クリスマスソング

昔よく聴いていた音楽を思い出すと、
恋愛体質で恋をしていない時期がほぼない私はセットで過去の恋愛まで脳裏に溢れてしまう。

近頃は、母となり「恋愛」という土俵に上がることすら罪に感じてしまう私は慌てて音楽を消すのである。

一度その土俵に上がってしまうと、きっと私はもう後戻りなどできなくなってしまうのが本能的にわかっているのかもしれない。

そしてふと、私の最後の「恋」はきっと彼なのだろうなぁと思う。恋と言って良いのかすらわからないけど。

どんなに好きでも、身体を重ねることができなかった恋の方が引きずるのかもしれないなぁなどと思う。一度身体を知ってしまうと、相手のことを全てわかったような気がしてしまうのが人間なのかもしれない。

そして誠実で優しい彼のためにも、最後の「愛」は夫でありたい。それを裏切るなら私はその前に死んでしまいたいのだ。

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