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花見の蔵、自作落語

 以前「花見蔵」の名で作った話を、今回「花見の蔵」と名を変えて掛けました。
 どこが変わったのかというと、古い女中のおキヨさんの想いを変えました。前回は待ってましたとばかり喜んでしまうおキヨさんでしたが、今回はためらいながらもしぶしぶ頷くおキヨさんにしました。そして、おしまいの部分を、前回は有り得ないようなフォンタジーとして描きましたが、今回はそれより少し現実的なものとして描いて見ました。また、今回は極力地の語りを少なくしました。でも、やってみて、どちらが良いのかは正直決めかねています。
 
 ズバリ、柳亭こみち師匠のご指摘通り、この話は志ん諒の願望と同じです。そしていつでも結果は上手くいかないところも同じです。

 男は生きてるそのものが落語なんだと思います。小学校でも中学校でもそうじゃないですか。バカをやってる男子に注意するのは女子です。
 でもね。ここだけの話ですけど、男子がバカやらなきゃ、人類の繁栄は無いんですから。女子の皆様各位にはそこんとこどうかご理解の程よろしくお願いいたしますっ。

【落語】 千一亭志ん諒「 花見の蔵 」( ハナミノクラ )【 第125回志ん諒の会(千一亭志ん諒独演会)2022年3月27日 】
https://youtu.be/TqOox9-yyCY


落語を考える事は限りなく深い森の姿を探求する旅のようなものです。森の中にいる私には、森の外から見ての意見で、見えないものが見えてくると思います。そして、一人より二人、二人より三人と、誰かと一緒に考えて行きたいです。スキ、コメント、サポート、みんな大歓迎です。よろしくお願いします。