差はあります。
それにこちらも決して調子が良いわけではないです。
だから、”勝ってほしい”と思う分には全然問題なしですけど”勝つのが当然”のような声が大きいことに関しては疑問ですよね(・・?
更にやってる戦術にもやりたい戦術にも適合した選手が足りなすぎなんですよね。

やってる戦術はボールを握りたくて、プレスに弱い岩尾が最終ラインに下がってゆっくりとボールを回すスタイル。
この場合、両SBが高い位置を取って、サイドで優位な2対2又は2対1を作ってそこを起点に崩していきます。
敦樹が前目に位置するので崩す起点は主に右サイドです。
しかし、この場合、右サイドの前の選手には1人でカットインしてゴールが獲れて、縦に行って正確なクロスを上げ切れる選手が絶対に必要です。
逆に起点にならないサイドは中に入っていってクロスを合わせる能力も求められます。
当然、トップ下の選手はラストパスを出すよりもより点を奪う方の能力が必要ですよね。
さて、今のレッズはどうでしょう。
右の大久保は確かにドリブルはいいですよ。
でも、ファイナルサードで怖い選手ではないですよね。
トップ下の安居は本来が8番の選手で10番にもう1人いたうえでの選択肢だと思います。
左の関根だけ、いえ、現段階の2列目で唯一の合格点は関根だけだと思います。
モーベルグのコンディションが上がれば、右サイドの問題は解決でしょうけど、継続して起用されない現状は既に戦力外として扱われているようにも感じます。

では、続きましてスコルジャ監督がやりたい方ですけど、本来はビルドアップは2CBとGKの3人で行ってインサイドは本来のポジションをキープ。
片方のSBが下がって受けて縦に出し、インサイドとSHが絡んでミドルからファイナルサードへボールを運んでいくスタイルなんだろうと思います。
その場合、強度で足りない岩尾は不適格です。
縦に行くサイドハーフの推進力も足りないし、中で合わせる9番、10番も正直物足りない。
そもそもがインサイドだけでミドルサードから最終局面に入ることが期待できず、慎三さんが落ちてきてやっと攻撃のスイッチが入る現状で、それを追い越していく選手がいないのでは攻撃にならないですよね。

あ~あ、松尾と江坂が要ればなぁ┐(´∀`)┌ヤレヤレ

本当にこれに尽きると思いますよ。
松尾が左、江坂が10番にいると数字が増えたかどうかは別として今の”期待できる攻撃が出来ない”っていう問題は解決できたと思います。
外国人選手獲得の動きに関しては非常に早く、正確な動きを見せて期待できるレッズのフロントなんですけど、国内の動きに関してはまるで見る目がない。
先見性も無ければ、今のチームの査定も微妙ですよ。

この場で何度も何度も言ってきましたけど、J2の選手を何人も獲ってきて主軸として試合に出す。
自前の選手はローンに出す。
これで何でJ1で優勝できると思えるのか。
この試合で岩尾のダメな所、足りていないところにようやく目が向いていますけど、本当に”やっと見る気になったか”という印象です。
元選手や元サラリーマン記者の現フリーライターとかが言うんですよ。
”今がベストバランスなんだ。”
ベストバランスがこれだといつまでも優勝なんて出来ないですよ。
先に挙げさせてもらった福田氏ですけどね。
Youtubeチャンネルで”俺は優勝を念頭に選手を評価している””他のチームと比較してモノを言っている”と前置きしながら、”中盤から後ろは良い”って言うんです。
じゃあ、脇坂選手と大島選手の2人と敦樹と岩尾を見ます。
どう考えたって岩尾が劣るじゃないですか。
そんなのは一目見れば分かるレベルですよ。
本当は嫌ですけど、評価基準として代表って言葉を出せば、他3人はキャップも持ってるけど岩尾は候補に名前が挙がったことも無いですよね。
客観的に見たって分かることですよ。
なのに、ここを不可欠と言ってしまうのは向上心がないのか、諦めてるのか、見る目が無いのか。

本気で優勝って言葉を使いたいのであれば、やはり足りない部分の日本人選手に投資する以外に無いと思います。
中盤で言えば、それこそ名古屋の稲垣選手や神戸の齋藤選手。


海外から言えば、森岡選手。

サイドで言えば、札幌の金子選手

鹿島の荒木選手

広島の森島選手

柏選手

海外で言えばバルセロナを退団濃厚な安部選手

ぶっちゃけ戦力になってない南野選手

ドイツ2部で燻ってる奥川選手

遠藤渓太選手

などいっぱいいるんです。
こういう選手集めて、結局は海外行っちゃってもそれで良いじゃないですか。
海外に送り込んでいけば、”海外行きたいからレッズ行こう”ってみんなが思ってくれますよ。
そうならないといけないクラブだと何で思わないんですか?
この夏の動きはこれからのレッズの方向性を決めることになると思います。
ぜひ、皆さんも動向を注視してほしいと思います。

さて、最後に少し海の向こうのお話です。
ミランのサンドロ トナーリがプレミアリーグ、ニューカッスルに移籍することがほぼ決定となったそうです。

正直ね、マネーゲームされたら勝ち目無いんで、別に移籍したいならすればいいと思うんです。
レベルの高いリーグに行くわけですから。
今回のことで許せなかったのが、クラブ側が主導したことなんですよ(#^ω^)
トナーリはミランを本当に愛してくれていて、常々バンディエラとしてミランで引退したいと言い続けてくれた選手です。
そして、今ではミランの正に心臓として攻守に影響力のあるリーダーになってくれました。
そんな選手を短絡的な利益のために売却を決定したんです。
この知らせを聞いた選手は泣き崩れたとも聞いています。
本当に悔しくてたまりません。
フラッグやエンブレムに誇りや忠誠心を失ったら、チームの価値なんて持ってる資金力でしか測れなくなりますよ。
そうなったら、今のミランはインテルにもユーヴェにもローマにもラツィオにもかなわないただの中位のチームですよ。

(# ゚Д゚) レッドバードはそんなチームにしたいのか!!

一番にミランを愛し、ミランの為にまた矢面に立って仕事をしてくれていたパオロのクビを切り、そのパオロを実務面でフォローしていたマッサーラも切り、ここでチームのリーダーの1人であるトナーリをこんな形で売り飛ばす。
ガットゥーゾのクビを切ってミラン史上最悪のヘボ監督を連れてきたガジディス政権以来の暗黒時代突入が避けられない雰囲気の現在。
それが分かっていても、一サポーターでしかない私に出来ることなんて何もない。
折角、去年スクデット。今年がCLベスト4と来季のCL出場権確保と段階を追って安定した成績を残してきたのに。
なんか、誰か狙っているというな話題が出ても何かどうでもいいような感じになっちゃいました。
海外からの情報はただただ悲しいものになってます(;´Д`)

さて気を取り直して、次回はミッドウィークに行われる湘南ベルマーレ戦のレビューを予定しております。
果たして、攻撃陣が息を吹き返す奮闘を見せてくれるのか。
乞うご期待!!
ではでは、ごきげんよう。Arrivederci(。>ω<)ノ゙



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