バンド【オヤスミの前にvol.31】

バンドって良いよね。
けど、バンドって思ってる程簡単じゃなくて言うほど難しくない。

なんでこんなことを書いたのかと言うとですね、本当にnoteだけの話なんですけどちょうど1週間くらい前に失踪した元メンバーから急にLINEがきました。
失踪してから本当に一切連絡がなかったんで実に1年半近いぶりの連絡でした。
正直最初にLINEの通知が来た時は見間違いかと思って二度見してしまいました。
3年間を共にした仲間からの1年半ぶりの連絡、ドキドキなんて言葉じゃ生ぬるいくらいドキドキした。
勇気を出して開いてみたら
「あの時は本当に申し訳なかった。あの時間は僕にとってかけがえの時間でしたありがとう。」と書かれていました。

思った感情は２つ。
まずは嬉しかったこと。
ぼんやりと共通の知人から生きていることは確認できたんだけどLINEが来ることでそれが実体を持ったというか本当に生きててよかったと思った。
そして僕と彼とのやり取りの何が原因だったのか心の中でずっとかんがえていたんだよね、あれが悪かったのかな？これが悪かったのかな？
考えれば全部が間違いだったようにも感じる。
だけど、あの時は彼と一緒に大きなステージに行こうと思っていたのは本心だしそれに僕は本気だった。
そこに嘘偽りはなかった。
だけどそれが空回りしてしまったんじゃないかな？みたいな不安があったんですが、1年半経ってそれが伝わっていたことが分かってどこか安堵した自分がいました。

そしてもう一個。
人から甘いと言われたけど、正直心配してしまいました。
こんなタイミングで僕に連絡してきたってことは何か悩みとか困りごとがあるんじゃないか？と思ってしまいました。
けど、今の僕にはそう思うことしか出来ないんだよね。
彼から飯でも行かんか？とまで誘われたら多分行くんだけど、こっちからLINEの文面で何かを察して手を伸ばしてあげることは出来ない。
今の新メンバーや応援してくれたりしてる人々に失礼に当たると思ったからだ。
それこそ僕はもうリーダーになってしまった、メンバーには格好つけて中々言えないけどメンバーの人生もある種半分くらいは肩に乗っかってると思っている。
だからこそそこまでもう手を伸ばせないんだよね。
だけど彼の不器用なところも3年間見てきた、正直お互いにアホだなって思うところも知ってると思う。
だからこそ心配なんだけど、もうそういう関係じゃないんだよ僕ら。

バンドって難しいなって思った。
だけど僕は今のメンバーのためにも彼のためにも、そしてなにより自分のためにも前に歩いていこうと思う。
ただ、彼からの連絡とのお陰で過去を少し精算できて少し楽な気持ちになれたんだ。
改めて3年間本当にありがとう、そして勇気を出して連絡をくれてありがとう。

明日はライブだ。

【本日のベストソング】
さよならドラマチック/
　　　　　　　　デュフフ★こんぱにおん