足立区・オン・マイ・マインド②「足立区は下町なのか問題」-sio.note-
みなさまは足立区についてどんなイメージをお持ちでしょうか。そもそも足立区の存在じたいご存知でしょうか?
念のため簡単に基本情報を。
足立区は東京23区のひとつ。都内北東部に位置し、北は埼玉県と接しています。
区の面積は23区のなかでたしか2番目だと小学校の社会科で習ったような記憶があります。そのときの副読本のタイトルは「わたしたちの足立」でした。
足立区はよく東京の下町ともいわれますが、僕としては素直にうなずけない部分もあります。
たしかに南の方、荒川や隅田川沿いは建物が密集してて、その建物もお世辞にも新しくてキレイとはいえず(失礼)、いわゆる「下町の香り」がプンプン漂っています。かつては映画『三丁目の夕日』に描かれたような街並みだったでしょう。
それが区のほぼ中心部を横切る荒川をわたり、北へ向かうとしだいに田畑が多くなって、ほとんどその先の埼玉県と区別がつかないような景観です。いや埼玉県も田畑ばかりじゃないですけど。
ひどくおおざっぱに考えると、だいたい上の画像のような図になります。すこしおおざっぱ過ぎですが。
「下町」というワードには人情が厚いとか古きよきものが残っているというよいイメージがついてまわるので、行政とかも積極的に「足立区は下町」と強調してるようです。
厳密には下町って江戸時代から町人が集まってた地域を指すらしいので、そのころ足立区あたりは草ぼうぼうだったのではないでしょうか。
僕が住んでた1970年代当時も近所にはまだ自然がたくさん残っていて、夏には長い虫捕りアミを持って神社の森でセミ捕りをしたり田んぼの用水路に入って泥だらけになりながら「アメリカザリガニ」をつかまえたりしていた日々でした。
『三丁目の夕日』というよりも井上陽水の「少年時代」の世界ですね。
ということで「人情豊かな下町・足立区」はあくまでイメージ。だとすればリアルの足立区はどんなふうに見られているのでしょう。
それについてはまた次回。
つづく
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