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夜行〜僕はバンドで生きていく〜

今僕は深夜バスの中にいる。
明日は新栄にてFREEDOMというフェスのLIVEオーディションを受けに行くんですよ。
26歳にして初めてオーディションでのLIVE出演。
だけどいつものLIVEときっとそんなに変わらないきがする。
だって、誰かに観られている以上その人の心に熱量を届けられるかどうかのオーディションみたいな側面がありますからね。
だから変わらずその瞬間僕らから湧き出る最高熱量を届けるだけだと思う。

2年前の秋くらいにかにー加入直前に電話した日を思い出している。
かにーが入りたいって言った時に僕言ったんだ。
「今はこんなにボロボロだけど、デュフこんは大阪とか名古屋とかからはじまってあちこち飛び回ってライブするけど着いてこれる?
レコーディングとか色々やっていくけど、本当に大丈夫?」
「多分大丈夫です。」
かにーは何言ってんだこいつ?みたいなテンションだけど、大丈夫って言ってくれた。
あの状況で言っても説得力なかったよね。
だってメンバーいないし、何しても反応もほとんどなくなっていたし。
だけど、信じてくれた。
そして今僕らは深夜バスで名古屋に向かっている。(全員出る時間と目的地ほとんど一緒なのになぜかバラバラに向かっているのはよく分からないけど)
デュフこんまだこれからのバンドだけど、小さい一歩踏み出した気がする。

なんて明るい側面も持ちながら、余裕のない生活を振り返ってちょっと怖くなる日もある。
僕は臆病者だからね。
だからこうやってデュフフ★こんぱにおんって言うバンドのボーカルをやってこれたんじゃないかっても思うんだ。

この間ちょっと明るい先輩にガールズバーを奢ってもらった。
先輩は酔っ払って明るさに磨きがかかっていた、僕は横でたまにツッコミを入れて女の子達が笑ってくれる。
だけど、先輩がトイレに行ってしまうと、ガールズバーなんて来たことない僕はちょっと困ってしまいかけた。
そしたら歌う?ってカラオケ渡してくれた。
女の子と共通で知ってるアーティストが髭男だったから髭男を歌ったら、お世辞かもしれないけど褒めてくれて、バンドやってる話したら女の子の1人が音楽好きらしくてライブ来たいって言ってくれた。
ここで疑ってしまうのは僕の器が小さいからだろうか?
本当に来てくれたら嬉しいな。

なんでかにーとの熱い話の後に、ガールズバーの話をしてしまったのかは本当によく分からないけど、昔は全く楽しさが理解できなかったけど、この間は少し楽しかったんだ。
きっと素敵な女の子がついてくれたんだろう。

バスが消灯になったからそろそろ眠ってLIVEに備えようと思う。
会場来てくれる人も配信観てくれる人も本当にありがとう。
絶対次の日から頑張りたくなる熱量をしっかりと届けるから期待していてください。

おやすみなさい。

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