足立区・オン・マイ・マインド①『埼玉県民の僕は足立区の夢を見るか?』 -sio.note-
……出身が東京って、なんだかつまんない気がします。
しかも足立区じゃあねえー、べつに面白くもなんともないですよね。
いまはとなりの埼玉に移ったので、なにはともあれ足立区は「生まれ故郷」にはちがいないのですが、「ふるさと」と呼ぶには身近すぎて思い入れが抱きにくいです。
そんな足立区には小学5年ごろまで暮らしてました。
生まれてからほんの10年ちょっとの期間ですが、非常に大事な年代です。人格の基本的な部分はほとんどこの時期にできあがっちまうんですから。
つまり僕の少年期の感性は、ほとんど足立区という場所でつちかわれたといえるでしょう。感性を育てるのにうってつけの環境だったとも思えませんが(笑)。
もちろん、もう40年以上前のことですので当然いまの東京とはぜんぜん違います。
ヤングのみなさんにはなかなか想像できないでしょうが『三丁目の夕日』の世界に近いです。もちろん僕が生まれた頃にはすでに東京タワーは完成してましたが。
そのあとモスラがへし折ったはずですが、どういうわけか健在で、いまはスカイツリーに見おろされてます。なにが現実かわかりません。
これから数回に分けて僕が語る足立区は、僕の記憶や偏見が加味され、現実の足立区とはちがう姿かもしれません。いま足立在住の方には想像もできない過去形の足立区、つまりワンス・アポン・ア・タイム・イン・足立区です。
もちろんいつまでも過去にこだわらずに、ちゃんと現在の足立区にも戻ってきたい。バック・トゥ・ザ・足立区です。
連載はペース配分が大切なので、ちょっとくだらないことを書いて文章を水増ししました。次回から、も少し真剣に、悪ふざけしなから足立区について書いていきたいと思います。
つづく
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