勇気

生きる上で最も大切なことはなんですか？

誰しも一度は問われたり、聞いたりしたことがあるだろう。
僕は聞かれたら「こういう質問を考えもしないくらい今を生きることだよ。」とか適当に答えにもならない返答をよくする。
人によって友達だとか家族だとか健康だとか、自由だとか、お金だとか無数に答えがあるように思う。

「ニーバーの祈り」というラインホールドニーバーの言葉がある。
その中に勇気という言葉が出てくる。「変えられるものを変える勇気をください。」というものだ。
「勇気」とは自分が追い込まれた時や、人生の重要な場面で必要となってくる。勇気は精神の内面にあり決断や覚悟が必要になった時、自分の奥底から湧き出てくるものだ。それは難病と戦う勇気だったり、思いを打ち明けるためだったり、D判定でも志望校を受ける勇気だったり、引きこもりが外にでる勇気だったり、支払いをするために使ってはいけないお金をギャンブルに賭けることだったりするだろう。

勇気を出すことは老いるごとに難しくなっていく。勇気とは選択することでもある。それは数ある選択肢の中から自分で決めて選択した行動をとることだ。だから貴いのである。あの日、あの時、勇気を出したから今の君がいるし、勇気を出せなかったからこそ今の君もいる。
数ある無数の選択肢から、後悔のないものを選ぼう。いやこっちを選んだ方が面白いと思うものを選ぼう。自分らしく生きられる方を選ぼう。そんなこと言ったって無意味かもしれない。サイコロは降ってみなければわからないように結果がどうなるかは誰にだってわからない。
運もあるし、努力もあるし環境だってある。
あぁ勇気を与えたまへ。結果がどうであれ勇気を出して後悔したものは少ないはずだ。僕はそう願いたい。希望よりも勇気を。現実と戦う、向き合う勇気を、生き切る勇気さえあればきっと僕らはきっとやっていける。

勇気100%という曲がある。2番の歌詞は大人になってから聴くと涙にくるものがあるが泣いていたって何も変わらない。涙に嘘はない。しかし涙だけでは強くなれない。泣きながらでも、明日のご飯の準備をしたり課題をやったりするものは勇気が人一倍あるはずだ。

最後にこの曲で僕が一番好きな歌詞を書いて締めようと思う。

まだ涙だけで終わるときじゃないだろう

勇気100%

そうだ僕たちは涙だけでは、涙なんかで終わってはいけない。
さあ今こそ勇気を120%出そうではないか！