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最近の結婚事情

 先日実家によったときに両親と話をしていて、母がちょっと面白いことを言っていたのでまとめておこうと思う。ちなみにうちの母は後期高齢者だ。

 母が言うには、母の時代には家事が今より大変で、お店も少なく、料理の手間もそれなりだったし、料理のできる男性は多くなかったので、男性が一人で暮らすのはそれなりに大変だった。

 女性もいまよりも稼げる仕事がなく、例えば学校の先生とか看護師くらいが女性が一人で生活できるような職業だったが、そういう仕事につける人はそう多くなく、多くは実家に厄介になっていたり、男性と結婚して専業主婦をやったりしていた。

 なによりも、昔の人間というのは今の人間ほど人間がなっていなかった。
 割れ鍋に綴じ蓋というが、家事のできない男と稼ぎのない女がどうにかして自分たちも大人ですみたいな顔をして生きていくには、稼ぎや見た目みたいなものには片目を瞑って見えない振りをしてなにはなくとも結婚程度はしておかなければ生きていけなかった。しかしながらやはり昔の人間は人間ができてなかったので、殴ったり、物を投げたり、ガラスをぶち割ったりしながらなんとか生きてきた。

 翻って、最近の若者は大概人間ができていて、よく勉強していて、真面目に仕事をするので、そもそも鍋が割れたような人間はあまりいない。
 従って、綴じ蓋などはいらない。
 そもそも互いの足りたいところを補うために相手の気に食わない所に目を瞑ってまで結婚する必要はなくなってしまった。だから無理して結婚なんてしなくていい時代になった。

 これはこれでそうなのかもしれないと思ったが、よくわからない。ただ、本当なのだとしたらまあもう日本の非婚化、少子化なんて目も当てられないくらいになるのだろうな。

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