お鼻掃除大戦争

僕と息子の間で毎日のように繰り広げられている戦い。
それがお鼻掃除大戦争。
我が家ではお風呂の時に綿棒でこちょこちょっとお鼻掃除をしています。
1歳半の息子はそれが大嫌いなので暴れまわるのですが、これはもう生後間もないころからずっとそうです。

自分でティッシュを使い綺麗に出来るのならどれほど楽だろうかと思います。
お風呂で体を洗い、頭も洗い、顔も綺麗に拭き上げ、さぁ綿棒だ!となると愚図りだすのです。
あ、こんな小さな子にもルーティンがわかるんだ、と感心したりもするのですが、それはそれとして綿棒ぶち込みタイムです。

戦争中はどれだけ息子の機嫌を崩さず、かつ意識を別の所に向けるかに全てを注ぎます。
初っ端から鼻を攻めるのは、まぁ素人ですよね。

まずは綿棒片手に「今日の息子のツボ行動」を詮索するのです。
ニヤッと笑う程度でお鼻に行くと返り討ちにあいます。
最低、エヘヘと笑うかキャーっとなるくらい爆笑させてから進軍するのです。

もちろんお鼻に異物が入った瞬間は真顔になるのですが事前に発見しておいたツボ行動の連打です。

時には湯船を力強く叩きつけたり
時には片手で綿棒を持ちフリーの片手でいないいないバァ
時には何の脈絡も無く「ラーッ!」と叫んでみた
り、と僕は毎日のように浴室の奇行士に変身するわけです。

まぁ、ここまでやってもまだ片方の鼻しか綺麗になっていないのですが。
後半戦は息子も奇行士との戦い方が分かってくるのか中々笑ってくれません。
こうなってくると進軍しつつも新手の奇行で息子の機嫌を回復させます。
どちらもやらなきゃいけないのがお父さんの辛い所だぜ、って感じですよね。

全力で体をしならせ、短い手足をバタつかせ、なんとか綿棒を辞めさせようとする息子。
奇行士もついには諦めて力尽くでお鼻の掃除です。
なんやかんやあって掃除が終わりすっかりご機嫌ボーイとなるのですが、ここでお母さんに選手交替。

僕は浴室から出て体を拭き、お風呂上がりの息子を迎える準備をするのです。
この後も

ボディクリーム塗り戦争
オムツ履かせ戦争
寝巻き着せ着せ戦争
歯磨きご機嫌取り戦争

と盛り沢山なのです。

毎日風呂上がりに体を拭きつつ
疲れたな…とグッタリする日常。
しかし、お鼻に綿棒を突っ込まれる息子が1番嫌でしょう。
自分に置き換えたら他の人に綿棒突っ込まれるとかすげー嫌。
それでも息子も頑張っているし、僕も頑張ろう。

そんな全裸の奇行士が登場する、少しやべぇ家もある。
っていうお話。

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