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暑さを纏って流れゆく 変わり始めた風の香が 早く行こうと耳を過ぎる 遅れがちな朝支度 止まったような午後の時計 過ごせば長い毎日も 過ぎる季節の一瞬の中 抱えきれなくなる前に 時間の不思議が肩代わり だから人は生きていける 今日の重い足取りも いつかはきっと過日の事