サイコパス恐怖症(2話目)
私は講義の数や種類に応じて、その日に話していい人数を計算しながら通学をしていた。多い日は6人必要最低限の会話をした。元々共感能力が欠如している私ですから友達は2人、毎日会うわけでもなく、SNSの友達追加もしておらず、講義が一緒であれば話程度。大学生活はサイコパス性がある人間には華やかであるはずがなく、気晴らし程度に入ったサークルではコミュ障と表面上では弄っては頂けるものの、強固なパーソナルスペースをお互いに作っていて、この先私のサイコパス性が少しでも出たなら、退部を求められる