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公共トイレは外開きか、内開きか、そして飯田橋駅の半円式スライドドア

公共施設やスーパーのトイレは外開きと内開きがある。どちらがいいか。外開きは、急に扉が開いてぶつかりそうで怖い。開けるときも力を入れると危ないので、そっと開けるようにしている。とくに金隠しとの距離が近いと狭苦しい。

それなら内開きがいいか。内開きで救われたことがある。うっかり鍵をきちっとかけずに中途半端のまま使用していた。すると突如、扉がこちらに向かって動く。驚いてあわてて手で押さえたら、向こうも開けようと必死に押してくる。明けられたら大変だとこちらも押し返す。やっと向こうが気がついたのか「何だ入ってんのかよ」と言っていなくなった。ただし、内開きの欠点は、開けるときに中が狭く感じることだ。一長一短である。

しかし、どちらがいいかというと内開きに軍配を上げたい。

ところが上には上がある。飯田橋駅のビルにある公共トイレがスライド式だった。狭い空間なので戸袋の余裕がない。だが、そのトイレは、スライド式ドアだった。その仕組みは、開けるときにドアがトイレの壁に沿って半円を描くように動く。この半円式スライドドアには感激した。脱帽である。

2022.10.21



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