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【プレイリスト紹介】Alive Until Sunset Tribute 2

第1 はじめに

 皆様、ご無沙汰しております。
 プレイリスト1作目の紹介から少し期間が空いてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。
 中々更新しようとするタイミングを見つけられずに時間が経ってしまいました…。もう少し更新のペースを分かりやすく整理していきたいと思う今日このごろです。
 今回からは各メンバーの印象に合ったようなプレイリストの紹介になります。ブログやストーリーを読み直すことでイメージが変わったりすることも多々ありますが、そこもネタと思って楽しんでいただければ…と思います。

 いつもの通り、長くなりましたので暇なときの時間つぶしにお使いいただければ幸いです…!


第2 今回のコンセプト

 今回はベースのAltyをメインにしたプレイリストとなっています。

ベース担当のAlty

 AUSに沼った当時は、ストーリーを読み返す暇がなく、有志の方の考察記事や見た目の雰囲気を重視して選んでいたのでAltyに対してもダークで重苦しい雰囲気という印象が強く、そういった曲ばかりを選んでいるな…という印象です。 
 ただ、AUSのブログで見る限りAltyの性格は「妖しげで得体のしれないキャラ」というよりは「癖の強いメンバー内のまとめ役」という立ち位置だと考えられるのでかなりイメージと違う部分もあるなという印象です。 


第3 曲紹介

No.1 DEFTONES / Ohms

 一曲目から「重い…暗い…」という印象を付けたいと思い、当時リリースされたDEFTONESの楽曲から“Ohms”を選びました。
 ヘヴィメタルの騒がしい印象とはまた違った旋律が妖しげな雰囲気を強く引き出している…という印象がある曲です。
 PVもかなり中毒性が強いので、気になる方はこちらもどうぞ。


No.2 UNDERØATH / Hallelujah

 自分の中でこの曲はかなり早い段階で、「Altyっぽい!」と思いチョイスしました。アメリカ出身のバンドUNDERØATHの最新アルバムからの一曲です。
 ハイトーンのスクリームを多用するボーカルとそれに相反する怪しげな演奏、そしてサビで繰り返される賛美歌のようなコーラス。間違いないなと思っています。


No.3 Gojira / Amazonia

 ヨーロッパを中心に絶大な人気を誇るフランス出身のヘヴィメタルバンド、Gojiraの最新アルバム"Fortitude"からの一曲です。(名前の元ネタは皆が知っているあの大怪獣です。)
 ヘヴィメタルバンドではありますが、そのタイトル通り民族音楽の要素も取り入れた物々しい楽曲となっています。
 実はAUSとは「『自然環境』をテーマとした楽曲を多く取り扱うヘヴィメタルバンド」という共通点があります。


No.4 Ghost / Rats

 今、世界で最も知名度のあるバンドと言っても過言ではないGhostの2018年にリリースしたアルバム"Prequelle"の代表曲です。
 Ghostは北欧スウェーデン出身で、メタル大国北欧の例に漏れずダークな楽曲や儀式のようなパフォーマンスを得意としています。
 その一方で、ロックやメタル要素を零すことなくポップスのキャッチーさも積極的に取り入れる柔軟さも魅力の1つです。この"Rats"もそうですが、クラシックのノリも感じさせるような曲もあるので、「ロックは苦手…」、「騒がしいのはちょっと…」というエバンホルツ君のような人にも是非聴いてほしいバンドの1つですね。


No.5 Slipknot / A Liar’s Funeral

 全員が顔一面を覆う覆面につなぎ姿というどう見ても不審者にしか見えないアメリカの怪物バンド“Slipknot”。地獄の底から湧き出るような演奏と、クリーンとデスボイスを使い分けるハイレベルなボーカルは日本でも有名で、またの名を「猟奇趣味的奇天烈音楽集団」と呼ばれています。
 代表曲はハードでダイブやモッシュ上等なものが多いですが、不穏で物々しい曲に関しても名曲揃いの癖になるバンドです。
 メンバー構成、演奏もヤバいの一言。詳しくは下の2022年のライブ映像を見ればわかります。


No.6 ulma sound junction / Shooting Testament

 沖縄県は石垣島出身、現在は東京を拠点に活動している4人組バンド、ulma sound junction(以下、"usj")の2017年リリースのアルバム"imagent theory"からチョイスした楽曲です。
 この曲も雰囲気は異なりますが、No.2で紹介したGojiraと同様プログレッシブロック(プログレ)の要素を全面的に打ち出した楽曲です。分かりやすく言うと、ハイレベルな演奏や超絶技巧を長時間キープしながら演奏する…オーケストラみたいなロックみたいな音楽です。(多分専門的には間違った表現ですが…)
 AltyはAUSの中でもプログレとか好きそうだな…という100%偏見で選びました。異世界に迷い込んだような展開をこれでもかというほど味わえる、沼ったら抜け出せない音楽です。


No.7 a crowd of rebellion / hAngedmAn_A

 前回のプレイリストでEarthists.の楽曲に参加していた新潟の実力者a crowd of rebellion(以下、"acor")が2020年にリリースしたアルバムからの一曲です。
 Hangedman(首吊り)の名の通り、これでもかというほど「ネガティブ」を詰め込んだ極悪な曲です。ですが、acorの一番凄いところはこの凄まじい狂気を甘く包み込んで表現してしまうところにあると思います。
 聴けば分かりますが、暗いものを暗く表現するのではなく、キャッチーさや美しさも内包してくるスキルの高さには驚かされます。


No.8 DIR EN GREY / The World of Mercy

 このプレイリストにこのバンドを外すという選択肢は存在しませんでした。「痛み」の体現者DIR EN GREYの10分超という大作シングルです。
 意味の込められていないグロ、曇らせではなく明確な意味と重さを伴ったのしかかるような「ネガティブ」。この重さはこのバンドにしかできないと思っています。
 テラ世界のドクターさん、こういうのを待ってたのではないのでしょうか?(偏見)


No.9 MUCC / GONER

 前の曲から雰囲気を変えたい…けど大きく逸脱したような内容にするのはあまりよろしくない…どうしようか。と悩んだ末に選んだMUCCの新体制初のシングル曲です。
 MUCCもかなり黒いイメージの曲が多いですが、陰鬱な雰囲気からサビで解放されるような二面性に惹かれました。Altyのイメージに結びつくようなイメージを構築するきっかけになった曲の一つです。


No.10 椎名林檎 / マ・シェリ

 妖しいといえば、自分の中ではこの人は欠かせないですね。歌唱力の高さは勿論ですが、曲のセンスも飛び抜けています。
 ロック、ヘヴィメタルとは違いますが、Altyのケルシー先生に対する物怖じの無さも相まってこういったダークな印象の強いポップスも似合う…と思ってチョイスしました。
 見た目も少し似ていますね。


No.11 millennium parade / Bon Dance

 物凄く知名度があるけれど、マニアックな技術を積極的に駆使する「天才」なアーティストはどの世代にも必ず存在する…と思っています。
 そんなバンドの1つ、King Gnuのフロントマン、常田大希さんの別動隊millennium paradeからチョイスしました。
 ポップだけれど、コンパクトにまとめられ、どこかクールさも感じる楽曲センスには凄いの1言。プレイリストのコンセプトとなっている「重苦しい」とは違う曲ですが、重いだけでなく、明るい要素も含んでいるからこそコンセプトを盛り上げる…といった立ち位置です。


No.12 BUCK-TICK / PINOA ICCHIO -踊るアトム-

 奇妙奇天烈、ダークネスなバンドが多い、90年代の日本のロックシーン(人間椅子、筋肉少女帯etc.)。その中でもBUCK-TICKは特に無機物のような美しさと魔力を秘めている…と感じます。
 オカルト系が好きな人にはたまらない妖しさ全開の音運びには「天才かッッッ…!」と言わざるを得ません。冷えついた刃のような格好良さが伝われば、あなたも沼る素質有りです。


No.13 HYDE / ANOTHER MOMENT

 日本を代表するロックバンド、L'Arc-en-Cielのフロントマン、HYDEのソロプロジェクトからのチョイスです。
 ハードロックとポップスを高次元で融合させたラルクとはまた違うハードコアさやラウド要素をマシマシにしたヒリつくような楽曲が何よりの魅力。
 MUCCやBUCK-TICKもそうですが、何故か自分の中ではAltyはこういう感じのロックが好きそうなイメージがあります…。

 ちなみに余談ですが、HYDEは何故かタルラに似ています。(特に昔のアー写)


No.14 The Amity Affliction / Forever

 前回のプレイリストでも登場したThe Amity Afflictionのアルバムからの一曲です。
 前回の作品(Midnight Train)の前にリリースされたアルバムの収録曲で、ハードさを強調しつつ、この曲のような壮大さに振り切った楽曲も収録されたバラエティーに富んだ内容となっています。
 プレイリストの温度をいい意味でグッと落ち着かせる雰囲気がいいと個人的には思います。


No.15 LINKIN PARK / Waiting for the End

 言わずと知れたアメリカロックシーンの最大手、LINKIN PARKが2010年にリリースしたアルバムからのチョイス。
 このバンドはアルバムによって作品の毛色が大きく異なるのが魅力の1つですが、この曲が収録されたアルバムは特にハードさを抑えた静かな曲がメインとなっています。
 これまでの不穏かつハードな内容を一時的に控えたいと思いチョイスしましたが、いい味が出てると思います。


No.16 BULLET FOR MY VALENTINE / Can't Escape The Waves

 このプレイリストの最後を飾るのが、2021年のメタルアルバムの中でも屈指の名作と言われるBULLET FOR MY VALENTINE(以下、"BFMV")のセルフタイトルアルバムからの一曲。
 不穏さを出しつつ、AUSのヘヴィメタルという音楽性を備えた曲で終わりたいと思った結果、この曲が選ばれました。
 「波からは逃れられない」というタイトルも相まってアークナイツの海と雰囲気ピッタリにハマってくれました。


第4 おわりに

 以上がAltyをテーマにした2作目の曲紹介です。改めて見ると今のAltyに対するイメージとは少し違うな…と感じる部分もありました。「青く燃ゆる心」でのイベントや濁心スカジに代表される海要素を強く押し出したからかな…と振り返ってみて感じました。
 同じキャラでもできるだけ雰囲気が被らないようなプレイリストを作っていますので、そういったコンセプトの変化も楽しんでもらえれば…と思います。
 ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!