読書は万能ではない。


 「読書こそ最高の学び」こういった意見に対して、今回は否定的な立場になって考えていきます。もちろん僕自身も本を読むことはものすごく大切だと思っていますし、科学的にも読書の有効性は明らかになっています。

 その上で、逆の立場になって考えるとことが必要なんです。あえて良いか悪いか判断せずにゼロベースでとらえることで、視野を広げやすくなるはずです。だからこそあえて今回は読書のデメリットにスポットを当てて考えていきます。


 読書の最大のデメリット

 読書の最大のデメリットは、インプット中心なことです。当たり前ですが読書をしただけではアウトプットにはなりません。本を読むことで新たな知識をたくさん吸収できるので、なんとなく成長した気になってしまいます。

 しかし、実際にそれをアウトプットしないと意味がありません。行動に移してそこからフィードバックを行うことで、知識から知恵という形で落とし込むことができるのです。

 そのため読書だけではなく、それと同時に行動に移し、知識をより実用的なものにする必要があるのです。読書のデメリットは、それらを同時に行うことが難しいところにあるというわけです。


 自分とのミスマッチが起きる

 読書のデメリットとしてもう一つ上げられるのは、自分と作者のミスマッチです。当然ですが作者と自分が、完全に一致していることはありません。十人十色ということわざの通り、人はそれぞれの意見や特徴を持っています。

 そのため人によっては、本の内容が論理的にあっていても、自分とのミスマッチのせいで上手く機能しないこともあります。そういった点で読書がマイナスの働きをすることもあります。


 まとめ

 このように読書のデメリットを考え直してみると、意外と思わぬ欠点があったと気付きました。ただそれは決して読書を否定するためではなく、より有効に活用していくためのヒントのように僕は考えています。これらのデメリットを理解しているか、そうではないかで全く質が変わるはずです。

 


 


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