キリンの首を捨てた日
キリンの首はとてつもなく長いよね。あんな首が長い生物って他にいるのだろうか?
実は、私も長い首を持っているのです。私は、首長族(くびながぞく)なのです。まあでも、物理的に首が長いことはないですよ。だって人間ですから。どう長いかっていうと、”慣用句”的に長いのです。
私は、「常に首を長くして待っている人間」なのです。
どういうわけか、生まれてきてからずっと、「なんか良いことが起きないかなあ」や「いつか夢が叶うと良いなあ」と考えに耽っています。こういうやつを見て、周りの人たちは「こいつ、めっちゃ楽観的なスーパーポジティブ人間じゃん」と思うに違いない。
しかし、驚くこと勿れ。実は私、自他ともに認める「悲観的なスーパーネガティブ人間」なのです!(決して褒めることではない。)勝手に他人様の輝かしい経歴を見て、勝手に自分と比較して、勝手に落ち込む人間なのです。本当に自分勝手な人間なのです。なんなんですかね、自分と他人を勝手に比較して、勝手に落ち込むのが癖になっちゃってるんですよね。もはや、呼吸のように無意識にしちゃってるんです。心の中のリトル酒向も「なんでこいつ毎回勝手に比較して、勝手に落ち込んでんねん。アホちゃうか。」と思っているでしょう。そうです、私自身も「自分、何してるん。」って常々思ってます。
そんな”自称プロのスーパーネガティブ人間”をずっと続けてきて、今日ようやく気づきました。
「キリンの首をもう捨てよう。」
そろそろ、人間らしく人間の首で生きていきます。考える前に、動いていきます。「考え前に動いていけ」って意外と難しいんですよね。でも、待っているより、小さくてもよいから何かしらのアクションを起こしていくって本当に大事なんだと、ようやく気づき始めました。
酒向動いていきます。私はキリンではなく、人間。
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