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出所後の世界

こんにちは。飲食店2店舗経営、個人事業主はるです!



約2ヵ月半に及ぶ緊急事態宣言が明けて3週間経ちました。

現在も時短営業とちょびちょび要請が出ていますが、来週10/25からはとうとう全面解除が濃厚になってきました。

個人的には非常に喜ばしいことだと思います。


ただ、もう皆さん自覚されてると思いますが、ここからが本当の勝負、正念場です。




今まで都内の飲食店は協力金や給付金、助成金で過保護すぎる援助を受けてきました。

きちんと申請さえしていれば、自分の様な小規模経営の飲食店は金銭的にダメになるなんてあり得なかったと思います。

むしろ相当な利益になっているところも少なくないんじゃないでしょうか。


制限があったせいで同じ様に苦しんでいる他業種の方たちに比べれば、随分と恵まれてきたと思います。




ですが、ここまでです。

去年このコロナ禍の飲食業界のイメージを海で溺れていることに例えたのですが、今はちょっとイメージ悪いですが、『囚人』だと思っています。

もちろん無実ですが、去年3月頃にコロナが流行り出してからのこの約1年半、冤罪で刑務所に入れられていた感じです。


自由は奪われ、制限付き(時短や満席率の制限など)の生活。

でもご飯は食べさせてもらえる(協力金、給付金、助成金)。

多少の仕事は与えられ、規則をしっかり守っていれば罰を与えられることもない。


世の中が大変なことになっている時に刑務所に入れられて、余程の大食漢じゃない限り逆に命を失う心配はなくなった。

刑務所に入れられず、生活が保障される事も無く、大変になった世の中で生き続けなければならない人達からすると、むしろ刑務所の中に居る人達の方が良いじゃないか!とも思うのは当然かも知れません。



しかし『囚人』にも色々な囚人がいます。

模範的な囚人。

何も考えず日々過ごす囚人。

刑務所内で貰える賃金を散財する囚人。

こんな飯が食えるか!と突き返す囚人。

やれることをやり、自らを鍛えつつ虎視眈々と出所を待つ囚人。

ご飯は食べつつも規則を破る囚人。

脱獄する囚人。

無実を叫び続け、そもそも刑務所に入らなかった人。

などなど。


刑務所内でどう過ごしていたかで出所後の生活に差が出るのは間違いありませんが、何が正解かは全く分かりません。


刑務所にいる間に外の世界は大きく変わってしまいました。

以前とは違います。


手探りです。


刑務所内で如何に想像して準備してきていようと、だからといってうまくやっていけるかどうかなんて何の保証もないんです。

出所しても、過去最も長いであろう保護観察期間(=借金)もありますし、刑務所内で食べさせてもらっていた食費の数10%は出所後に請求されます(協力金等は課税対象なので)。


本当に手探りなんです。


これからの出所後の世界に、北斗の拳さながらの世紀末的なイメージや戦国時代さながらの群雄割拠なイメージが拭えません。

でも人の求める本質には不変的なところが必ずあると思っています。

だからこそ、散財せず、刑務所にいる間に得たものの多くはこれからの未来に向けて、そして世界がどう変わろうと決して揺るがない真実に対して使っていくべきではないかと思います。


ちょっと抽象的な書き方になってしまいましたが、要は

「お店に来て頂いて、最高に楽しんで、元気になって、来て良かった!居心地良かった!」

と思って頂けることに全力を尽くし、全ベットしていくのが良いんじゃないかということです。



さー!やるぞーーーーーーー‼️

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