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実は北海道らしくない? 東川町の風景

(2021/05/29 コヨミ舎のInstagram、Facebookより)

コヨミ舎がある東川町は北海道でも有数のコメどころ。
写真のように町内では田植えがほぼ完了しました。

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実はきょう5月29日(土)は東川小学校の運動会。当地のような農村部では、田植えが一服したこの時期に運動会を開くのが通例です。きょうは雨模様で、またコロナのため例年のようなにぎわいにならないのは残念ですが、予定通りに開催されているようです。

ところで写真の2枚目は、町内のキトウシ森林公園から見下ろした東川市街地。
一面に田んぼが広がっているのがよく分かると思います。
ところがこの風景、実に北海道らしくない、この辺りでは珍しい景色なのです。

どういうことかというと…

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東川町が位置するのは上川地方といい、道内では空知(そらち)地方と並ぶ穀倉地帯です。旭川や富良野、美瑛と同じエリアですが、富良野などとは景色がまったく違います。

それは東川町の場合、畑がほとんどないということです。

富良野や美瑛では水田に加え、小麦やジャガイモ、ビート(てんさい)などを作付けしています。しかし東川町は小麦など畑作物はほぼ作付けしていません。

コメ以外につくっていたとしてもトウキビやトマトなどで、富良野や美瑛とは作柄がずいぶん異なるのです。

これには理由があるのですが、長くなるのでまたいつか。

いずれにしても上川や空知、または十勝などの各地方は、畑や牧草などが印象的な光景をつくっていて「北海道らしい」とか「ヨーロッパのような」といわれます。

でも東川町に限っては、水田単作の光景です。

この意味で東川町はむしろ日本的、アジア的な、どこか懐かしい風景であるような気がするのです。

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