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マヒトュ・ザ・ピーポー 〜僕はバンドで生きていく〜

お久しぶり。
すごく久しぶりに日記を書く気がする。
一月ないくらいの期間だったとは思うけど、日記もTwitterもなんか上手く書けなくて発信からちょっと逃げていたんだ。

こうなった原因はきっと憧れという感情のせいだと思っている。
あなたは何かに憧れたことはあるだろうか?
もしあったらその憧れを胸に浮かべながらこの日記を読んでほしい。

まず憧れって聴くとBLEACHという漫画の敵キャラである藍染惣右介のセリフを思い出す。
「憧れは理解から最も遠い感情だよ」
本当にその通りだと思っている。

僕が今現存しているバンドの中で1番カッコいいと思っているバンドがいる。
GEZANというバンドだ。
そのフロントマンであるマヒトュ・ザ・ピーポーというボーカルがカッコいいを通り越して心から美しいと思っている。
好きな曲とか、LIVEが良いとかそういう次元の話じゃないのだ。
とにかく生き方がすごく美しく僕の目に映る。
ここまでまだ結果は出ていないけど、ロックに邁進してきて自分の中でのベストは尽くそうと常に切磋してきた。
それでも彼らのLIVEに行くと完全なるロックキッズになってしまうのだ。
彼らが何かを変えてくれるのではないか?と期待をしてしまう。
何か救われた気持ちになって涙が出てしまう。

僕がもうギターを手放して、歌うのを辞めていたら良かった。
そしたらこの感動に浸るだけで良かったのに。

僕はロックスターだ。
人生を使って一緒に最高を作ろうと共に生きてくれているメンバーもいる。
メンバー以外に貴重な時間や想いを賭して協力してくれるメンバー以外の人もいる。
それなのに自分で歩いた道ではなく、他人が作った道に救われてしまっている。
こんなんじゃダメだって思ってしまう。
最高をイメージしてもいつだって見えるのは憧れの背中でしかなくて、現状の自分に絶望していくばかりで悔しさに溺れていた。
誰かにあんな風になれって言われたわけでもないのに。

だけど、気づいたんだ。
こんなこと思ってしまうってのは誰のせいでもなくて僕自身が今日という日を本気で生きれていない証拠だってことに。
色々なものを投げ捨ててここまでやってきたんだ。
誰かに救ってもらおうなんて甘い事考えているんじゃどうしようもない。

たくさん滑ると思う。
けど、僕が今思う事今の僕を曝け出して走っていくことしか出来ないからさ一個一個しっかりやっていこうと思う。
いつの間にか何かを手に入れた気持ちになって、失敗がすごく怖くなっていた。
最高にダサい。

やっぱり僕はどこまでいってもカッコ悪いな。
だからこそ、カッコいいマヒトュ・ザ・ピーポーに出来ないカッコ悪くて最高なロックを目指していくよ。

憧れたものにはなれないから。

p.s.
先日の中野サンプラザでのワンマン。
ソールドアウトおめでとうございます。
最高にカッコよくてあっという間の2時間でした。

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