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闇の将軍のこと④ 通し稽古

常闇稽古9回目で通し稽古をしました。これまではシーンごとの動線を作って細かく稽古をして流れで通して、これを何回か繰り返す稽古でした。
ようやく頭から最後までの通しです。
常闇は登場箇所が3つあるのですが、1つ目と2つ目では7年間経過していたり、次の出番まで30~40分くらいの待機もあります。自分が出ていないシーンの空気感を知りたいのと、受けて(聞いて)おきたいセリフもあるので他のシーンも見ていることが多いです。なんて、それっぽい事言ってますが単純に面白いので見てしまいます。ちなみに常闇で一番好きなシーンは前回から変わらず「小沢さんが〇〇を壊してしまう」シーンです。

初通しをしてみて思った事は「初演の力はすごい」
ヨイショ!と力業でやっていました。今回はどの作品も再演になる為、丁寧に振り返って稽古ができたから思うのですが、どうして前回気付かなかったんだろうと思う所が幾つかあります。解釈の変化から表現を変えたり、失敗したり、うまく繋がらなかったり、言い方で覚えていたセリフは言い方を変えると次のセリフが出てこないなぁとか、自分のセリフ聞きすぎて次のセリフ出てこなかったなあとか、色々確認できる機会でした。
楽しいシーンは少ないのですが、やり取りの面白さを感じる事もできて、こんな風にどんどんブラッシュアップさせていきたいなと思います。

こちらは夕闇

夕闇は稽古5回目が終わり、まだ通し稽古には至っておりません。
再々再演(過去に3回上演している)なので流石にセリフだけはスラスラ出てきます。夕闇はセリフがなくても舞台上にずっと居るせいか、肉体疲労があり稽古の翌日に筋肉痛ができるのですが、立ったり座ったりしているだけなのに…?と自分の筋肉の無さに笑ってしまいます。
作品によって疲れ方が違いませんか?と、3作出ている秘書役の青木さんに聞いたら「そうですね、そもそも作風が違いますもんね。人には1話目は時代劇、2話目は会話劇、3話目は人情劇と説明しています」と仰っていました。なるほど違いが分かりやすいです。

そして今更なのですが、全話再演のためネタバレOKのお許しが劇団側から出ています。そのため毎回内容に触れる話や写真をあげていました。
初見の方が多数だと思いますが、重大なネタバレはしていない筈ですので、どうぞ安心して劇場にお越しいただければと思います。

公演情報はこちらになります。

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