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偉大な先駆者と不安だらけの僕

先日、お母さんと家族会議を行いました。
議題は1歳半の発達ってどのくらいのものなのか?と言うことです。

子育てされている方は経験あるとは思うのですが、我が子の成長具合が遅れていないか他所の子どもはどのくらい出来る様になっているのか?
そういった心配や疑問が多くあるのではないでしょうか?

世の中には育児書が山の様に存在しており、どの文献を参考にすれば良いのか、そこでまた悩みが発生する訳です。
悩みを解消する為の方法で、また新しい悩みが出現。一生このスパイラルから抜けられないのではないかと言う気持ちになります。

更に僕を惑わすものがあります。
それはインターネットに掲載されている育児日記やQ&Aです。
「◯歳◯ヶ月の子どもがいるのですが〜」
「お子さんの興味がある〜」
と言った情報が無数に溢れています。

悩み解消の為に調べているうちに更に不安になっていく。
こうなってしまうともう厳しいです。
更に最終的な結論として

「発育には個人差があります、ゆっくり見守ってあげましょう」
といった締めくくりです。

僕は、今抱えているこの不安を解消したいのです。
平均的に育ってくれてるなぁ、ちょっとコレが遅れ気味かもしれないな。
そういう気持ちになりたいのです。

ですので、お母さんとの話し合いでは
これくらいの年齢、月齢ではこういうことさせてるみたいだね。
ちょっとコレに挑戦させてみる?
とふわー、っとした対策になる訳です。

ここまでが、自分勝手な僕の感想ですね。

実際育児書やインターネットの情報というものはとても役に立つわけです。

「この年齢でコレが出来ないとヤバい!アウト!」
などと書かれていたらそれこそ発狂ものです。

子どもだって、コレが遅れているからやるぞ!と言った所で翌日すぐにできるようになるわけではないので。
どこどこの子は何ヶ月で立って歩いている!
うちの子も明日から立って歩かせる!
とはいかないわけなのです。

結局のところ、育児書やQ&Aの回答は

「同じように苦悩した親御さん達がこれから苦しむ親になった人達への道標」

として残してくれているものだと思うのです。

悩まなくていいよー、結局個人差あるから。
それでも心配だろうからこういうことやらせてみるといいかもねぇ。

だから
こうさせなければいけない!
この方法はダメ!
と強く否定する意見などがあまり見られないんだな、と僕は思っています。

あくまで、アドバイス。
不安な親たちを優しく見守ってくれていると思うと、僕たちだけで子どもを育てている訳では無いんだな。と思えますね。

親になってから完全に安心出来たことなんてありません。
いつも全てが不安で心配でいっぱいです。
どんな意見があっても、大丈夫と言われていても
「本当にうちの子は大丈夫だろうか?」

この気持ちが消える事は無いと思うのです。
本当に危険なこと、やってはいけないことだけ強く教えて貰えれば、それ以外の不安なことは

「個人差があるので優しく見守ってあげましょう」

この一文に集約されるのでしょう。

これからもこの一文にやきもきしながら、ずっと不安のまま、それでも頑張らなくっちゃ。

というお話。

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