Más picante!Más caliente!
新日本プロレスにおけるNEVER無差別級6人タッグ王座は正直まだまだ価値が低い、なんのために作ったんだかよく分からないベルトのままだと思う。
今回EVILがLIJを裏切ったことで宙に浮いたそれを争うトーナメントが組まれたのはちょっと面白い出来事だったけど出てるメンツはほとんどタッグ+1であって「その3人」である理由づけが足りないチームが多いなぁと。
まー興業上の理由で6人タッグ(この言い方ややこしいんですよねw)で試合組まれる人たちがなんか格付けを欲して(言い出しっぺは誰でしたっけね?)割と無理やり作って団体側が扱いに困ってるのがちょっと伝わってきちゃう悲しいベルトでもありますねw
ただ6人タッグの試合自体は段々各チームの連携技も出てきたりして内容のレベルは上がってると思います。特に今回トーナメントにしたことでよりその連携のアピールがあるなーって。
とはいえトーナメントの中でもその後のタッグ王座やシングル戦の前哨戦に過ぎないんだなーって試合も多くて6人王座の気の毒さが増して行ったり。
そうやって見るとやっぱり獲るのはEVILの裏切りで返上させられたLIJ組かなぁと思ってました。
が!
やっぱり俺の予想は外れるのでw LIJ敗退。
そしたら、あれ?俺にとって本来の本命である組が残ってたな!と。
昨年のワールドタッグシリーズで石川県に来てくれた時、俺が「ヨシハシー!とれよー!」ってめっちゃ叫んでたら俺の方に力強く頷いてくれたんですよ。その日の試合は快勝してまた指差してくれて。でも、惜しくもEVIL,SANADA組に及ばずタッグ王座も獲れず…。
あの時、無言で交わしたはずの約束が今、また、チャンスが!
夢を見せると語ったけど、見たいのは夢じゃないぞヨシハシ!
試合が始まったので、続きは結果を見てから!
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勝ちましたねぇ
石井の兄貴がどうしてもYOSHI-HASHIに取らせるんだって花もたすもへったくれもなく自分でもぎ取っていきましたねぇ。
しかし試合内容がとても良かった…。同じCHAOSというユニットでありながら忖度なしでお互いのチームワークを見せつけるという。
そしてYOSHI-HASHI選手がほぼ同期みたいな後輩であるオカダ選手、ずうううっと上にあっという間に行ってしまった後輩に意地を見せるように噛み付いて戦った姿も熱かった。
でも試合が終わったら、そのオカダ選手が海野レフェリーに促されて照れ笑いしながらベルト巻いてあげるので泣いてしまいました。
冒頭に書いたようにNEVER6人王座はまだまだお飾りみたいなベルトだと思います。でも、今回このトーナメント形式で獲ったってことは紛れもなく新日本プロレスで最高の3人チームなんだと誇れるわけですよ。それは今日の決勝戦でハイレベルなチームワークを見せた両チームが証明したと思います。
だからこれから、その価値を3人で更に高めて欲しいと思う。
そしてCHAOSみんなが祝福したようにYOSHI-HASHI選手にとって長い間挑み続けてようやく手に入れた最初のタイトル。でも今回このベルトを獲って祝福されるだけの仕事をしてきたと思います。
お世辞にも評価が高いとは言えない人だけど、実際カルマかバタフライロックを出した辺りからですかね、ケニーオメガに勝ったりして技の種類と試合でのその組み合わせが非常に良くなってシングルでも見せられる選手になったしタッグでは元々相方を支える戦い方が多いだけに誰とでも組めて見せられる見た目の割に職人気質的なレスラーなんですよね。
でもこの人の真骨頂は中邑真輔選手が新日本プロレスにいた頃にいわゆる「開封動画」というやつで見せてたような「愛すべき弄られ後輩キャラ」なんですよ。ド天然なのは後藤さんと似てるんだけど、何しても許されるというか「しょうがねぇなぁ〜w」で済んじゃうタイプのゆるキャラ的存在。
特に中邑・石井さんは大好きなんだろうなっていうのが分かります。
昨日の試合後のマイクでも良いこと言ってるんだけど石井さんは急に後ろ向いてたりしてたので内心ヒヤヒヤというかニヤニヤというかゲラゲラしてたんでしょうw
今日の試合後のリング上でのマイクはいい感じでしたが、バックステージは中々暴走してましたね。もう飲み会で酔っ払った若手社員と困ってる先輩二人みたいになってますw後藤さんが強引に話に割り込み、最後は石井さんが強引に終わらせてたしw
ただそんな天然感あふれるトークの中でもやっぱり今まで色々心無い言葉を浴びてきたのかなって思わせる話もしてましたね。そしてほのぼのしたキャラだけど、そういうのが心に刺さって残ってきたんだなって悲しくなりました。ようやくそれに一矢報いたんだなって。
なんというか飛び抜けていい選手ではないんだけど、今年に限ってはコロナ禍で中止が続いた後、速攻で怪我をしてたりしましたがその後復帰してからは頭抜けていいコンディションを見せているというか今までにないスピード感のある動きを見せてくてれると思うんですが。怪我したのも、前にリングサイドで転んだ時も気持ちが前に出過ぎちゃう人なんだろうなって。意気込みが空回りすることが多いというかw ただこのトーナメントはしっかり気持ちに体が追いついてたから何があったんだろ…。
石井選手のコメント。YOSHI-HASHI選手のこれまでの苦労をねぎらう言葉でありながら、彼自身の下積みのことでもあるんですよね。石井選手は今でこそNEVER王座の常連みたいになったり色んな選手の目標にもなってる人だけど、かつてはジョバーだったりもしたわけで。自分と愛する後輩も含めてプロレスラーなめんじゃねぇよ!ってすげぇ気持ちのこもった言葉だったなって。
この調子でタッグの方でも獲ってみせて欲しいですね。あの時本当に取れよっていったのはワールドタッグ優勝だし、その後のタッグ王座だし!
とりあえず、海の向こうのタッグ王者がなんかツイートしてくれるか楽しみにしてます!マスピカンテ!マスカリエンテ!タコス!
サポート頂けたら…どうしよっかなぁ〜。答えはもちろん、イヤァオ!